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バンザイのやり方。万歳三唱の仕方など(続き4)

また、時々あるのが、代表者が自分の感情に酔ってしまい、長々と演説めいた挨拶になってしまうことです。

その場の全員が代表者を祝う気持ちがあったとしても、あまりにも自己陶酔した長い挨拶は、誰でも聞いていて呆れてしまったり、うんざりしてしまったりするでしょう。

そうなるとせっかくその場のおめでたい雰囲気が減ってしまいますので、代表者は出来るだけ短い時間で分かりやすく挨拶の内容を述べることが求められます。

また、挨拶の際には自分の話はもちろんしますが、その場に集まっている人たちに対する感謝の言葉も忘れてはなりません。

代表者が関係者に対して謙虚な感謝の気持ちを持っていれば、それだけその場の人たちも代表者を祝う気持ちが一層強くなり、その場に一体感や強い絆の気持ちが生まれます。

代表者が「バンザイ!」と言う

代表者が挨拶の最後に、「では◯◯を祝しまして・・・」や「◯◯の発展と成功を祝って・・・」などと、万歳三唱に繋げる言葉を言った後で、最後に「バンザイ!」と大声で叫びます。

この時のバンザイの掛け声は大きければ大きいほどいいとされており、反対に小声では良くないとされています。

これからの門出や祝福の掛け声をするのにそれが小声では拍子抜けしてしまいますし、今後の発展を願うにしては頼りない印象になってしまうでしょう。

めでたいことほど大きな声で発することが良いとされていますので、バンザイを叫ぶ時には出来る限りの大声で発するようにします。

そして「バンザイ!!」と言うと同時に代表者は両手を高く、大きく振り上げます。

その後で他の人たちも続きますので、代表者は皆を先導するような気持ちで両手を高く上げながらバンザイを言いましょう。

続いてその場の全員が「バンザイ!!」と言ったら、それを3回繰り返して万歳三唱となります。

全員が「バンザイ!」と唱和し両手をあげる

代表者が「バンザイ!」と言って両手を高く振り上げたら、その場にいる人は代表者に続いて一斉に「バンザイ!」と声を上げ、同じように両手を高く振り上げます。

万歳三唱は全員の一体感を高める行為ですので、周りの人たちと同じタイミングになるようにバンザイを行いましょう。

全員バラバラにバンザイをしては折角の一体感が台無しになってしまいますし、まとまりがなく傍から見ても締まりがない様子に映ってしまいます。

全員一斉でのバンザイのタイミングとしては、代表者が「バンザイ!」と言った後で、一呼吸おいてから続けて自分たちも「バンザイ!」と万歳三唱するのが良いでしょう。

あくまでも全員一緒に行うことが重要ですので、他の人よりも目立とうとして一人だけ早いタイミングでバンザイをしたり、わざと遅れてバンザイをしたりするのは止めましょう。

ただ悪目立ちをしてしまうだけで、周囲からは「場の空気の読めないやつ」と思われてしまいます。

代表者は3回続けてバンザイを行いますので、周りの人たちはそれと同様に3回バンザイを行って、万歳三唱は終了となります。

手のひらの向きに注意

万歳三唱をする際には、手のひらの向きに注意しましょう。

両手をだらりと下げた状態から勢いよく頭上へと振り上げると、自然と両の手のひらが正面を向く形になると思います。

万歳三唱もそのように、両手を振り上げる時には両手の手のひらが前を向くようにしましょう。

変に意識をせずとも、自然と手のひらは前を向く形になりますので、そのままバンザイを行えば問題はありません。

基本的にはそのような形でバンザイを行いますが、さらにピンと両手を伸ばして、少し両手が反るような形で手のひらを正面に向けるのが理想的です。

また、指先にも力を入れて、しっかりと伸ばした姿勢が美しいバンザイの姿と言えるでしょう。

せっかく両手を振り上げても、手の向きがおかしかったり、指先に力が入っておらずだらりとしていたりすると、バンザイの姿勢としてはおかしく、またやる気がないように見えてしまいますので注意しましょう。

お祝いの言葉や拍手を送る

万歳三唱をした直後には、代表者に対してお祝いの言葉や拍手を送ることが多いです。

例えばスポーツ大会で優勝した人であれば、万歳三唱の後で「おめでとう!」や「よくやった!」などの祝福の言葉をかけることが多いですし、これから新たな門出となる場合には、「頑張れよ!」や「しっかり!」などと励ましの言葉を送ることもあります。

このようにお祝いや励ましの言葉をかけ合う場合には、万歳三唱をする人たち同士の距離や関係が近いことが多いです。

一方で、ビジネス関係の場合や形式的に万歳三唱が行われる場合には、万歳三唱の後でかけ声がある代わりに拍手でもってその場を締めることも多いです。

もちろんお祝いの言葉と拍手が同時に送られる場合もあります。

万歳三唱でその場に一体感を生み出すと、自然と笑顔になったり和やかなムードになったりすることもありますので、そうした時には自然とお祝いの言葉や拍手が沸き起こりやすくなります。

️その他バンザイにかわるもの

お祝い事の際や、新たな門出にエールを送る場合には、一般的に万歳三唱が行われています。

しかし、万歳三唱以外にもいくつかのそれに代わるものがあります。

それは地域によってやり方が違っていたり、また何をお祝いするかによっても違っていたりします。