その結果凡ミスを減らすことができますので、自分のためにもなるでしょう。
3:凡ミスのパターンを知る
凡ミスが多い人は、自分が凡ミスの多いことは自覚していても、その原因までは理解していないことが多いです。
「自分では気をつけているつもりだけど、どうしてだか凡ミスが多いんだよなぁ」と悩んではいるものの、きちんとその原因を把握して対策をしていないため、悩みながらも何度も凡ミスを繰り返してしまいます。
そんな凡ミスの多い人には、実は凡ミスのパターンが存在しています。
それは例えば、常に焦って行動していたり、一つのことをやりかけのままで別のことをやってしまっていたり、または可視化しなかったりと、人によって凡ミスを起こすパターンはさまざまです。
自分がどんなパターンによって凡ミスを繰り返しているのかを知るためには、凡ミスをした時に、それが起こった状況をきちんと思い出して整理してみましょう。
どんなミスをしたのかではなく、「何故ミスが起こったのか」を自分で理解するためにも、凡ミスの起きた前後の状況についてしっかりと把握することが大切です。
そうやって凡ミスのパターンを知ることができれば、次からは同じことを繰り返さないように頭を使って対策を練ることができるでしょう。
4:すぐに終わらせられるものは後回しにしない
目の前にあるやることを、ついつい後回しにしてしまうことってありますよね。
やらなければならないことは理解しているものの、動き出すのはギリギリになってからの人は、常に何をするにも余裕がなくなってしまいます。
余裕がなくなるとパニックになりやすくなり、また一つのことしか目に入らなくなってしまいますので、凡ミスが増えてしまうでしょう。
じっくりと時間をかけなければ終わらないことであれば、十分に時間をかけて確実に終わらせるようにしますが、集中すればすぐに終わらせられることの場合には、後回しにせずに先にやってしまう癖をつけましょう。
夏休みの宿題や試験勉強をギリギリになってからやる子どもは、大人になってからも仕事の納期ギリギリまで動かないことが多いため、自分がそのタイプだと思った人は今日からでも後回しは止めましょう。
やれることを早めに片付けておけば、後になってやることが溜まらずに済むため、凡ミスをする可能性が減るでしょう。
5:確認する癖をつける
何をする時にも、いちいち確認する癖をつけておくと、凡ミスを防ぐことができます。
心配性の性格の人は、元々何事も確認しなければ気が済まないため、自分から毎回のように確認します。
そのため一見凡ミスが少ないように思えますが、心配性な人は心に余裕がないことが多いため、余裕のなさから焦ってしまい、結果的に凡ミスをしてしまうことも少なくはありません。
自分がきちんと確認したことに対しては気持ちに余裕が持てる人であれば、凡ミスをする可能性も減らすことができるでしょう。
とはいえ、心配性かどうかはともかくとして、まずは何事にも確認する癖をつけましょう。
家を出たら鍵がかかっているかきちんと確認をする、その日の内にやらなければならないことをリスト化して、毎回確認するなど、自分が何かをする際には、必ず確認作業も一緒にやるように心がけましょう。
意識して確認をし続けていれば、次第に考えなくても確認の癖が身に付くようになります。
6:やるべきことは事前に整理しておく
あなたは子どもの頃から、翌日の学校の準備を前日にしておける人でしたか?親に指摘されてやる人もいれば、自分でやっていた人もいるでしょう。
前日の内に明日の準備をしておくと、いざ翌朝を迎えた時にさっと行動に移すことができます。
また、もし寝坊をしてしまっても、学校へ行く仕度はすでに整っていますので、準備をする時間のロスがなく、遅刻せずに登校することができます。
子どもの頃からやるべきことを事前に整理しておく癖がついている人は、大人になってからも事前に準備をしてから行動に移すことができますので、イレギュラーなことがあったとしても、焦ったりパニックに陥ったりすることが少ないでしょう。
一方で、事前の整理が何もできていない人は、いざ何かあった時には焦ったりパニックになったりしやすいです。
焦ることで余計に凡ミスを生みやすくなりますので、不測の事態があったとしても焦らなくても済むように、事前の準備や心構えをしておくように心がけましょう。
チェックリストを作るのがおすすめ
やるべきことを実際にやる前に、チェックリストを作っておくのがおすすめです。
例えばその日に営業の仕事と打ち合わせが入っていた場合、まずはチェックリストにその日にやるべきことを書いていきます。
どこの営業先に回るのかと、打ち合わせの項目を書いた後で、他にもこまごまとした用事やその日中にやることを挙げましょう。
その日にやることをすべて挙げ終えたら、次にそれらに優先順位をつけていきます。
優先順位をつけることで、「少なくともこれは絶対にその日中にやらなければいけない」という意識が明確になりますので、忘れるのを防ぐことができるでしょう。
また、優先順位をつけながら、同時に一日のタイムスケジュールを組んでいきましょう。
例えば午前と午後に営業先に行くことが決まっており、また13時から打ち合わせがあるのなら、紙に「午前営業→午後1時打ち合わせ→営業」と大雑把に書き、その間に他のやることを埋めていきます。
するとその日1日のタイムスケジュールとやることが分かりやすくチェックリストとして作れますので、その通りに行動すればうっかり忘れや凡ミスを防ぐことができるでしょう。