何かを持ちかけても、めんどくさそうな顔をされることもないだろう、という安心感を与えます。
したがって自然の勢いとして、何かと相談されることが多くなります。
柔和な人は皆に好かれる!
人は柔和な方がよいのでしょうか。
その答えはYesです。
人生は戦いの連続に違いありません。
インドの初代首相ネールは「愛は平和ではない。愛は戦いである。娘よ、そのことをよく覚えておきなさい。」という言葉を残しています。
しかし、その戦いは自分の内面における葛藤として、とどめておきたいものです。
あえて外面に出すものではないはずだからです。
表面上は、あくまで柔和にしていることこそ、人としての正しい姿ではないでしょうか。
柔和な人がいると周囲はどうなる?
柔和な人の持つ柔らかな空気は、周囲をふんわりと蔽います。
柔和な人の存在は、ビートルズのリンゴ・スターのように、雰囲気を和らげることが、圧倒的に多いものです。
集団をまとめるために欠かせない存在となっています。
話は変わりますが、ラグビーのチームでは、キャプテンとゲームキャプテンが異なっていることがあります。
キャプテンはチームをまとめていく中心として、大切な役割を担っています。
しかし実際の試合では、ゲームを組み立てるポジションの選手とは限りません。
そういうときにはゲームキャプテンを立て、試合の戦い方を任せるのです。
キャプテンは柔和な眼差しでメンバーをまとめる人、ゲームキャプテンは、切れ味鋭い戦略家、という感じでしょうか。
このシステムはなかなかの優れもので、一般の会社組織でも導入すればいい、と筆者は考えているのですが、みなさんはどう思われるでしょうか。
雰囲気が明るくなる
柔和な人の存在によって、集団内の雰囲気が和らげられれば、その集団ごとブラックホールに落ち込むような危険を避けることができます。
それどころか集団内では、次第に光が増していくことでしょう。
目的達成に向けてチームが勢い付きます。
柔和な人の存在は、集団の雰囲気を変化させる、触媒の役割を果たします。
ストレスが解消できる
柔和な人は、ストレスをため込むことがありません。
うまく発散しているというより、ストレスをストレスと感じとるセンサーの数が、もともと少ないように思えます。
からかわれたり、意に沿わないことがあったとしても、あまりストレスを感じないで済む体質なのです。
何かを始めるに当たっても、嫌だなあ、と思う警戒モードが、あまり働かないようなのです。
そのため、たいていのプロジェクトは、前向きにこなしていくことが可能となるのでしょう。
これはビジネス社会では、大きなアドバンテージになります。
優しい気持ちになれる
柔和な人は、目の前の現象に、いちいち目くじらを立てることはありません。
常に落ち着いて物事を見ているからです。
過剰反応することはなく、目先の利でちょこまかと動くこともありません。
何があっても泰然としているというわけではありませんが、温かい視線で物事を見つめているのがわかります。
すると周囲も一緒になって、自然に優しい気持ちになれるものです。
まとめ
本当に柔和な人というのは、とくにサラリーマン社会では、見かけなくなりました。