また、歴史ものや偉人ものを読むことで、先人の生き方から自分の人生について学べることがあるかもしれません。
本を読むことは単に知識や情報を増やすことだけではありません。
自分の知らなかったことを本で学ぶことによって、時には自分の生き方を変えることになったり、人生観を大きく変えたりすることもあります。
辛い時には自分の悩み事と関係のある本を読み漁り、それらを心の支えとする人もいるのです。
大事なことを思い出させてくれる
本を読むことで、新しい知識を得られると考えている人は多いです。
確かに自分の知らなかったことや新しいことについて学ぶ機会もあるでしょう。
しかし、時には自分が忘れていた、大事なことを思い出させてくれることもあります。
本を通して他人への思いやりや自分自身を大切にすることを思い出したり、小説を読んで自分の青春時代を思い出したりすることもあるでしょう。
毎日が忙しければ、それだけ心もすり減りますし、大事なことを忘れてしまいがちになります。
本を読むことは自分にとって、大事な何かを思い出させてくれる良いきっかけとなるかもしれません。
10:自分自身
自分の心の支えとなるものは、自分自身だという人もいます。
時には友人や恋人、家族に頼ることも大切ですが、結局のところ自分のことを誰よりも思いやり、守り、大切にできるのは自分自身でしかありません。
例え他人が自分をないがしろにしたとしても、自分で自分のことを大切にしてあげれば、心はそれで満足することもあります。
自立心や独立心の強い人や、気持ちの芯がしっかりしている人は、落ち込みそうになった時には自分で自分を励まして、気持ちを持ち直すこともあるでしょう。
それでもどうしても心が折れてしまいそうになった時には、周りを頼ることも必要でしょう。
けれども、最終的にはやっぱり自分を守れるのは自分自身だけですので、常に自分のことを思いやることを忘れない人は、自分自身が心の支えとなっていることが多いです。
一番のよりどころは自分の心
一番のよりどころは自分の心です。
それをよく理解している人は、決して自分のことをいじめたり、ないがしろにしたりはしません。
ちょっとくらいなら無茶をすることはあっても、「これ以上は自分が持たない」と思うことには決して手を出しませんし、その前に自分の身を守るためにそこから引くでしょう。
例え会社を辞めることになったとしても、今の会社でこれ以上勤め続けたら自分の心身がもたないと感じれば、潔く会社を辞めるでしょう。
また、どんなに好きな恋人であっても、今のままでは恋人のために自分のやりたいことや将来の夢を断たなければならないという状況になったら、恋人よりも自分の夢を取って別れを選択することでしょう。
それは自分勝手なのではなく、自分を誰よりも守ってあげるためにも、自分を最優先の基準として行動しているのです。
周りに迷惑をかけずに、自分の出来る範囲でやれる人は、上手に自分で自分を支えて上げることができるのでしょう。
あなたの心の支えはなんですか?
あなたには、どんな心の支えがありますか?
どんな人にも、少なからず心の支えとなっているものがあります。
「そんなものはない」と思う人もいるかもしれませんが、本当に心の支えがなければ、あなたの人生は今まさにどん底で、夢も希望も持てずに、何もする気力も起きてはいないことでしょう。
そんな状態に一時は誰でもなることがあるかもしれません。
しかし、その状態が生まれてからこれまでの人生ずっと続いているという人はまずいないでしょう。
そうでなければ、自分が生きている意味すらも見いだせずに、空っぽの気持ちでこれまでの人生を生きていることになります。
心の支えがないと思う人は、子ども時代から思い出してみて下さい。
何か悲しいことや辛いことがあった時、あなたはどうやってそれから立ち直ってきたのでしょうか?
親に話を聞いてもらったり、友達に悩みを打ち明けたり、または自分一人の力で何とか立ち上がってきたのかもしれません。
あなたが辛いことから立ち直れるようになったきっかけが、心の支えなのです。
当時の心の支えが、もしかしたら今のあなた自身の心の支えにもなるかもしれません。
または、大人になるにつれて、周りの環境に変化につれて、新しい心の支えをすでに手に入れているのかもしれません。
自分の心の支えが分からないという人は、子どもの頃からの自分を思い返し、一度じっくりとあなたの助けになったものについて考えてみてください。