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懇切丁寧とはどういう意味?使い方と...(続き2)

反対に、あまり良い感情を抱いていない相手に対しては、例え丁寧に教えてもらったとしてもこのような表現を用いることはないでしょう。

懇切丁寧に調べる

懇切丁寧は「細かいところにまで気を配り、親切に接するさま」という意味がありますので、主に誰か対象となる人物がいる場合に使われる言葉です。

そのため例え自分自身に対して使う場合にも、懇切丁寧さを向ける相手は必ず存在しています。

例えば誰かに調べものをして欲しいと頼まれた際に、相手の求める情報を余すことなくきちんと渡すことが出来るように、一つひとつ丁寧に調べものをする際に、「懇切丁寧に調べる」と表現することがあります。

この言葉には、「(○○さんのために)懇切丁寧に調べる」という意味が込められています。

懇切丁寧な対応をするための9個のポイント

懇切丁寧は、丁寧さの中でもかなり上位の位置にあります。

そのため、目上の人や自分が敬意を払う相手と接する際に、一般的に丁寧な対応よりもさらに丁寧に対応する場合に懇切丁寧になることがあります。

また、人一倍他人に対して気を配れる人や、相手の気持ちを考えて行動出来るような人も、普段から懇切丁寧な行動を取ることがあります。

気さくな場面であまり丁寧にし過ぎてしまうと、反対にその場の雰囲気を乱してしまうことがありますが、そうした場面以外では、懇切丁寧な対応は大抵誰にでも好まれます。

誰だって、自分に対してとても親切に気を配って接してもらえたら嬉しいと感じることでしょう。

そのため、懇切丁寧な人というのは、大抵誰からも好かれる傾向にあります。

では、懇切丁寧な対応とはどのようなものをいうのでしょうか?

言葉の意味は理解出来ても、実際にその通りに行動出来る人というのは実はあまり多くはありません。

自分が懇切丁寧な対応をするためにはどうすればいいのか、ポイントをご紹介していきます。

1、相手のことを考えて行動する


あなたは何かをする時に、相手のことを考えて行動することが出来ていますか?

例えば車を運転していて、優先順位のない道幅の狭い道路で対向車と出会った時に、ごく自然に相手の車に先を譲れる人は親切で気配りの出来る人でしょう。

また、扉を開けてビルの中に入る際に、少し後ろを歩いてついてきている人がぶつからないように扉を持って待っている人や、仕事で書類をまとめる際に、他の人が見ても分かりやすいようにまとめておく人も、相手のことを考えて行動出来る人でしょう。

これらのことを行わない人が、自分勝手というわけではありません。

しかし、何かをする際に常に自分以外の人のことを考えて行動出来る人は、懇切丁寧な対応が出来る人です。

そのため、何か行動を取る時には、そこに第三者の存在を常に考えながら行動する癖を付けると良いでしょう。

2、気持ちいい行動を心がける

常に気持ちいい行動を心がけることで、周りからは「懇切丁寧な人だ」と思われやすくなります。

気持ちいい行動とは、周りから見て「爽やか」だったり「清々しい」様子だったりします。

例えば誰かが困っていたらサッと人助けに入り、それが終わると「助けてやった」と偉そうな態度を取ることもなく、爽やかにその場を去るような人が、周りから見ていて気持ちのいい行動でしょう。

気持ちいい行動とは、他人のために動きながらもそれを相手にあまり感じさせなかったり、必要なところでだけ手を差し伸べて後はさっぱりとした言動をしたりすることを指します。

嫌味や押しつけがましい丁寧さを感じさせないその爽やかな行動は、誰からも好かれやすいでしょう。

3、中途半端な対応を避ける

人のために行動しようとしたり、良い人を目指そうとしたりする人の場合、最初から最後まできちんと行動を貫こうとする人と、中途半端に対応する人とに分かれます。

例えば年配の人が重い荷物を持って長い階段の下に立っていた時に、「お手伝いしますよ」と声をかけて荷物を持ってあげるとします。

中途半端な人は「荷物を持ってあげた」ということに自分で満足して、さっさとお年寄りよりも先に階段を上がっていきます。

そしてお年寄りが苦労して階段を上ってきたら、はいと荷物を手渡してその場を去ります。

確かに何もしないよりは、荷物を持ってあげるだけでも親切と言えるでしょう。

しかし、それで自己満足を覚えてしまっていると、荷物を持つということだけに気を取られて、お年寄りの足が悪そうなことや、壁に手をついて歩いていたことにまで気付くことは出来ず、中途半端な人助けになってしまうでしょう。

一方で懇切丁寧な人は、荷物を持ってあげるだけでなく、お年寄りに歩幅を合わせて自分も階段を上がり、途中でお年寄りが転んでしまわないように気を配ります。

また、もしお年寄りが何かを支えにして階段を上らなければならないのなら、一緒に手を繋いで上ってあげるでしょう。

4、わかりやすい例をだして話す


懇切丁寧な人は、人に話をする際には相手に理解しやすいように、分かりやすく例え話を出すなどして話をします。