表情に加えて声の調子というのもとても重要な要素になってきます。
明るい声、さわやかな声、その時々のシーンに合った声が出せる人は、感じが良いなと思われがちです。
少し高めのトーンが、一般的には好感度を得やすいと言われています。
そして実は、声が良いトーンということは、姿勢も良いのです。
さわやかな声を出すには、姿勢が良くないときちんとした声は出てきません。
身体に変な力が入っていたり、背筋がまがったりしているとマイナスです。
話し方という聴覚情報が良いだけではなく、見た目という資格情報の面からも相手に良い印象を与えます。
優しいトーンで声の高低を変えながら話すことは、説得力がまして相手にも伝わりやすくなります。
よい雰囲気で話してくれる人には、印象がよくなって親近感もわきやすいですね。
10、サポートするのがうまい
自分が何か困っているときに手を差し伸べてくれる人に対して、親身さを感じることはごく当たり前ですよね。
手を差し伸べると一口に言っても簡単なことではありません。
サポートをするのがうまい人は、そのタイミングやどれだけサポートするのか、周りをよく見ています。
気にかけてくれているという安心感は心の距離を近いものにし、安心感は信頼感へ、信頼感は親近感へ繋がっていきます。
11、同じ経験をしてきている
立場の違う人同士、例えば社長と新入社員だとか、国王と平民だとかは一般常識的に考えてお互いのことを「親近感を覚えるなぁ」なんて思っているとは言いがたい関係だと思います。
政治家が高級スーツを着ていた場合、「金持ちだから一般市民の感覚がなくて気持ちがわからないんだ!」っていう理屈は一理あります。
親近感がないということですね。
ですが、社長が実は同期がどんどん出世する中取り残された当初は落ちこぼれ組だったとか、国王の好物が家庭料理の肉じゃがだったり、政治家が立派な出で立ちに見えるように中古で買った高級スーツを着ていたりしたら、なんとなく親近感も湧いてきそうです。
それはきっと、自分と同じ境遇を体験していたり、母の味を知っていたり、金銭の苦労を理解していたりと共通する経験があるんだと知ったからでしょう。
たとえ話ですが。
日本人がもつ共通の経験
日本には9年間の義務教育が存在します。
また、十割に近い人が高校へ進学しています。
土地や校舎こそ違いますが、学校行事や教育内容が大きく違うことはありません。
日本で育つ日本人のほぼ全てが持つ共通の経験に他なりません。
小説やドラマなどに所謂「学園モノ」が多いのはそういった共通の経験があるからこそなのではないでしょうか。
物語がどんなに素っ頓狂なものであっても学校という舞台設定に親近感を持てないということは日本人にはいないでしょう。
12、すぐに仲良くなれる
これまでに述べてきたことの延長にある親近感がわく人に共通する特徴、それが「すぐに仲良くなれる」というもの。
すぐに仲良くなるというのは誰とでもというわけではありません。
だれかれ構わずすぐに仲良くなるということそのものはすごいことかもしれませんが、それだけで親近感がわくわけではありませんよね。
なにかお互いの共通の話題があって、意気投合さえすれば親近感がどっと湧いて出て仲良くなるのはあっという間です。
自分だけでなく、相手もきっと親近感を覚えていることでしょう。
13、話しやすい雰囲気がある
むしろ話しにくい雰囲気がある人に親近感を覚えるのはなかなか難しいですよね。
自分自身が話しにくい雰囲気を纏っているんだという自己分析があるならともかく、そうでないなら親近感を覚えるための会話を始めるのが難しいですもんね。
笑顔が気持ちよくて気さくで朗らかで、親身になって話を聞いてくれる聞き上手で、それでいて共感してくれる人にはそれは親近感を抱かずにはいられません。
ノリもすごくいい感じ
誘いを断らないというのも親近感がわく人に共通する特徴です。