あえて説明するとすれば、グロテスクとは「外見が奇怪なものに対して感じる感情」とされています。
しかし、本来の定義としては「古代ローマを起源とした特定の表現の人物や動植物などに直線模様などの美術様式」を用いているものになります。
なので、本来は美術様式として認知されている方法なのですが、それがいつしか気持ちが悪い、不気味というような感情を表す言葉として用いられるようになっています。
それを踏まえて考えてみるとグロテスクという言葉とおどろおどろしいという言葉がかなり似ているような意味であるということがすぐにわかるはずです。
なぜならば、グロテスクという言葉は言い換えてみれば「不気味」という意味で表現することができる言葉です。
そして、おどろおどろしいという言葉には「恐怖、不気味」という意味合いが存在しています。
なので、自然とこのふたつの言葉は同じような意味を持っている言葉であるということがわかるはずです。
なので、同じような意味を持っている類語であると判断をすることができるのです。
どういうときに使うの?
おどろおどろしいという言葉に似ている類語をいくつかご紹介していきました。
おどろおどろしいという言葉が理解を深まったところで、ここからはおどろおどろしいという言葉を使う方法についてご紹介していきたいと思います。
先ほどからお伝えしている通りおどろおどろしいという言葉は少し他の言葉と比べて特徴的な言葉でもあります。
なので、どのようにして使えばいいのかということが少しわかりづらかったりするような言葉でもあるのです。
そこで、どのようにして使えばいいのかという具体的な使用方法をご紹介していきますので参考にしてください。
おどろおどろしい恋愛小説が好き
おどろおどろしいという言葉の具体的な使い方としては「おどろおどろしい恋愛小説が好き」という使い方が挙げられます。
この例文はどのような意味なのかと言いますと「恐怖(不気味さ)を感じるような恋愛小説が好き」という意味合いで解釈することができます。
これは完全に人の好みになるかもしれませんが、人によっては恐怖や不気味さを感じることに対して楽しみを見出したりしている人も存在しています。
そもそも、恐怖や不気味さというものに関しては心を大きく揺さぶられるような存在です。
実際に、恐怖を感じた時には大きく自分の鼓動が高鳴りますし、通常では感じられないような気分になったりすることが多いですよね。
しかしそれを言い換えてみれば興奮という言葉で言い表すこともできると言えます。
実際に、怖いとわかっていながらも見てみたくなってしまうような心理を私たち人は持ち合わせているといえます。
これまでの人生で怖いと思っていても見たいと思って行動したことは誰しもがあると思います。
それと同じように、怖さとは一つの刺激でもありますので、それが病みつきになってしまうという人がいても不思議な話ではありません。
なので、そのような刺激が強いことに対して楽しみを見いだせるような人は今回の例文の状況に当てはまると考えることができます。
暗くておどろおどろしい雰囲気
次にご紹介するおどろおどろしいという言葉の具体的な使い方としては「暗くておどろおどろしい雰囲気」という使い方が挙げられます。
この例文はどのような意味なのかと言いますと「暗くて、不気味な(怖い)雰囲気」という意味で解釈をすることができます。
私たち人は先入観をもっている生き物であり、様々な固定観念の中で生きているとも言えます。
例えば、一つ例を挙げてみると幽霊という存在は怖いという印象の固定観念が持たれています。
そして、夜になると幽霊が出る、不気味、怖いというような固定観念なども持ち合わせています。
なので、暗い場所などは不気味な場所である、というような固定観念なども感じるようになります。
この例文はまさにそれを言い表した例文であり、暗くて薄気味悪い場所であるという自分自身の恐怖の気持ちを表している言葉です。
これは様々な表現ができる言葉であり、おどろおどろしいという言葉の意味さえ理解しておけば、様々な恐怖を感じる場面で同じように表現できるはずです。
おどろおどろしいもの
おどろおどろしいという言葉の具体的な使い方をご紹介していきましたが、ここからは世の中に存在しているおどろおどろしいものについてご紹介していきたいと思います。
考えてみれば世の中において私たちがおどろおどろしいと感じているものなどは数多く存在しています。
数えてみればきりがないほどたくさんのものが存在していますが、その中でも代表的なものをいくつかピックアップしてご紹介していきます。
これらを考えたりすることにより、さらにおどろおどろしいという言葉の理解が深まるようになるはずです。
自分自身の恐怖心と向き合いながら、これからご紹介するものの印象を併せて考えてみてください。