爪がとても薄い、または短すぎて骨の無い部分の支えにならない場合、細かい物を掴むことが難しくなります。
また、成長期においては爪を噛むことで歯や歯茎に負担がかかったり、受け口になってしまうことがあります。
大人の場合はそこまで歯には悪い影響がないとされていますが、良い影響も無いことは明らかです。
噛む対象が“人”にならないようにする
噛むこと以外にどうしてもストレス発散方法がみつからない場合も人を噛むのは止めましょう。
噛むことで得られる精神的な安定よりはるかにやっかいな出来事が待ち受けています。
警察に被害届を出される、慰謝料請求される、会社をクビになるなどたくさんのことが考えられます。
いかに愛する恋人同士であっても、その仲が果たして永遠のものであるかはわかりません。
当然噛み癖が別れる原因になることもありますし、噛み癖は別としても他に別れる要因があったり、相手の心が離れることがあれば痣などを証拠にDVとして訴えられることも考えられます。
愛情を確認したいがために愛情を遠ざけてしまうことになるのです。
周りから引かれているかもしれません
酔っ払って周囲の人を噛んでしまうなら、周りの人から引かれているかもしれません。
中には許容してくれる人もいることはいますが、大半は自分が被害者にならないように避けるはずです。
もし今まで周りの人に噛みついて痣を残していながら治療費を請求されてこなかったのであれば、とても寛容な人々に囲まれている状況に感謝しましょう。
恋人に噛みつく場合も、恋人がいくら許してくれるからといって、痛々しい痣をつくっていたら周囲の人が心配します。
噛むような恋人はやめておけと言うこともあるでしょうし、周囲から認められない恋愛というのは長続きしません。
営業マンや接客業では、ボロボロで清潔感の無い爪先のせいで顧客を遠ざけている恐れがあります。
バレていないと思っていても手元というのは目に入りやすいので、皆言わないだけで気づいていますし、できれば別の人に変えて欲しいと思うかもしれません。
ストローを噛む行為も、一緒にいる人が恥ずかしい思いをする可能性もあるし、恋人の場合は親に紹介するのを躊躇する要因にもなりかねません。
噛み癖は人を遠ざけるため、できることなら全てやめておくことをおすすめします。
無理に癖を直そうとしないで…
そうはいっても、癖というのはそう簡単に止められるものでもないでしょう。
今までだって止めたいと思ったことはあるはずですし、それでも止められていないという結果がそれを物語っています。
先述の通り、噛むこと以外での表現の仕方、ストレス発散の仕方を知らないことが癖を直せない主な要因ですが、自分に合わない方法でストレスを発散させようとしても結局解消できずに噛み癖はなおりません。
代替方法を用意せずにただやめると、肌や内臓にストレスが出る恐れもあるため、噛み癖を無理に直すというよりは、噛まなくていいくらいの精神状態にするための方法を模索するという手順は守っておきましょう。
その中で自分に合う代替方法が見つかれば自然と噛み癖は消滅するはずです。
まとめ
噛み癖はストレスや不安からくることが多いので、むやみやたらと注意すると状況が悪化するかもしれません。
噛み癖に関わらず、他者に対して何かしらの改善を求める時は、その人の心理側に立って、何故そのような言動に出てしまっているのかを冷静に見つめることが大切です。
その心理がわかれば、逆効果になるような行動をとらなくて済みます。
本人が悩んでいて直したいと思っている場合も同じです。
まずは自分が何故そのような振る舞いをしてしまうのか、根本的な要因を分析することで自分を見つめ直した上で、的確な対処法を取るようにしましょう。
この考え方さえ覚えておけば、噛み癖が直った後また別の癖が出てきてしまったとしても対応できるはずです。
また、人から指摘されたら怒らず、むしろ気づかせてくれたことに感謝できるくらい心の余裕を持てるといいですね。