そのネタがさっぱり分からないから面白くないという以上に、強固な絆と、それに弾かれている自分という構図を目の当たりにさせられるために、余計に面白くなく感じてしまうでしょう。
内輪ネタが多い状況とは?
仲間以外には通じないような内容をジョークのネタとするような内輪ネタですが、これが当たり前のように通じる場所と言うのはどのようなところなのでしょうか。
内輪ネタは基本的にはあまり評判が良くないものではありますが、内輪ネタを全く取り除いてしまうと、何も話をすることができないという状況になりますよね。
基本的に内輪ネタが多くなってしまい、かつ、それが当たり前のように認められている状況にはどのようなものがあるのでしょうか。
内輪ネタが多いと言われているような関係性や状況について見てみることにしましょう。
女子会
女子会は内輪ネタの宝庫と言えますね。
元々、女性は仲間内で盛り上がることが多いものですし、自然と自分の話や周りの人の話をしていると内輪ネタになってしまうということがよくあります。
途中から女子会に混ざることができない、女子のグループに途中参加することができないというのは、内輪ネタが多いからというものもあるでしょう。
仲良くなった女性の友達のグループに入ることができないのは、女子会では誰に気を遣うこともなく内輪ネタで楽しむ傾向があるからです。
また、女性は決まった仲間とがっちりと強固な絆を結んで、その中でしか通じないような話をする傾向もありますので、そもそも内輪ネタが良いかどうかというところに気を遣うようなことはしないでしょう。
そんな女性たちも外では内輪ネタを話さないように気を付けてくれているかもしれませんが、特に仲の良い、気の置けない友人を前にしているようなときには、何も考えずに内輪ネタで盛り上がるということはよくあります。
女子会の中で内輪ネタで盛り上がらないというようなことがあれば、それは何かトラブルがあったときか、まだ知り合って間もないときなのではないでしょうか。
同僚
同僚同士でも内輪ネタで盛り上がってしまうことがよくあるでしょう。
これに関しては、状況が状況なので仕方ないかもしれません。
かなり仲が良い同僚なら良いかもしれませんが、会社の外で友人付き合いをしている同僚でもない限りは、基本的に話題は限られてしまいます。
お互いに共通の世界の中での話をしようとすると、どうしても内輪ネタと呼ばれるような会社の中での話が多くなってしまうのは当たり前ですよね。
同僚と世間話で盛り上がるのも良いですが、やはり共通の話題を探して盛り上がろうとすると内輪ネタに落ち着いてしまうということがよくあります。
また、基本的に同僚と親しく話すのは、会社の飲み会や会社の中でということになりますので、その場で会社に関する内輪ネタで盛り上がっていても誰も気にしないという環境が、さらに内輪ネタを加速させる原因となっているのではないでしょうか。
サークルや部活
サークルや部活と言うのも、内輪ネタを作りやすい場所だと言えるでしょう。
共通の趣味が合ってサークルや部活ができているので、そう言った波長がある人間の中ではネタになるものも多いですし、他の人から見ると入って行けないようにさえ見えるほどの「内輪ネタ」が出来上がってしまっていることがあります。
入ったばかりのころはそのネタを楽しむことはできなくても、だんだんと馴染んで行って、いつの間にか内輪ネタに毒されていくという人もいるかもしれません。
一方で、内輪ネタの中に入っていくことができずに、サークルや部活をやめるという人もいます。
ある意味で、とても独特な世界が築かれているのがサークルや部活であり、その雰囲気を体現しているのが内輪ネタということもできるかもしれません。
芸人のトーク番組
元々、内輪ネタと言う言葉が生まれたのがテレビの中での話であったということからも、芸人のトーク番組での笑いが、内輪ネタのようになってしまっているということもあるかもしれませんね。
例えば長く続いている番組の中であれば、その番組の中で出来上がっているネタというものがあるでしょう。
それよりも酷い例でいえば、その芸人さんたちが楽しんでいる楽屋でのネタがそのままテレビの中でも続いているということもあります。
楽しいことを言おう、絶対に笑ってもらえるようなことを言おうという芸人さんたちの努力の表れとしてみることもできますが、一方で、視聴者を置き去りにするようなネタに走っていることに対しては批判の声も多数あります。
同業者の組合
やはり、共通の話題があるというのは、内輪ネタを生みやすい環境を作るということでもあります。
同業者の組合の場合には、他の人には絶対に分からないような会話がなされているのではないでしょうか。
仲間内では完全に通じている専門用語で話しているので、初心者の人や新人、また、外部の人から見ると、何となく嫌味な集団のように思われるかもしれません。
最も、内輪ネタを離そうと思って話しているというよりは、それが当たり前のように通じると思って話しているだけであり、特にジョークのネタになっているということもないのですが、それも一種の内輪ネタであるということには間違いありません。
内輪ネタをやめた方が良い3個の理由
上述のように、内輪ネタと言うのはあまり歓迎されるものではありません。
ですが、一部の人であったとしても盛り上がってくれるものなのに、どうして内輪ネタはやめた方が良いと言われてしまうのでしょうか。