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「いずれ」と「いづれ」はどちらが正...(続き4)

しかし、一般的な人生の送り方としては、大人になったら結婚して家庭を持つ人が多いです。

そうした一般的な考え方から、「おそらく自分の子どもも将来はそのようになるだろう」という予想を付けていいます。

例文3:「今回のような仕事のミスは、いずれまた起こるだろう。そのため、今から対応策をしっかりと考えておかなければならない。」

この例文では、仕事のミスがその内また起きるということを予想しています。

この場合の予想は、これまでのミスの頻度や状況などを総合的に見た上で、「おそらくはまた起こりうる」と予想されています。

そのため、「いつとははっきりと言えないが、きっとその内また起こる」という意味合いで「今回のようなミスがいずれまた起こる」と予想されているのです。

例文4:「この美しい桜の花も、いずれは散ってしまうだろう。」

この例文では、そう遠くない内に桜の花が散るということを表わしています。

生きとし生けるものは、生まれたら必ず死んでいきます。

その不変の真理を前提として、桜の花も咲いたら必ず散るということが分かります。

「いつ散るかは分からないが、その内必ず散るだろう」という予想から「いずれは散ってしまうだろう」と表現されています。

例文5:「虫歯は症状が軽い内に治療しないと、いずれはもっと酷くなってしまうだろう。」

この例文では、虫歯は放置しておくともっと酷くなるということを表わしています。

普通の体調不良とは違い、虫歯は一度なってしまうときちんと治療をしない限りはなかなか完治することはありません。

そのため、どんなに毎日歯磨きを欠かさずにしていても、治療をしなければその内必ず悪化してしまうだろうということが予想されます。

なので、「いずれはもっと酷くなってしまうだろう。」という表現がされているのです。

例文6:「今人間がやっている仕事も、その内機械にとって代わられるのだろう。」

この例文では、そう遠くない未来に人間の仕事を機械が行うようになるということが予想されています。

実際に、現代ではどんどん機械の開発が進み、あちこちの職場でAI機能を兼ね備えたロボットやドローンなどが人間の仕事の一部を行い始めています。

そうした現実が存在し、また今後も機械技術のさらなる発展が目に見えている状況ですので、「いつとは言えないがそう遠くない未来に」という意味合いで「いずれ」という言葉が使われています。

「いずれ」「いづれ」の類語

「いずれ」「いづれ」は物事がはっきりとしない場合に用いる言葉です。

どんな言葉にもそれに類似した言葉があるように、「いずれ」「いづれ」にもいくつかの類語があります。

「いずれ」「いづれ」は使い方によっては丁寧な言葉使いになることもありますので、場面に合わせてそれに類似した言葉に言い換える必要もあるでしょう。

どのような類語があるのかを以下にご紹介していきます。

間もなく

「間もなく」には、「その事態の実現にあまり時間を要しないさま」や「ほんの短い時間で」「すぐに・ほどなく」など意味があります。

もうすぐ事態が変化する際に、「間もなく」という言葉を用いてそれを相手に知らせます。

例えば駅のホームで、「間もなく電車がまいります」というアナウンスを耳にしたことがある人は多いでしょう。

これは、「もうすぐ電車が到着する」という意味で、誰もがアナウンスを聞いて「ああ、もうすぐ電車が来るのだな」と理解出来ます。

「間もなく」という言葉は、おおよそ事態が動くタイミングが分かっている時に使う言葉です。

「いずれ」「いづれ」の場合はまだ先のことが分かっていない時に使いますが、「間もなく」の場合にはある程度時期の予想が出来る時に使うことが多いです。

「間もなく」「もう間もなく」などの言葉で物事に対して使われています。

日常会話の中でも使い機会が多いでしょう。

近日中

「近日中」は、「数日中」という言葉で表現することもあります。

2、3日の間という意味ですので、ごく近い日にちの間で事態が変化する際に用いられます。

人によっては、4、5日の間や1週間以内にといった意味合いで用いられることもありますが、一般的には2、3日の間で意味が通っています。

そのためもしこちらが1週間以内のつもりで「近日中に」と伝えた場合に、3日が過ぎた時点で相手側から苦情や文句がある可能性があります。

近日中という言葉は、大抵の人は2、3日の間でと認識していますが、人によっては具体的な日にちがばらついていますので、はっきりとしない表現を嫌う人も中にはいます。