冬季五輪でロシア選手の美しさにやられてしまった人も多いのではないでしょうか。
2020年の東京五輪も開催されることですし、これからは国際的な出会いも増えていくかもしれません。
そこで、今回はロシア人の特徴について見ていきましょう。
一口にロシア人と言っても、日本人にも様々な人がいるようにロシアも色んなタイプの人がいますが、総合した国民性のようなものをご紹介します。
ロシア人とは?
ロシアの正式名称はロシア連邦です。
ここでロシアの基本データを外務省のサイトから参照します。
面積は日本の45倍、アメリカの2倍となる約1,710万㎢、人口は1億4,860万人、首都はモスクワで公用語はロシア語、宗教はロシア正教、イスラム教、仏教、ユダヤ教などがあります。
国土は広いですが、とても寒い地域で人が住んでいるのはごく一部です。
また、アジアからヨーロッパまで国境が接しているので宗教がいくつかあるのも当然の流れといえます。
建築様式や言語も独特の文化を持っている国であり、その国民性もヨーロッパともアジアとも違った存在といえます。
他民族国家
ロシア連邦は共和国や州が83もある連邦国家です。
そのため、アメリカのように王様ではなく大統領が国を治めています。
歴史を紐解くと、3世紀~8世紀までの東スラブ人からキエフ大公国、分裂を経て一時はモンゴルに制圧もされます。
後に現在の首都となるモスクワ大公国がロシア公国を統合しなおしてロシア帝国となりました。
30代以降の年齢の人にとっては記憶に新しいソビエト連邦の崩壊は1991年で、現在のロシア連邦に至ります。
連邦国家内のそれぞれの共和国には約180の民族が暮らしていると言われています。
ロシア人が約8割ですが、タタール人、ウクライナ人、パシキール人など多くの民族がいてそれぞれに文化や宗教を持っており、タタール人はトルコとのつながりからトルコ語を話したりします。
ロシア人の8個の特徴
ではまずロシア人全般の特徴を見ていきましょう。
あくまで傾向というだけなので全員がそうであるとは思わないようにしてください。
日本人は大人しいとか、礼儀正しいとかいう世界のイメージみたいなものです。
実際には日本人でもアグレッシブな人もいればマナーもへったくれもないような野蛮人もいますから、そういうことと考えましょう。
1.声が大きい
ロシア人は日本人と比べると声が大きい傾向にあります。
ただ、これは何もロシアに限ったことではありません。
世界と比べると日本の声が小さい傾向にあるからです。
ロシア人の国民性としてハッキリ物を言うのが好まれるというのがよく言われることですが、発音の違いに注目して見ると声が大きい理由がわかりやすいです。
日本語というのは曖昧な発音でも文脈から察する文化なので、単語の音自体は複雑ではなく、アクセントや発音にそれほど重きを置いていません。
「す」の発音が「su」でも「th」でも、「る」が「ru」だろうと「lu」だろうと違いが無いことからもよくわかります。
一方、諸外国の言語というのは発音によって大きく意味が異なる単語が多いです。
英語は中学でも勉強するのでご存知の通りですが、中国語は同じ「a」にも4つの声調があって音の上がり下がり、一定かどうかだけでも意味が変わるので1つの文章の中にたくさんの音が混じり合います。
これが日本人からするとうるさく感じられたり喧嘩をしているように思える理由です。
ロシア語も発音がやっかいな言語の1つです。
似通った音で意味の違う言葉がたくさんあるだけでなく、単語の中に複雑な音の違いを持っています。
アクセントの位置にもとくにルールがなく不規則で、単語ごとの発音というよりひとまとまりで発音するという難しい特徴もあります。
音の使い分けが激しい言語は総じて声が大きい人が多いです。
これは、小声では正確に相手へ伝えるのが難しいからかもしれません。