横隔膜が動くと自律神経のバランスを整えやすくなります。
爪やストローを噛む行為も自律神経のバランスの崩れを直そうとしてのことなので、代替方法としては効果が期待できます。
カラオケやライブ、スポーツ観戦など大声を出しやすいイベントをつくってみましょう。
次にお手軽なのは日光を浴びることです。
日光を浴びると脳内でセロトニンのバランスがとれ、精神的に安定します。
また、朝起きて十分に日光を浴びることで体内時計がリセットされて睡眠サイクルの改善にもつながり、結果的に疲労回復にもなります。
現代人は思うより日光を浴びていませんから、意識させるだけでも結構変わるはずです。
その他、有酸素運動やリズム運動、ドラマや映画を見て泣いたりするのもストレスを発散できるとされています。
また、促すのは難しいですが自己コントロールをするという意味では、自分のストレスの要因を紙に書きだして客観的に眺めてみると、なんとなく感じていた不安や焦燥感に理由がついて安心するようになります。
うまくコミュニケーションができてない証拠かも?!
恋人の場合、噛みつくということは寂しさや不安を表しているのかもしれません。
その寂しさや不安は会える時間が少ないということよりも、コミュニケーションの密度からくるものが大半です。
大人の恋愛においてはコミュニケーションの質が問われてきます。
一昔前の、恋人同士ならツーカーの仲で言わなくてもわかりあえるというのは古い考え方で、あれが成り立っていたのは女性が3歩下がって男性のために動いていたからかもしれません。
サザエさんに出てくる波平さんみたいに「母さん!」と言っただけでお茶を出してくれることなんて現代ではまずありません。
というわけで、お互いのことをよく知り、不安の余地がないことを理解するためにもコミュニケーションは積極的にとっていく必要があります。
また、職場などでストローや爪を噛んでいる人も、実は周囲との間に壁を感じていて、それがストレスになっていることがあります。
爪を噛んでいるのは不衛生だし近づきたくないという気持ちもわかりますが、その嫌悪感が態度に出ていて余計にコミュニケーション不足に陥り、爪を噛むのがやめられなくなっていることも考えられます。
そのため、やめさせられる可能性があることに賭けるならば、ほどほどにコミュニケーションをとってみましょう。
愛情表現の仕方を変えてみる
愛情の感じ方は人それぞれです。
ただ隣を歩いてくれるだけで愛情を感じる人もいれば、手を繋ぐと愛情を感じる人、愛の言葉を囁かれて初めてわかる人や、プレゼントをくれないとわからない人もいます。
愛情というのは相手に伝わらなければどんなに強く思っていても意味がありません。
そもそも愛情を告白しない限り付き合えもしないのに、付き合ったら愛情を伝える必要がなくなる、あるいは自分なりの表現でも十分伝わるはずと考えている人も多いのかもしれません。
愛情を伝えたいなら伝わる形に変える必要があります。
噛みついてくるくらいには愛情不足な状態なので、今の伝え方では相手に愛情が伝わっていないということなのでしょう。
愛情表現の仕方を変えるなんで造作もないことですから、恋人の噛み癖になやむ時間があるなら表現を変える方向に動いてみましょう。
どうしても噛みたくなる人へ…
では最後に、自分が噛み癖を持っているという人に伝えたい4つのことを記載します。
見栄えのいい癖ではないので、本人も止めたいと思っているのではないでしょうか。
噛み癖にはそれをしてしまう心理的理由があるため、闇雲に非難するつもりはありません。
しかし、自分を客観的に見つめ直す材料として下記を確認してみましょう。
噛むことは自傷行為になります
自分の爪を噛むことは自傷行為に分類されます。
手の爪が伸びる早さは1日平均0.1mmですが、爪を噛むと歯の厚みがあるのでおそらく0.1mm以上噛んでしまうでしょう。
そうなると、伸びる速度に対して噛む長さの方が勝っていますから、どんどん深爪になっていくはずです。
時には出血を伴うこともあります。
指の先を軽く押してみるとわかりますが、骨は指先ギリギリまであるわけではありません。
骨が無いということは、力を込める支えが無いということを意味しています。
その分を爪が支えとなって補っているのです。