なので、今回をきっかけにギャグとダジャレの違いを区別できるようにしてください。
そもそもギャグという言葉に関しては「演劇や映画で本筋と直接関係なく客を笑わせるためにいるセリフや身振り」のことを意味しています。
そして、その他には「冗談よりも短い言葉、ないしは言葉の組み合わせ」などの意味を持っている言葉です。
これに関しては、あえて説明するまでもないと思いますが、普段からテレビや映画などを見ている方はある程度具体的な光景を想像することができると思います。
では、これに対してダジャレはどのような意味を持っているのかと言いますと、ダジャレは「同じあるいは非常に似通った音を持つ言葉をかけて遊ぶ」意味を持っています。
少し難しいかもしれませんが、別の言い方をすると「言葉の一部分を母音とイントネーションが同じ語、母音が同じ語、同音異義語をあてはめる」という意味になります。
つまり、近い意味を持っている言葉として韻を踏むという言葉であると考えられます。
ラップなどでは韻を踏んで歌を歌ったりしますが、それと同じように同じような韻を踏んで言葉で遊んだりすることをダジャレと表現したりするということです。
なので、両方とも言葉を使った遊びのようなものではありますが、意味合いとしては同じ意味合いではなく、若干違った意味合いを持っている言葉であると考えることができます。
なので、ギャグとダジャレが同じような意味を持っていると解釈していた方は、意味自体は異なるということを覚えておいてください。
その上で、親父ギャグとはいったいどういうものなのか、ということをご紹介していきます。
誰もが聞いたことのある親父ギャグ15選
先ほどお伝えしたように、ギャグとは「演劇や映画で本筋と直接関係なく客を笑わせるためにいるセリフや身振り」という意味を持っている言葉です。
そのギャグという言葉に親父という言葉がついているので、意味合いとしては親父が放っているギャグという解釈をするのが一般的であると考えられます。
しかしながら、実は親父ギャグに関してはダジャレの要素なども含まれて表現されている場合がほとんどです。
元々ダジャレやギャグなどに関しては、1980年代まで一般的に使われており、たくさんの人が楽しみを求めて積極的に使用していました。
しかしながら、いつしかそのような習慣なども薄れていってしまい、新しい世代からしてみればつまらないネタとしてとらえられるようになってしまいました。
そして、ダジャレやギャグなどを使っていた世代が年を積み重ね、中高年になってからは否定的な意味合いも込められ、親父ギャグという言葉を使用されています。
これがおやじギャグという言葉が使われるまでの背景であり、意味合いでもあります。
それらを把握いただけたところで、ここからは具体的に誰もが一度くらいは聞いたことがある親父ギャグをご紹介していきたいと思います。
親父ギャグに関しては一見するとつまらない、安直すぎるという印象を持ってしまいます。
しかしながら、頻繁に使わないであえてさらっと使うことにより、逆に面白みを含ませることもできます。
つまらないという印象が先行してしまっているので、逆に使っている人がいないからこそ、今は新鮮なイメージにもつながります。
なので、使い方さえ間違えずに使えば面白い要素をふくませることは可能です。
なので、あえて普段の会話の中で取り入れて、会話にユーモアを含ませられるようにチャレンジしてみてください。
1.ありがとうがらし
まず初めにご紹介する誰もが聞いたことのある親父ギャグの一つとして「ありがとうがらし」というギャグが存在しています。
このギャグは「ありがとう」という言葉と「とうがらし」という言葉の韻を踏んだダジャレとして知られています。
そもそもダジャレには「言葉の一部分を母音とイントネーションが同じ語、母音が同じ語、同音異義語をあてはめる」という意味合いが存在しています。
なので、それをうまく活用した例文であると考えることができます。
基本的には相手に対してお礼を伝えたりする際に使用されたりすることがほとんどです。
一見するとつまらないように感じるかもしれませんが、さらっと使うと逆にじわじわ笑えてくるような親父ギャグでもあります。
もともと相手に対してありがとうという言葉をつかったりする事は機会としては多いですし、ありがとうと伝えられて嬉しくない人はいないはずです。
なので、悪いように捉えられること自体は少ないですし、ありがとうという気持ちとユニークな気持ちなども伝わるようになりますので、便利な例文でもあります。
相手と距離を詰めたいときや、相手を笑わせたいときに、気軽につかってみると良い効果を得られるようになるはずです。
2.アルマーニじゃあるまいに
次にご紹介する誰もが聞いたことのある親父ギャグの一つとして「アルマーニじゃあるまいに」というギャグが存在しています。
このギャグは「アルマーニ」と「あるまいに」という言葉の韻を踏んでいるダジャレとして考えることができます。
もともとアルマーニとはブランドの一つであり、ファッションブランドやレジャーブランドとして知られている高級ブランドです。
そして、あるまいに、という否定的な言葉をうまく組み合わせている例文として知られています。