盛り上がる話題を持っている人と言うのは、基本的に社会の中ではとても強いように思われますよね。
誰もが盛り上がることのできる話題を持っているのなら、誰と話していても相手を楽しませることができますし、自分も楽しむことができるでしょう。
ですが、そんな話し上手な人は滅多にいないので、人は、何か楽しめるような話題を作るのに苦労します。
ところが、そんな苦労をせずとも、そこにいる人が必ず盛り上がってくれるような話題があったとしたらどうでしょうか。
確実に盛り上がることができるようなネタは、皆で楽しむしかないですよね。
現在、こういった周りと確実に盛り上がることができるネタのことを、内輪ネタと呼んでいます。
とても便利な話題であることは確かな内輪ネタではありますが、日一つだけ問題があることが分かっています。
それは「周り」が「一般的な周り」ではなく、「自分の属する社会の一部でしかない周り」だということです。
共通の話題を持って、共通の場所に存在している人間にしか通じることのないネタだからこそ、内輪で楽しむようなネタと言われてしまうのです。
これは、あまり世間的には歓迎されないものだということが分かっています。
それでは、この内輪ネタが避けられてしまうのはいったいどうしてなのでしょうか。
内輪ネタを楽しんでいる人にはどのような人がいて、その人は周りかどのように見られているのでしょうか。
内輪ネタの功罪
飲み会では、基本的に盛り上がるのは内輪ネタということはよくある光景ですよね。
自分たちには分かっているネタというものがあるので、そのネタで盛り上がることで、仲間意識を強くすることができるという特徴があるのが、内輪ネタです。
内輪ネタには賛否両論で、この単語が出てくるときには、大抵はあまり良い意味ではありません。
最も、盛り上がっている当人たちにとっては、やめろと言われてもやめることができないほどに面白いネタでしょう。
ここでは、まずは内輪ネタとはどのようなものであるのか、内輪ネタが生まれて、使われるのがどのような状況であるのかというところについて見てみることにしましょう。
内輪ネタとは?
内輪ネタと言うのはそもそもどのような内容のことを言うのでしょうか。
あまり良い文脈の中では触れられることのない内輪ネタについて、詳しく見てみることにしましょう。
特定の人達にしか通じない
まず、内輪ネタの一つの特徴としては、東低の人たちにしか通じないというところがあります。
もちろん、事前に話をしているのかどうかというところで、「話を知っているか」というところは大きく変わってきます。
ですが、そう言った意味ではなく、「仲間内で何となく通じる言葉(単語)がある」「鉄板となっているネタがもう既に出来上がっている」と言う状態のことを内輪ネタと言います。
他の人から見ると何を言っているのか全く通じることがなく、ただ仲間内だけに通じる秘密の話の内容だと思っておくと良いかもしれません。
特定の人たちにしか通じることがないので、「内輪でしか通じないような面白いネタ」という意味で「内輪ネタ」と言う言葉が使われるのです。
仲間同士では非常に盛り上がる
内輪ネタは、基本的には仲間同士では非常に盛り上がる内容です。
仲間の中でしか通じない秘密の内容と言っても、深刻な話と言うわけではなく、盛り上がる鉄板のネタだというように捉えておくと良いでしょう。
他の人から見ると何のことか分からないけれど、その言葉を出しただけで全員が爆笑するというような、何となく周囲の人から見ると空気の悪い笑いが、自分たちにとってはとても面白いものとなります。
仲間内の中で見ると、何よりも盛り上がる一番楽しい話題ということもできるかもしれませんね。
自分達は非常に面白い
自分たちにとっては非常に面白い内容であるのが内輪ネタです。
内輪ネタを言っている当人にとっては、それが他の人に通じないということを百も承知の上です。
自分たちにしか分からない会話をしているということが、自分たちにとっても明らかなのです。
その上で盛り上がることができるというのは、仲間意識を強くさせるでしょう。
「自分たちはこのネタを知っている」という、強い意識が、さらに内輪ネタを面白いものにさせるのです。
一方で、その話題の中から弾かれてしまった人にとっては、何も面白くないのが内輪ネタです。