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ロシア人男女の8個の特徴と恋愛観(続き2)

2.疑い深い

これは単に性格上の特徴というより、歴史の中でそうならざるを得なかった部分を挙げておく必要があります。

本来の性格でいえば竹を割ったような(はっきりした)性格の人が多く、厳しいというよりは怠けがちです。

しかし、ソ連崩壊後に周辺諸国が独立し、またロシア人への差別が加速したためロシア人はロシアへ移住しなければならなくなりました。

これは戦前の話ではなく、たった30年のことですから疑い深くなるのも無理ありません。

政府は信用できない

同じく、ロシアの歴史は長くてもロシア連邦になってからはまだ30年も経っていませんから、政治的な不信があるのはいたしかたないことのようにも思えます。

とはいえ、現大統領のプーチン氏の支持率は驚異の80%超えで、大統領制ながらもう長いことプーチン氏の一強体制が続いています。

一方、ソ連崩壊後のロシアでは富裕層の権力が強いといわれており、腐敗しているという声も少なくありません。

また、共和国の中には現在も独立を主張している国がいくつかあり、関連したテロも起きています。

未だに少数民族への暴力事件は多発していたり、同じ白人でも生粋のロシア人の顔でなければ職質に合うこともあるそうです。

メディアも政府寄りの報道が多いというのは有名な話で、犯人と政府の関与について真偽のほどは不明瞭になっていますが政権批判をしていた人権弁護士と女性記者が射殺された事件もあったほどです。

銀行封鎖も経験

記憶に新しいのは2013年のキプロスの預金封鎖です。

キプロスは小さな島国ですが、金融センターとしてロシアの富裕層から多額の預金を集めており、それに伴って投資先も増やす必要が出ました。

そこで付き合いの深いギリシャの国債を買ったわけですが、ニュースにもなったとおりギリシャの財政は破綻。

当然国債の価値も大暴落、紙切れ同然になりました。

キプロスは大損をくらったわけです。

そこで行われたのが預金封鎖です。

金融機関による預金封鎖は単に引きだせなくするだけですが、政府の預金封鎖は財政が破たんしそうになった時、銀行預金、つまり預けている人の資産に対して課税して政府収入とすることを指します。

キプロスの場合、EUとIMFが預金封鎖を条件に支援することになったため、10万ユーロ以下の預金者には6.75%、10万ユーロ以上は9.9%の預金税を課すことで話が進みました。

現在のレートでいくと1ユーロ130円くらいですから、この条件が通ってしまうと翌日には1,300万円預けていた人の預金から急に130万円が消えうせるということになります。

しかし結局のところ条件はより厳しいものとなります。

10万ユーロ以下は全額保護になったものの、10万ユーロを超える分の47.5%をキプロス銀行の株券への転換、ライキ銀行の場合は10万ユーロより多い預金は全額没収となりました。

これは個人も法人も関係なかったためロシアの人々にとって大ダメージでした。

しかも条件の決定は別として預金封鎖を発表してからATMからお金を引きだせなくなったため、キプロスではブルドーザーで銀行に突撃するという事件もおきました。

政治とお金という大事な問題を抱えて疑い深くならない方が無理な話です。

3.好奇心旺盛

知らないことを知りたいという気持ちが強い傾向があります。

思ったことを口にするので「なんで?」「どうして?」「それで?」と話の続きを促すことも多いです。

あるいは、傷つけたり不快な気持ちにさせるつもりは微塵もないけれども、日本人からすると「そんなにつっこんだこと言わないでよ」と思うようなことも素直に口にします。

日本人は頭に浮かんだことを一度反芻してから口にするのが美徳と思っている節がありますから、この率直さに驚いたり少しうらやましいと思うかもしれません。

自分で考えて動く

疑い深いこととも関係していますが、自分でよく考えて行動しないと痛い目に合うことがよくわかっているので納得しないと動きません。

良くも悪くもソ連時代の徹底した教育政策の結果、ロシアの識字率は世界各国と比べても極めて高く、識字率が高いということは主体的に物事を調べることにもつながっています。

思ったことはすぐ質問

疑問が浮かべばすぐさま質問をぶつけて解決しようとします。

自分自身が裏表なくあっけらかんと全て話すので相手も答えてくれるだろうと期待しているところもあります。

声が大きいのも、相手からどう思われるかより自分が何を伝えたいかを重視しているからとも言われています。

4.パーティーが好き


ロシア人にとってパーティというのは年に数回あるかないかの大イベントなんかではなく日常です。