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バンザイのやり方。万歳三唱の仕方など(続き3)

そのためよく、これからバンザイをするという時には、司会者が「それでは皆様、万歳三唱の用意をお願い致します。」などと言うことがあります。

実際にバンザイをする時には「万歳三唱」とは叫ばずに、「バンザイ」と叫びます。

三唱とは読んで字の如く「3回唱える」ことですので、実際に口に出す言葉としては「バンザイ」だけです。

また、万歳三唱をする際の基本的なシチュエーションとしては、少なくとも複数人その場にいることが前提になります。

バンザイは普通1人だけで行うものではありません。

みんなで一緒になって行うものですので、万歳三唱をする時には周りに最低でも3~5人はいる必要があります。

その状態で周りの人と息を合わせて万歳三唱を行っていきます。

また、万歳三唱は個人的なことを皆で祝う場合にも行われますが、その場合には選挙で当選した時など、みんなの応援を受けた人がいる状態で行います。

それ以外の場合は、新しく店や会社を開く時や何かの門出の時など、みんなにとってめでたいことがある時に行うのが一般的です。

バンザイの音頭をとる代表者を決める

万歳三唱では、まず「誰がバンザイの音頭を取るか」ということを決めます。

それはその場に最も相応しい代表者が選ばれることが多く、それ以外では何らかの事情があって当事者がその場に出席できない場合に、代理の者が代わりに音頭を取ることがあります。

その場に最も相応しい代表者とは、例えば選挙の当選祝いであれば、選挙に当選した人が万歳三唱の音頭を取ることになります。

また、あまり例はありませんが受験などの合格祝いの場合には、受験に合格した人が音頭を取ることになるでしょう。

他にも新規オープンの店の門出を祝う場合には、その店の社長や会長、もしくは店長などが音頭を取ります。

基本的にはその場に最も相応しい当事者が万歳三唱を行いますが、実際に「バンザイ!」と掛け声を上げるまでにその流れを説明、誘導するのは司会者の役目であることが多いです。

例えば「それでは皆様、◯◯に続いて万歳三唱をお願い致します。」と司会者や進行役が説明した後で、代表者が「バンザイ!」と発した掛け声に続いて周りも万歳三唱をすることが多いです。

このように、万歳三唱をする前には必ずそれを行う代表者を決めておく必要があります。

代表者の紹介

誰がバンザイをするかを決めて、実際に万歳三唱を行う前に、まずは代表者について紹介する時間がもうけられます。

多くの場合、その代表者が何故万歳三唱をするに至ったのか、すなわちその人にどんなおめでたいことが起こったのかを司会者が説明します。

例えば選挙の当選祝いであれば、司会者が当選者のこれまでの功績やどれだけ市民のために努力をしてきたのかを周りに説明し、その上でこれからの当選者の成功と繁栄を願う意味でもバンザイの音頭を取ろうとします。

また、スポーツ大会で優勝したチームであれば、そのチームのこれまでの頑張りを讃えて万歳三唱の音頭を取りますし、新規に店や会社を開く場合には、代表者のこれまでの経歴や業績などを紹介した上で、今後の店や会社の繁栄、発展を祝って万歳三唱を行います。

万歳三唱は複数人~数百名単位の大勢で行うのが一般的ですので、その場に居合わせた人の中には代表者についてよく知らない人もいるでしょう。

そうした人たちや来賓などに対して代表者を紹介し、知ってもらった上で一緒に万歳三唱をしてもらいます。

全員が起立をする

万歳三唱をする際には、必ず全員が起立をします。

例え成り行き上その場に居合わせただけという人がいても、その場の流れに合わせて一緒に参加するのがマナーです。

それまで会食をしていたり、会話を楽しんでいたりした人たちも、万歳三唱を行う際には誰もが司会者と代表者に注目します。

そして、席に座っていたのであれば司会者の指示でその場から立ち上がります。

もし身体的な事情があって立つことが出来ない場合には、もちろん座ったままの状態でも参加することが出来ます。

万歳三唱はいわば儀式的なものですので、行う前にはそうしてきちんと立ち上がり、礼儀を持って向き合う姿勢が求められます。

もし司会者が「起立してください」と指示を出さなくとも、これから万歳三唱をするという流れになれば、誰からともなく自然と起立をするのが常識でしょう。

代表者の挨拶

万歳三唱を行う流れになると、その場にいる参加者は全員起立します。

そして司会者が代表者を紹介したところで、それをうけて代表者が挨拶をします。

挨拶の内容は代表者によってさまざまです。

例えば新しく会社を起ち上げる場合には、代表者は今日という日のめでたさを祝い、また今後の抱負や会社の未来についての願いを述べた上で、万歳三唱に移ります。

また、何かの大会で優勝したのなら、これまでの自分たちの努力や頑張りについて述べ、その結果今を迎えることが出来たという喜びの気持ちを述べてから万歳三唱を行うでしょう。

代表者はその場に相応しい挨拶の内容をする必要があります。