仕事でも趣味でもスポーツでも、何でも器用に誰もできないようなことをいとも簡単にこなしてしまう。
しかし、簡単にできてしまうがゆえに、ある程度そのことを極めるとそれ以上は望まない。
一流までにはなれるけど、プロにはなれない。
そのような「器用貧乏」といわれる人は多いはずです。
周囲からは、「あの人は何も努力していないのに、何でも簡単にこなしてしまう」「元から才能があり、何でも器用にこなしてしまう」そう思われていることでしょう。
しかし、自身が器用貧乏の人からすれば、器用貧乏なりの悩みもあります。
ある程度のことを簡単にできてしまうため、何か一つに情熱を燃やして行動ができなかったり、本気で何かに取り組もうと何か実践するのが難しいのです。
人は何か自分の前に大きな壁があると、それを超えようと思い必死で努力をしますよね。
その壁を超えたいか、超えたくないかという気持ちは大事になりますが、超えたければ超えたいと思う事こそ、やってやろうという気持ちになるはずです。
しかし、その壁が低いものであったらどうでしょうか?
必死で努力しなければ超えれない壁だと思っていたのに、少しの努力で簡単に突破できてしまった。
そうなってしまうとそのこと自体が「簡単なちょろいことだったんだな」と思ってしまうことでしょう。
しかも、そんなことが色々とあれば、どれか一つに情熱を燃やすのは、逆に難しいと考えれます。
何でもできるんだから、どれもそれなりにやってこうなんて考えるものではなないでしょうか?
器用貧乏は、何でもできるがゆえに、色々なことに手を出してしまって最終的にはどっちつかず、という結果に終わってしまっている場合が多いです。
器用貧乏の人たちは、そんな自分に嫌気がさしているのではないでしょうか?
成功する人や何か称賛される人というのは、何か一つのことを徹底的に努力して、一つのことを極めた人が多いです。
器用貧乏の人は、そのような実力や能力を備えているにも関わらず、自分の能力や考え方ゆえに何かに成功するということができないでいるんですね。
今回はそんな、器用貧乏さんに向けて、器用貧乏を抜け出すためのマインドセット術をお伝えしていきます。
器用貧乏は長所?それとも短所?
はたして、器用貧乏という性格や特徴は長所なのか、短所なのかどうなのでしょうか?
これは人によっても意見や考え方は変わってくるでしょう。
自分が器用貧乏だったから、今まで得したことがあった人も多いでしょう。
逆に、器用貧乏だったために損したことがたくさんあったなんて方もいます。
要は捉え方の問題でもあります。
器用貧乏という特徴を最大限生かして生活が出来ている人は、完全に長所になるでしょう。
しかし、器用貧乏な生活が災いして生活などが窮屈になってしまっているのであれば、それは大きな短所となるでしょう。
客観的にみると、器用貧乏には長所も短所もあります。
そうでない人から見れば器用貧乏は「何でも簡単にできるんだから長所でしょう」なんて意見も多いんですね。
しかし、本人からすれば、色々な意見が分かれて出てくるはずです。
これは、自分が器用貧乏であるという人にしかわからないことですし、感じれない部分ともいえるでしょう。
器用貧乏な人に共通する9のこと
では、器用貧乏の人とは、どのような特徴を持っているのでしょうか?
正直、器用貧乏の人は人間的な能力でいえば、普通の人より高いのが特徴的ではないでしょうか?
基本的に器用ですし、どんなことでもこなすことができます。
理解力も高いですし、自分のこともしっかりわかっており、自分の意思も持つことができます。
ある程度、完成した人間であるということが挙げられます。
では、実際に共通することとは、どのようなことなのか具体的にみていきましょう。