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懇切丁寧とはどういう意味?使い方と懇切丁寧な対応をするための9個のポイント


懇切丁寧」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。

ビジネスシーンやかしこまった場面などで、丁寧な物言いをする時に「懇切丁寧に教えて下さり有難うございました。」などと使われることが多いです。

この懇切丁寧とはどういう意味なのか、詳しい意味や使い方についてよく分かっていないという人もいると思います。

そこで、懇切丁寧の意味や正しい使い方と、懇切丁寧な対応をするためのポイントについてご紹介します!

この記事の目次

懇切丁寧ってどういう意味?どんな人のこというの?

「懇切丁寧」という言葉の詳しい意味を、あなたは知っていますか?

言葉の響きから「とても丁寧」という意味で想像する人も多いことでしょう。

なんとなくの言葉の意味は分かっていても、詳しい意味までは理解出来ていないと、どんな場面で使っていいのか分からなかったり、いざという時に間違った使い方をしてしまったりします。

また、懇切丁寧の意味をきちんと理解していると、どんな人にその言葉が当てはまるのかも分かるようになりますので、必要な時に巧みに言葉を使うことが出来るようになります。

社会人であれば、当たり前に使いこなせているべき言葉の一つでもありますので、この機会に正しい意味や使い方と、懇切丁寧な対応の仕方についてしっかりと身に付けておきましょう。

懇切丁寧の意味

「懇切丁寧」とは、「細かいところにまで気を配り、親切に接するさま」という意味があります。

「懇切」には「細やかな気配り」という意味があり、「丁寧」には「注意深く心がこもっているさま」という意味がありますので、それぞれの言葉を合わせて1つにしたものが「懇切丁寧」です。

意味を良く知らない人は「とても丁寧なさま」という意味で想像しがちですが、本来の意味は人に対する気遣いや優しさなどの気持ちも含まれています。

懇切丁寧と同様の意味を持つ四字熟語

「懇切丁寧」は四文字熟語です。

四文字熟語には、それぞれの漢字にさまざまな意味が含まれています。

懇切丁寧は細かいところにまで気を配り、親切に接するさまという意味がありますが、これと同じような意味を持つ四文字熟語が他にもあります。

知っておけばいざという時に使えるかもしれませんし、また誰かが使った際にも直ぐにその意味が理解出来るようになりますので、懇切丁寧と同じような意味を持つ四文字熟語についても覚えておきましょう。

懇到切至(こんとうせっし)

「懇到切至」とは、「すみずみまで心が行き届いて、この上なく親切なこと」の意味があります。

「懇切丁寧」と意味はよく似ていますが、懇切丁寧ほど日常的に使われている四文字熟語ではありません。

使い方としては「日頃から懇到切至を意識して励みます」や「あの人は懇到切至で素晴らしい人だ」などです。

意味にとって使い方が異なることがありますので、使い方には注意する必要があります。

丁寧懇切(ていねいこんせつ)

「丁寧懇切」は、「懇切丁寧」の言葉の並びを変えただけのものですので、意味は懇切丁寧とまったく同じです。

懇切丁寧の四文字熟語しか知らない人にとっては、丁寧懇切と聞くと間違った使い方のように思えるかもしれませんが、丁寧懇切という四文字熟語もきちんと存在していますので、間違いではありません。

とはいえ、こちらの四文字熟語を使っていると、その言葉を知らない人から「間違っているよ」と言われる機会が増える可能性がありますので、普段使いとしては懇切丁寧の方を使った方が無難でしょう。

懇切丁寧の正しい使い方

懇切丁寧は、「細かいところにまで気を配り、親切に接するさま」という意味の言葉です。

そのため、この意味のような言葉を用いる際には、「懇切丁寧」と短く一言で表現するだけでもその意味を相手にきちんと伝えることが出来ます。

ただし使い方を間違えてしまうと、周りに不快感を与えたり、こちらの言いたいことが相手に上手く伝わらなかったりすることもあります。

例えば明らかに不親切で気配りの出来ない人に対して「懇切丁寧な人ですね」と言うと、周りには間違った使い方をしていることが直ぐに分かってしまいますし、場合によっては「嫌味で言われているのか」と思われてしまいます。

そのため、懇切丁寧と言葉を使う場合には、シチュエーションや使い方を間違えないように意識して口にする必要があります。

懇切丁寧に教えてくれた

誰かに何かを教わる際に、とても親切に、一つひとつこちらが理解やすい内容で教えてくれた人に対して、「懇切丁寧教えてくれた」と使う場合があります。

雑に教えられたり、適当に教えられたりした場合には、単に「教えてくれた」と一言だけで表現しますが、とても丁寧に教えてくれた場合にはこのように使うことがあります。

「○○さんに懇切丁寧に教えてもらった」と聞けば、それを言われた人も「○○さんにとても丁寧で親切に教えてもらったのだな」ということを直ぐに理解出来ます。

また、わざわざ懇切丁寧という表現をすることによって、相手に対する感謝や好意の感情を表すことも出来ます。