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バンザイのやり方。万歳三唱の仕方など(続き5)

万歳三唱はいわば最も一般的に行われている祝いごとの儀式であり、どんな祝い方をすれば良いのか分からない場合には万歳三唱をしておけば間違いはないという、最も無難なやり方でもあります。

もし万歳三唱に代わるやり方をする場合には、知らなければ戸惑ってしまうことになりますので、事前知識としてバンザイに代わるものを知っておいた方が良いでしょう。

以下にいくつかそれをご紹介していきます。

️手締め

手締めとは日本の風習の一つで、物事の決着や成就を祝って、関係者が揃って拍子を合わせて手を打つことです。

手打ちともいい、日本で古くから行われています。

既に物事に決着がついたことを祝う意味でも行われていますので、現在・過去・未来と時系列には関係なく現在でも行われています。

手締めは元々、商取引の成立の時に手を打ったのが始まりだとされています。

交渉事などの時に、「この辺りで手を打とう」という言葉を使うことがありますが、この「手を打つ」とは手締めの行為からきています。

また、さらに古い起源としては、神社で打つ柏手があります。

現在でも歌舞伎や相撲、商談など、さまざまな場面で手締めの行為は行われています。

手締めにはいくつかの種類がありますので、それらを以下にご紹介していきます。

江戸締め

手締めは地方によってリズムや掛け声、回数などが違っています。

それらは大きく江戸締めと大阪締めに分けられています。

その中でも江戸締めは全国的に広く行われており、「一本締め」「三本締め」「一丁締め」などの種類があります。

また手締めを行う際には行う前や間に「イヨー」「ヨッ」「もう一丁」などの掛け声があるのが特徴です。

あなた自身、これまでの人生で一度はやったことがあると思います。

複数人でその場で出来ますので、万歳三唱よりも気軽に行われています。

一本締め

一本締めは、3回・3回・3回・1回と手を打つのが一般的な流れです。

リズムとしては、まず
「お手を拝借」と代表者が言い、その後で「タンタンタン・タンタンタン・タンタンタン・タン」と手を打ち、最後に「ありがとうございました」の言葉と拍手で締めることが多いです。

「三本締め」では合間の掛け声を入れながらこれを3通り繰り返し、また「一丁締め」は1回だけ手を打ってその場を締めるというやり方です。

大阪締め

大阪締めは、大阪を中心として行われている手締めです。

大阪では「手打ち」と言われています。

一般的な流れとしては、代表者が「打-ちまひょ」と言ったら周りが同じく「打-ちまひょ」と繰り返し、「パンパン」と手打ちをします。

続いて代表者が「もひとつせ」と言い「パンパン」と手打ちをし、「祝うて三度」と言った後で3回手打ちをします。

この時の手打ちのリズムは地域によって「パパン・パン」や「パン・パン・パン」などさまざまです。

その後「おめでとうございますー」と代表者が言ったらみんなで拍手をして場を締めます。

江戸締めや大阪締め以外にも「博多手一本」や「名古屋ナモ締め」など、地域によってさまざまな手締めのやり方があります。

️胴上げ

よくスポーツの試合で優勝した人やチームが、監督を胴上げしている光景を目にすることがあります。

この胴上げは、バンザイのおめでたいという気持ちをより一層強く表現したものになっています。

喜びの感情が爆発し、万歳三唱するだけでは気持ちが抑えられずに、感極まって胴上げの行為に繋がっていると考えられます。

そのため、監督や指導者を複数人で囲んで、その体を持ち上げて、下から上へとその体を投げる胴上げの行為を行いながら、同時に「バンザイ!」の言葉を叫びます。

胴上げは基本的にはスポーツの場においてよくされる行為であり、それ以外の場ではあまりされることはありません。

️正しいバンザイでお祝いを!

いかがでしたでしょうか?