そういった時にチーム一丸となってやるという雰囲気づくり、チームの目標達成のためにやるんだというモチベーションづくりが大切になってきます。
ですからチームを率いる者は全員にそういった意思統一を図らなければなりません。
経験した人ならわかると思いますが、仕事でも何でもチームにまとまりがでてきて一丸となった時は、一人ででは考えられないようなことをやることが可能になってきます。
共に戦って大きな成果を生み出すことができれば、誰のおかげとかそういったことは抜きにしてWIN-WINで皆がハッピーになれるのです。
頑張っている姿を見せる
また、リーダーがああしろ、こうしろと言うだけでは部下はついてきません。
まず率先して行動する、頑張る姿を見せてこそ下の者はついてくるというものです。
下の者からすると、普段がみがみと説教ばかりして、この上司は本当に信頼してついてゆくのに足る人なのかと思っていると思います。
そこで先陣を切って行動する姿をみせてこそ尊敬というものが集まり、部下たちもついていこう、俺たちも頑張らねばという気持ちが生まれてチームが強くなってゆくのです。
部下には口でがみがみ言うより、自ら行動して背中で語るという気でいないとだめです。
特に現代社会を生きる若者はドライな性格の子が多く、感情論だけを並びたてても全く響かないし、ついてきません。
やはり、行動、結果、成果、経験とあらゆる目に見える事実を見せてあげるのが一番信頼を得るやり方なのではないでしょうか。
5.応援する
日本には応援するという文化があります。
これは日本独特のものであるとも言えると思います。
例えば秋葉原など各県の主要都市をを中心に活躍しているアイドルグループというのは、ファンの応援によって支えるという構図があるからこそ、これだけ発展してきました。
頑張っているのに誰にも見てもらえていないと、どんどんやる気が萎えてくるものです。
見ていてくれて、応援されていると、気持ちも高ぶってきますし、それに応えるために頑張ろうとするのです。
見守られているという安心感を与える
決して一人で孤独に戦っているのではない、ちゃんと見守っているんだよという安心感を与えてあげるのはとても大切です。
誰にも見られていない、誰にも評価されていないとなると、頑張ろうという気持ちも薄れて、このままやっていてもいいんだろうかと不安になってきます。
ですから、頑張っている人を注意深く見守り安心感を与えてやることは、前へ進んでいこうとするモチベーションを維持させるために必要なことであると思います。
プロ野球のある名監督はコーチ達に、もし一人でも居残って練習している選手がいるなら必ず最後まで残って見てやらなければいけないということを徹底的にコーチ陣に言っていたそうです。
長年低迷していたこのチームはこの監督の政権下で大躍進することとなりました。
選手もいつも見てくれているコーチや監督の期待を意気に感じてより頑張ったのだろうと思います。
長所を活かしながらやる気を引き出そう
高い潜在能力がありながらそれを活かしきれていない人や、ついつい大事なところで怠けてしまう性格があり、力が発揮できていない人が世の中にはたくさんいます。
そうした「やればできる子」をどうやったら本当に「できる子」に変えていくことが出来るかどうかというのは、その人の長所に注目して、それを活かしていくのが一番効率的です。
好きこそモノの上手なれということわざがありますがまさにその通りで、まずは自分の好きなこと、興味を惹かれることって何だろうと自分に問いかけてみましょう。
自分の夢中になれることが見つかったらそれを追及していけばおのずと自分の力が発揮できるでしょう。
また、何かをやり遂げて結果を残すには自分の力を信じるということが必ず必要になってきます。
世の中の様々な分野での成功者を見てみましょう。
彼らには自分に対する絶対的信頼があります。
自分の力を疑っている人に成功などありえないのです。
目標を定め、没頭できる環境ができたら、後は頑張るだけです。
出来る限り目標設定は細かくして、小さな目標達成による成功体験を積み重ねていきましょう。
それによりあなたの自分に対する自信はより深まっていくはずです。
後は周りの人も巻き込んで応援してもらいながら頑張ると、より責任感も増して頑張ろうという意欲がでてきます。
生きているうちに自分の潜在能力を存分に発揮できる人は多くはないと言われています。
多くの人が自分の才能を呼び起こすこともなく人生を終えるのです。