「こんなことをやっていても無意味だ」「なんてくだらない状況なのだろう」などと思った時に、「ばかばかしい」の言葉を使うことがあります。
無意味でくだらないと自分が感じた時に、それを攻撃的な言い方をしたり、いかにも周りをバカにしたりと、強調した言い方をしたものが「ばかばかしい」です。
そのため人から「ばかばかしいなぁ」と言われた人は、少なからず自分がバカにされているのだと感じ、不快になることでしょう。
とはいえ、「ばかばかしい」と口にする状況はよっぽどの状況でもありますので、言う方も言われる方もお互い様であることも少なくはないでしょう。
普通では考えられないくらいひどい様子
「ばかばかしい」には、「物質の状態や性質が、度を越えてはなはだしいさま」という意味もあります。
つまり、普通では考えられないくらいにひどい様子や、物凄い規模のものを指す言葉でもあります。
例えば普通では考えられないくらいに規格外の船を見た時に、「ばかばかしいほどの大きさだな」と言ったり、いい歳をしてみっともなく大喧嘩をしている人たちに対して、「なんてばかばかしい様だ」と言ったりすることがあります。
どんな意味で使われているにせよ、「普通では考えられないくらいにあり得ない」といった感情が使う人からはうかがえます。
よく「ばかばかしい」と言う人の特徴
あなたの周りで、「ばかばかしい」が口癖になっている人はいませんか?何かあった時には「ばかばかしいなぁ」と口にすることがありますが、それをよく言う人には、ある共通した特徴が見られます。
それを知っておくと、「ばかばかしい」と口にすることの多い人の性格を把握しやすくなりますので、参考までにどんな特徴があるのかを知っておくと良いでしょう。
自分に自信がある
「ばかばかしいなぁ」とは、相手を小馬鹿にする言葉です。
そんな言葉を平気で使う人ほど、自分に自信があることが多いです。
自分に自信があるからこそ、目の前の出来事や状況を自分の考えや経験と照らし合わせて、「普通はありえない」と判断を下してばかばかしいと口にするのです。
要するに、自分の尺度で物事を判断し、それを堂々と他人に告げることのできる性格でもあるということですので、そうした人は自分に自信を持っているタイプが多いのです。
論理的思考をするタイプ
論理的な思考をするタイプの人は、感情的な思考で動くことを嫌う傾向があります。
感情的に動くと無意味なことや理不尽なことも多く、理に適っていない場合が多いです。
そんなことをするのは時間の無駄だと考えていたり、意味がないと考えていたりしますので、論理的思考をするタイプの人は、自分が無意味だと感じる出来事を前にした時に、「ばかばかしい」と口にしやすいでしょう。
ただし論理的思考をするタイプの人は、常に冷静沈着で周りから一歩引いた印象が強いため、ばかばかしいと言われた側は、自分がバカにされていると感じやすく、その発言が引き金となってトラブルになってしまう可能性もあります。
真面目な性格
真面目な性格をしている人は、真面目に物事を考えたり、行動したりするのが当たり前ですので、不真面目な行動をしている人たちに対して、「何であんなにばかばかしいことをするのだろう?」と純粋に疑問に思うことがあります。
寝坊や遅刻をすれば怒られるのは当たり前ですし、マナー違反をすれば周囲から非難されるのも当然のことでしょう。
それをあえてやっている人たちや、意識せずにやっている人たちを見ては、その行動が理解出来ずに「ばかばかしい」と言うことがあります。
時間を大事にする
時間を大事にする人は、決して時間を無駄にすることはありません。
朝は二度目をしませんし、寝坊もしないでしょう。
休日もきちんと早起きをして、時間を有効活用しようとします。
時間を大事にする人は、それだけ時間が戻っては来ないことも、限られていることもよく理解しています。
だからこそ一分一秒を無駄にしないようにと行動していますので、そんな人から見た時に、時間を無駄に過ごしている人の行動はばかばかしいと思え、ついそれを口にしてしまうことがあります。
人を見下しがち
人を見下しがちな人は、何かあると「ばかばかしい」と口にしやすいです。
他人を見下し、自分の方が考えや行動が優れていると思っているため、他人の行動が時間の無駄や無意味なものに思えることが多いです。
そのため「ばかばかしいなぁ」と口にしやすくもありますが、そこには人を見下しているという感情がありありとうかがえますので、言われた相手とトラブルになることも多いでしょう。
ばかばかしいことには首をつっこまないのが一番
世の中にはたくさんのばかばかしいことがあります。
そして、大抵のばかばかしいことは、自分にとっては無意味で時間の無駄になってしまうことが多いです。
それを見下しながらも一緒に巻き込まれているようでは、自分自身が誰かから「あの人もばかばかしいなぁ」と思われてしまうかもしれません。