仕事にせよ、プライベートにせよ、私達は人と関わりながら生きていく生き物ですから、コミュニケーション能力は必要不可欠。
そして、その能力によって、時に相手の関心をひいたり、説得したり、諭したり、喜ばせたりするのです。
ただコミュニケーションを取ればいいのではなく、相手を思いやる優しさや心遣いを持って交流がはかれるかどうかが、人としての価値を高める決め手の部分になります。
伊達男と言われるような人は、人を惹き付ける話し方や話題提供をする能力に定評がある人が多いのですが、これは伊達男の特徴でもある積極性や行動力から多くの人と関わり、経験を積む中で養われた観察力で相手の求めることを的確に見定められるからなのでしょう。
ファッションの流行に敏感
伊達男の代表的な特徴のひとつに、ファッション好きという要素があります。
伊達男を頭のなかでイメージしてみると、キッチリとしたお洒落な洋服に身を包んだ男性が思い浮かぶのではないでしょうか。
伊達男の好むファッションは、着る人を選ぶ服が多いため、平々凡々な人が同じ服装をしてもちょっと浮いてしまいます。
これは、伊達男の目立ちたい精神が反映された部分でもあります。
人と同じであることを好まず、自分なりの個性や、かっこよさの定義を貫くため、なかなか常人が真似しづらい服装を好みます。
しかし、それが似合っていてこそ、伊達男というもの。
周りが簡単に真似できないスタイルを完成させてしまう独特のオーラがあるんです。
まるでその人のために誂えたかのように見えてくる気さえしますね。
伊達男の小粋でファッショナブルな服装は、独自のセンスやこだわりはもちろん、しっかりと時代の流行を取り入れて、トレンディに仕上げています。
これも、ただ自分自身の感性を貫くだけでなく、客観的な視点や評価を考慮できる柔軟さを兼ね備えた伊達男だからできる技。
ただの個性派ファッションに留めないところが流石といったところです。
新しい物好き
ファッション好きという所からも分かる通り、伊達男は流行りのものや真新しいものにとても敏感です。
トレンドに乗り遅れて、時代遅れなんていうことには、まずなりません。
常に時代の流れを先読みして、最新の情報に高いアンテナを張っており、本当に良いものとそうでないものを、自らの目で確かめ無くては気が済まない…というタイプも多くいます。
物事の善し悪しを人の判断に委ねずに、自らの目で見極めるということは、とても大切なことです。
新しいものを吸収するという行為は、情報収集力や多様な知識を蓄えることができるため、自身の成長にも繋がります。
多くの物事に触れ、審美眼を磨くことで、人としての深みも増すでしょう。
ですから、伊達男と言われる男性は知識の幅が広く、博識であることが多いのです。
気配りが上手い
常にアンテナを張り巡らせ、さまざまな情報を吸収しているということは、それだけ視野が広いということ。
視野が広く、多くのことに気を配れる人は、人との付き合い方も上手です。
置かれている状況を瞬時に察知するだけでなく、豊富な経験から導き出した適切な判断と、それを実行する行動力があれば、その場に応じた臨機応変な応対がスムーズにおこなえるでしょう。
正にモテる男としての条件が揃い踏みですね。
どんな時も狼狽えず、冷静かつ的確な判断でスマートに立ち振る舞える人は、仕事でも私生活でも頼りになります。
人をよく観察している
その場の状況を読み抜き、トレンドを掴む情報収集力にも長けているとなれば、もちろんその対象が人間であっても造作はありません。
伊達男には、人の本質を細かく見抜く能力にも定評がある男性が多いのです。
これまで紹介してきた特徴からも充分わかるように、伊達男の基本姿勢は、常に周りのためであり、それが自分の為でもあります。
他人と関わることで、自分自身の価値をより高めていくスタイルなので、人との付き合い方やコミュニケーションには並々ならぬパワーを注いでいます。
コミュニケーションをより円滑かつ深いものにしていくには、なんとなくのノリとテンションでは到底無理な話。
きちんと相手の本質を見極めて、最もその人に相応しい対応をするべきです。
それも、相手が重要な人物であればあるほど、出会った瞬間から抜かりなく、相手の懐に深く入り込む為の最良手段を探し当てなければなりません。
そのために必要なのは、人を見る目。
相手の仕草や話し方、目線や持ち物など、あらゆる要素を良く観察し、自分自身の持つ最も有効な手段でその人の求めるものを与えてあげるのです。