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「意識高い系の人」と「意識が高い人...(続き4)

こういった有言不実行の人は、人の信頼を一番失くす人だと思います。

自分を奮い立たせるために、大きな目標を皆の前で公言し、逃げられない状況を自分に課して頑張るという人もいますが、それは別に悪いことではありません。

有言だけで満足して何もしないという人が問題なのです。

有言実行というのは大変なことです。

公言したからには何が何でもやり遂げて結果を出さなければいけない。

しかし、意識高い系の人は結果なんて二の次で、声高らかに自分の夢や目標を語ることだけが目的となっています。

自分のためじゃなく、社会のために行動する

意識の高い人というのは決して自己中心的には行動しません。

周りの人も含め社会全体のために行動しているのです。

それは社会的なマナーを守ることはもちろんのこと、福祉活動や地域の活動に積極的に参加したり、困っている人を見たらためらわずすぐに助けてあげるなどの行動がとれます。

意識高い人はそうすることが、社会のためになって、やがては自分にも回りまわって恩恵が返ってくることをよく知っているのです。

逆に意識高い系の人間は、自分の利益になることばかり考えているので、いざという時に社会は助けてくれません。

人生なんてものは1人で成功することなど絶対にできないのだから、周りの人の助けが必ず必要になってきます。

そういう理解者を1人でも多く作るためには社会のために行動することは不可欠ではないでしょうか。

意識の高い人というのは、そういう仕組みというものがよく理解できているのです。

世界、人生とは全て回りまわっているもので、いいことも回りまわって返ってくるし、逆に人に邪見な態度をとっていると、それもいつか返ってくるのです。

お金も同じことで人のため、社会のために使うことでいつか自分に還元されることをわかっているのです。

自然な人脈を作る

意識の高い人というのは前述のように自分の中に高い目標、志がある人です。

ですから、その目標に向かう過程で出会う人、助け合える仲間などを自然な形で作っていけます。

そこに不自然な人脈はありません。

どういうわけか意識の高い者同士は引かれ合うように出会い、自分に必要な人とのつながりができるのです。

やはり類は友を呼ぶということでしょうか。

意識の高い人の携帯の電話帳に名前は入っているけれど、一生かけることのない人など入っていないのです。

逆に意識高い系の人というのは、とにかく名刺交換、連絡交換が好きで、誰でもいいから知り合いを増やしたいと思っています。

当然そんな関係はペラペラの薄い関係なので、携帯のメモリを消費する以外の何物でもありません。

ふと、自分の携帯の電話帳をのぞいてみると、数百件入っているにもかかわらず、実際に関りのあるという人間は数人しかいないというのが意識高い系の人の現実です。

自分を偽って演じているので、そんな人間と知り合いになったとしても、本当の自分の友達ではないので関係が続くはずがないのです。

意見は主張しない、尊重する

意識の高い人というのは、むやみやたらに自分の意見を周りに主張して押し付けるようなことはしません。

なぜならば自分の信念や生き方に自信を持っているので、わざわざ人に言ってまわる必要がないのです。

そして意識の高い人は他人の意見を聞く耳もちゃんと持っています。

人にはそれぞれ考え方や価値観があるので、それを尊重できるのです。

それとは反対に意識高い系の人間はやたらと自分の意見を主張し、自分こそが正しいんだと言わんばかりに他人を押さえつけにかかります。

そして、他人の考えや生き方を認めることもなく、自分の価値観に合わない人間は否定したり馬鹿にしたりするのです。

人間味のある行動や感情表現もする

意識の高い人というのは喜怒哀楽の表現が豊かです。

楽しい時には笑い、悲しい時には悲しむ、悔しい時には悔しがる。

そこには何の演技もなく自然な感情表現があります。

自分に正直に行動したり感情表現したりするので周りの人間も共感できるのです。