人の悪口や噂話をしないこと
柔和な人は人の悪口や噂話をほとんど言わない印象です。
回りまわって自分に跳ね返ってくるということを、社会経験上、学んでいるというわけではありません。
性格が安定していて、人のことで目くじらを立てることがないのです。
性格が安定していれば、やってはいけないことは自然に学び、身につくようになります。
人を疑うことも少なくてすみ、周囲の好感度は上がります。
わざとらしさはほとんどありません。
信頼できる人々に囲まれて過ごした時間が長かったということでしょう。
生活リズムが安定している
柔和で性格が安定している人は、生活のリズムも安定しています。
しかし、多少面白みに欠ける印象は否めません。
周囲にほとんど波風が立っていないからです。
ゴシップの対象となるようなトラブルはなく、ドラマ性は確かに不足しています。
しかし、それは欠点というにはあたりません。
周囲を明るくするという柔和な人ならではも長所は、それを補ってあまりあるものだからです。
冷静にじっくり考える
柔和な人は、じっくりと冷静に考えてから、やっと行動を起こす印象があります。
機敏という表現を使うのには、かなり無理があります。
むしろ腰の重い印象です。
じっくり考えますが、物事を深刻に考えすぎるようなところはありません。
理屈が先に立つという、うっとうしさもなく、安心できます。
こういうところにも、育ちのよい人の特徴が、とてもよく表れています。
人を疑わない
柔和な人は、人を疑ってかかることがありません。
いかにも人の好さが全開、といった風情です。
しかしこれは一方で、他人に対する慎重さを欠いているともいえます。
付け込まれるスキだらけかもしれません。
他人へのシンパシーの強さは、特に危険です。
他人に対しては、もっと冷静になり、じっくり吟味すべきでしょう。
あまり積極性はない
一般的に柔和な人は、ハングリー精神とは遠いところにいます。
切迫感や危機感といった感覚には疎く、物事への鋭いレスポンスは、欠けているほうです。
その結果、他人に対する働きかけは、ワンテンポ遅れがちとなります。
そうしているうちに、チャンスを逃すこともしばしばあったことでしょう。
積極果敢に人に働きかける印象はありません。
平和なときには、安心できる人ですが、ピンチのときは、周回遅れになる可能性もありそうです。
そのため頼りになる人ではあっても、組織内の出世のラインにのるかどうかは、はっきりしません。
また通常は、ギラギラした出世欲があるようにも見えません。
積極性を欠くと評価する人もいることでしょう。