しかし、もしもこのゴールがどこにも存在しなかった場合には、人のやる気は一気に失われてしまうでしょう。
どんな仕事でも大抵は終わりがありますが、中にはいつも同じ仕事のルーティンというところもあります。
また、永遠に同じ作業の繰り返しで、そもそも終わり自体が存在しない仕事もあるでしょう。
そのような場合には、「どんなに頑張ったところで終わりはない」と思えてしまいますので、「頑張っても無駄だ」と考えてしまう人もいます。
モチベーションを自分で上げるのが上手な人は、永遠と繰り返しの仕事に対しても、「ここまでやったら休憩だ!」などと、自分で気持ちにメリハリを付けることが出来るため、やる気を出すことも出来ます。
しかしそうでない限りは、どんなに真面目に仕事に取り組む人であっても、同じ仕事の繰り返しの途中で心が折れてしまうことがあるでしょう。
仕事にやる気がない人への4個の対処法
もしも同じ職場で、仕事にやる気がない人がいるとしたら、その人の存在が少なからず目障りになってしまうことがあるでしょう。
また、自分がリーダーとなって同僚みんなをまとめなければならなくなった時には、やる気のない人をその気にさせるのはとても大変でしょう。
一緒の職場にいれば悪い意味で目に付くことが多いやる気のない人は、どのように対処すれば自分にとって都合よく動いてくれるのでしょうか?
自分の思う通りに相手を動かすことは出来ないとしても、出来るだけやる気のない人をその気にさせることが出来たなら、きっとあなた自身も良い気分で仕事をすることが出来るようになるでしょう。
仕事のやる気がない人への対処法を以下にご紹介していきます。
1、ワクワクするような未来を想像させる
仕事にやる気がない人は、仕事や私生活で充実していないことが多いです。
特別な楽しみもなく、目標もないためモチベーションが低く、最低限の仕事しかやろうとはしません。
そんな人には、思わずワクワクするような未来を想像させてあげると、モチベーションを上げさせることが出来るようなるかもしれません。
例えば「宝くじが当たった!」と言えば、誰でも少なからず羨ましいと反応するでしょう。
その心理を利用して、「たくさん宝くじの券を買えば、当たる確率も上がるよ!」と誘えば、相手は「買ってみようかな・・」とその気になるかもしれません。
身近な人間が実際に宝くじに当たったとなれば、「ひょっとしたら自分も・・」と淡い期待を抱きやすくなります。
しかし、宝くじをたくさん購入しようと思ったら、当然お金がかかります。
そのお金を稼ぐために、今月の仕事を頑張って売上を上げて、給料をもらおうと相手がその気になってくれれば、仕事に対するモチベーションも上がるかもしれません。
宝くじの件はあくまでも一例ですので、もっとほかの物事を持ち出して、相手の意欲を上げさせる方法もあるでしょう。
やる気がない人の好みや欲しいものなどを把握している場合には、このように相手にワクワクするような未来を想像させると、やる気を出しやすくなるでしょう。
2、新しい目標設定を行う
仕事にやる気がない人の多くは、自分の目標設定がありません。
やりたいことや欲しいものがないため、具体的な目標設定もなく、「目標のために仕事を頑張ろう!」という気持ちの張り合いも生まれません。
そのため、新しく目標設定を行うことで、自分のやる気に火をつけることが出来ます。
例えば「来月には一泊で旅行に行こう」と目標を立てたとします。
その目標のためにはある程度収入が必要ですので、「今月の仕事はいつもよりも頑張ろう!」とやる気を出すことが出来ます。
そして実際に仕事を頑張って一泊旅行に行くことが出来れば、達成感や充実感を味わえますので、自然と次の目標を考えようという気になれます。
これを習慣化させることが出来れば、常に目標設定をしてそれに頑張ることが出来るようになるでしょう。
3、部下をつけさせる
仕事にやる気がない人は、一見「仕事が出来ない」イメージがあります。
しかし実際には、やる気がないだけであって、仕事をやらせれば案外きちんとやってくれる人も多いです。
本人に何の目標もなくただやる気がない場合には、あえてその人に部下をつけてしまいましょう。
自分に部下が出来れば、どんな怠け者でも「部下を育てなければ」という気になりますので、面倒でも仕事に対して真面目に取り組むようになるでしょう。
また、部下を育てることで責任能力が生まれますので、自分の保身のためにも部下への教育はきちんとするでしょう。
部下を育てている内に、自然とそれが仕事のやりがいになることもありますので、単にやる気がなくて仕事を怠けている人には、あえて部下をつけさせるという方法も有効かもしれません。
4、新しい知識やスキルを習得させる
仕事のやる気がない人によっては、今の仕事に飽きてマンネリ化してしまっている場合があります。