反対に、どんなに仕事先が見つからなくても、体が健康でさえあれば、いくつでもバイトを掛け持ちしてお金を稼ぐことは出来ます。
しかし健康でなければそれも出来ないため、不安になってしまうことは多いのです。
人生
人生とは、自分の仕事や生活、健康や趣味など、自分の生きていく上で関係するすべてのものをひっくるめています。
日々の生活が充実していなかったり、将来に希望を持てなかったり、自分が何のために生きているのか分からなかったりと、自分の人生に悩んでしまう時には、自分の人生そのものに対して不安を抱いてしまうことがあります。
人は何か深刻な悩みを一つでも抱えると、それが引き金となって人生のあらゆることに対して不安を抱いてしまいやすいです。
しかしそれが解決すれば、途端に安心して人生を楽しく送ることも出来ます。
人生は考え方一つで楽しくも出来ますし、末恐ろしく考えることも出来ます。
ネガティブな人ほど、自分の人生に不安を抱いてしまいやすいです。
治安
自分の周りの環境や、住んでいる土地の治安が悪ければ、外を出歩く際には不安を抱えてしまいやすいです。
日本は海外に比べればまだ治安が良い方ですが、それでも夜中の裏通りや、怪しげな店が立ち並ぶ通りでは犯罪が起きやすく、治安も悪いところがあります。
そんな治安の悪いところに住んでいれば、日々の生活を安心して送ることは出来ないでしょうから、不安に感じてしまう人もいるでしょう。
また、治安の悪さが社会情勢の悪化に繋がることもありますので、果ては日本社会の将来にまで憂いを抱いてしまう人も中にはいることでしょう。
子育て
子育ては、誰でも不安に感じます。
とくに初産の場合、子どもを育てるのは初めてですので、分からないことだらけでしょう。
両親や先輩たちに助けられて子育てを送れる人はまだ良いですが、誰にも相談できない状態での子育ては、毎日が泣きたくなるほど不安になってしまうこともあります。
それが精神的なノイローゼの引き金となり、最悪の場合育児放棄や自分の子どもを虐待してしまうようなケースもあるのです。
時々ニュースでまともに子育てをせずに、子どもを死なせてしまう親の事件が取り上げられますが、もしかしたらそれは「子育てをしなかった」のではなく、「どうすればいいのか分からずに出来なかった」のかもしれません。
子育てにはそれだけたくさんの不安がつきものなのです。
末恐ろしいはどっちで使われることが多い?
「末恐ろしい」という言葉は、今でこそ悪い意味として使われることが多いです。
しかし、元々この言葉は、褒め言葉として使われていたと言われています。
「幸せ過ぎて怖い」という言葉を時々耳にすることがあるように、あまりに将来に期待ができすぎるのも、反対に恐ろしく感じられることがあります。
そうした心理から、元々は良い意味として「末恐ろしい」という言葉が使われていました。
とはいえ悪い意味も持っていますので、もちろん悪い意味として用いても間違いではありません。
自分の感情や考えに従って、その都度意味を使い分けていけば良いでしょう。
まとめ
「末恐ろしい」という言葉は、その時々によって良い意味として使われたり、悪い意味として使われたりします。
前後の文章や口にしている相手の表情、声色などによって、どちらの意味で使っているのかを判断する必要があります。
もし自分が「末恐ろしい」と使う時に、その意味が正しく相手に伝わるかどうか不安に感じるのであれば、類語を用いて誤解のないように避けましょう。
「末恐ろしい」の意味をきちんと理解しておくことで、口にしている人がどのような意図で言っているのかを察することが出来るようになるでしょう。