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いけしゃあしゃあとはどういう意味?...(続き3)

どちらも悪い意味を表わす言葉ですので、2つを合わせることによって、「より図々しい人」「とても厚かましい人」といった悪い部分が強調された言い方になりました。

この「いけしゃあしゃあ」とは、本来は何の問題もない、ごく一般的な人から性根の悪い人を見た時に使う言葉ですので、性根の悪い人が誰かに対して「いけしゃあしゃあ」という言葉を使っていても、あまり説得力はないでしょう。

「いけしゃあしゃあ」は使い方によっては悪口にもなりますが、大抵はそう言われてしまうほどに他人に迷惑をかける人に対して用いられることの多い言葉ですので、それを使う当人が責められる立場になることはあまりないでしょう。

いけしゃあしゃあの使い方


「いけしゃあしゃあ」は、どのような場面でどんなふうに使うのが正しい使い方なのでしょうか?

例え「いけしゃあしゃあ」の意味を理解していても、使い方を間違えてしまうと聞いている人に違和感を与えたり「その使い方は違うんじゃない?」と指摘されたりすることになりかねません。

そのため、正しく言葉を使うためにも、どんな場面で使うべきなのかをきちんと把握しておきましょう。

以下に例文と共に使い方をご紹介していきます。

「いけしゃあしゃあ」の使い方がよく分からないという人は、ぜひ参考にしてみてください。

いけしゃあしゃあとやってのける


他人の迷惑になるような行動を、一切周りを気にすることなくやってのける人に対して、「いけしゃあしゃあとやってのける」と使うことがあります。

例えばタクシー乗り場でタクシーに乗ろうとしていた人の横から、「ちょっと急いでいるから」と言って乗ろうとしている人を押しのけて、自分がさっさと乗ってしまう人がいるとします。

押しのけられた人は当然「自分が先だぞ」と文句を言いますが、それを一切無視して「◯◯まで」と運転手に行き先を告げる横入りの人の行動を、「よくいけしゃあしゃあとやってのけるなぁ」と表現することがあります。

「やってのける」という言葉には、一般的な「やる」という意味ではなく、「普通ならばやらないようなことをやってしまう」といった意味が込められています。

そのため、「普通ならばやらないような、他人に迷惑をかける図々しい行為をやってしまう人」という意味で「いけしゃあしゃあとやってのける」と使っていることが多いです。

いけしゃあしゃあとした顔つき


他人に迷惑をかけておきながら、それを全く気にせずに平然とした顔をしている人に対して、「いけしゃあしゃあとした顔つき」と表現することがあります。

この場合の「いけしゃあしゃあ」とは、ふてぶてしいといった意味とも似ています。

いけしゃあしゃあとした顔つきをしている人は、「他人に迷惑をかけておきながら、普通では考えられないようなふてぶてしい態度を取っているさま」でもあるため、周りの人たちからは嫌がられたり、疎ましがられたりしている可能性が高いです。

あんなに怒られたのにいけしゃあしゃあとしている


会社の上司や親、目上の人などから散々怒られておきながら、それでも平然とした態度を取っている人に対して、「あんなに怒られたのにいけしゃあしゃあとしている」と使うことがあります。

理不尽な理由でもない限りは、自分が悪いことや失敗をして目上の人から怒られた時には、誰でも反省の態度を示します。

例え本心では反省していなかったとしても、表面上は相手の留飲を下げるために、「申し訳ありません」と頭を下げたり、謝罪の言葉を口にしたり、反省しているといった表情を浮かべたりすることでしょう。

しかし、いけしゃあしゃあとしている人の場合には、「自分が悪い」という考えが頭にないため、例えどれだけ怒られても、それで反省の意志を示すことはありません。

それどころか人によっては、「何故自分が怒られなければならないのか」と不服に思い、不満げな態度を取る人もいるでしょう。

そうした反省の無さをそのまま顔や態度に出してしまっている人は、人から怒られてもいけしゃあしゃあとした態度を崩すことがありません。

しかしそんな態度ではもちろん相手を余計に怒らせてしまうだけですので、どんどん自分が不利な状況に追い込まれたり、怒られる時間が伸びてしまったりするだけでしょう。

いけしゃあしゃあの類語


「いけしゃあしゃあ」は、「憎らしいほど平然としているさま」です。

すなわち、誰に何を言われたり思われたりしても、全然平気な様子だったり、人様に迷惑をかけても平然としていたりする人に対して用いる言葉です。

この「いけしゃあしゃあ」には、いくつかの類語があります。

現在ではとくに若い人たちで「いけしゃあしゃあ」という言葉を知らない人もいますので、そうした人を前に使う時には、「いけしゃあしゃあ」の類語を用いることもあるでしょう。

では、「いけしゃあしゃあ」にはどのような類語があるのでしょうか?

以下にご紹介していきます。

ふてぶてしい


「ふてぶてしい」は「平然と図太く構えているさま」や「憎らしいほど図々しいさま」という意味です。

そのため「いけしゃあしゃあ」とよく似た類語として、日常会話の中でも使われることが多いです。

心底相手を憎らしく思っている時や気に入らない時に使われる言葉でもありますので、「あの人は本当にふてぶてしいなぁ!」と口にする時には、その言葉の語気が強くなることも珍しくはないでしょう。

一方で、例えば猫や犬など、動物が何とも言えない構えた表情で座ったり寝ていたりするポーズを見た時に、つい「ふてぶてしいなぁ」と言葉を使うこともあります。

しかしこの場合の「ふてぶてしい」は、本心からの憎らしいという意味ではなく、「憎たらしいけれども可愛らしい」といった愛着や愛情を表現しています。

「腹が立つけど可愛い」のように、子憎らしさと可愛らしさが混在している場合には、それを口にする人の顔には笑顔が浮かんでいることが多いため、どのような意味で「ふてぶてしい」という言葉が使われているのか分からない場合には、それを言っている人の表情で判断することも出来ます。

世にはばかる


「憎まれっ子世にはばかる」ということわざを聞いたことがありますか?

これは、「人から恨まれるような人間の方が、かえって世間では威勢を振るうものだ」という意味のことわざです。

例えばあなたの前に、良い人と悪い人がいるとします。

良い人は大人しくて気遣いも出来て、あなたの手を一切煩わせません。

一方で、悪い人は何かと問題ばかりを起こして、あなたに迷惑をかけて危なっかしくて目が離せない状態です。

この2人を比べた場合に、選ばれるのは常に良い人でしょう。

しかし、周りの人やあなたが常に目が離せずに意識を集中させるのは悪い人です。

つまりは、問題がある人や周りに迷惑をかける人、悪い人の方が世間から何かと注目されるのです。