縄文系の顔立ちは立体的で、受ける印象としては「濃い顔」というものなのではないでしょうか。
アジア人にしてはとても彫りの深い顔立ちをしており、二重瞼が特徴的です。
アジア南部に見られる顔
縄文系の顔立ちが見られるのはアジア南部に多くありますね。
南国の、熱い国の印象が強い顔立ちだと言えるのではないでしょうか。
日本人にしては濃い顔立ちを作る要素になるのが縄文系の顔立ちです。
今の日本では珍しい顔立ちになってしまっていますが、一時期は縄文系の顔立ちが日本全土を占めていました。
このことにより、今でも縄文系が少ないながらも日本国内で見られるのです。
特にアイヌ民族系の顔立ちは縄文系の顔だと言われており、北国ではありますが、北海道の一部ではこうした濃い顔立ちが残っていると言えます。
2、弥生系
弥生系の顔立ちは、縄文系の顔立ちに比べるとすっきりした顔立ちをしていると言えるのではないでしょうか。
縄文系の顔立ちの印象が濃いというものであったのに対し、弥生系の顔立ちはすっきりと平面的な顔立ちをしています。
さらには一重瞼であり、今の日本人はどちらかというと弥生系の顔立ちが近いようですね。
北方アジアに見られる顔
弥生系の顔立ちは北方アジアに見られる顔立ちです。
縄文系に比べると寒い地域から移住してきた民族が弥生系の顔立ちをしていました。
縄文系よりもすっきりとした顔立ちをしているのは、寒冷な地方から来ているせいです。
寒冷な地方でも生き残るために、彫りの浅いすっきりとした顔立ちになって行ったのです。
この純粋な弥生系の顔立ちは、純粋な縄文系と同様に現在ではあまり見られなくなってしまいました。
もちろん、現在の日本人には弥生系の特徴が色濃く残っていますが、ピュアな弥生系を受け継いでいると言うわけではないでしょう。
3、混血系
縄文系の顔立ちが一般的であった中に、弥生系が侵略してできたのが今の日本人です。
二つの民族がまじりあっていたと考えるのが普通でしょう。
二つの民族がどのように融和していたのかというところは分かりませんが、今の日本には縄文系と弥生系の混血の顔立ちが見られます。
縄文系の特徴を持っている人もいれば、弥生系の特徴を持っている人もいるということです。
どちらかというと彫りが浅い顔立ちをしている、どちらかというと彫りが深い顔立ちをしているという違いはあるかもしれませんが、ピュアな縄文系、弥生系というよりは混血である可能性が高いですね。
日本では混血系が大半を占める
上述の通り、日本では混血系の顔立ちが大半を占めています。
これは、二つの民族がまじりあっていたというところからも明らかでしょう。
純粋な縄文系の人々、弥生系の人々がいた時代から数千年たっていることを考えると、混血が大半であるというのは当たり前の話のように思えますね。
ただし、その中でも「どちらより」という判別をすることはできるでしょう。
日本人の中でもあっさりした顔立ちの人もいれば、かなり濃い顔立ちの人もいますよね。
割合的には弥生系の顔立ちの人の方が多いと言われているようですが、周囲の人はどのような顔立ちをしているのでしょうか。
周りの人と自分たちの顔立ちについていて見ると面白いかもしれません。
また、家族内でも見てみると、何となく自分のルーツについて考えることができて話が盛り上がるのではないでしょうか。
アジア圏の人々の顔立ち
同じアジア圏の顔立ちの場合にはどれくらい異なっているのでしょうか。
日本人はアジアの顔立ちの中ではどれくらいの違いを持っているのでしょうか。
欧米のドラマや映画の中ではほとんど同じような顔として扱われてしまっていますが、そこに違いはあるのでしょうか。
何となく日本人にとっては「違う」と感じるようなことはありますが、それが何であるのかというのをはっきりと説明できる人はあまりいません。