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口さがないとは?意味や類語、使い方...(続き2)

そのため例えば、息子夫婦の家庭のことにあれこれと口を挟んできたり、友達のファッションに求められてもいないのにいちいちアドバイスをしたりと、迷惑な口うるさいことを言ってくる人がまさに口さがない人と言えるでしょう。

口うるさいという言葉の通りに、あれこれと口を出してくる人は、周りの人にとってはうるさく迷惑な存在です。

他人のことなど放っておけばいいのに、いちいち口を出してくるため、それを有難迷惑だと感じることはあっても、心底嬉しいと感謝の気持ちを抱く人などめったにいないでしょう。

「口さがない」の類語や関連語

「口さがない」という言葉は、具体的には「口さがな」と「い(し)」に分けられます。

そのため類語や関連語も、「~が」や「~な」という語になっていることが多いです。

人が悪口や汚い言葉を言う傾向が強いさま

「口さがない」とは、人が他人に対して悪口や、汚い言葉を言う傾向が強いさまを意味しています。

確かな根拠もないのに、勝手な憶測や想像であれこれと他人の噂話をするというのは、本人はたとえ悪気がないとしても、周りからすれば悪意に満ちた噂話でしかありません。

また、「あの人をこの前産婦人科で見かけたから、妊娠しているかもしれない。」や「彼がAさんと仲良くしている姿をよく見かけるから、もしかしたら付き合っているのかも。」

などと好奇の感情から面白おかしくそう話して回ることも、当人たちにとっては迷惑でしかありません。

そんな適当な噂話に付き合わされる周りの人たちもたまったものではないでしょう。

さらに性質が悪ければ、直接当人たちをあれこれと質問攻めにすることでしょう。

口さがない当人は楽しいのかもしれませんが、周りからすればそれらの噂話などは悪口や汚い言葉にしか聞こえないでしょう。

そんな特徴に近い類語を以下にご紹介していきます。

口は悪いが

「口さがない」は口の悪さを意味する言葉です。

そのため「口は悪いが」という言葉も類語に含まれます。

口が悪いとストレートに言葉で表しているため、「口さがない」よりもその意味がより伝わりやすいでしょう。

「口が悪い」人には、悪意のある暴言ばかりを吐く人と、悪気がなく単に口が悪いだけの人とがいます。

単に口が悪いだけの場合、言っていることは正論でも、言い方が乱暴な場合や、一切本音を包み隠さずに言ってしまうからこそ、他人から口が悪いと思われてしまう場合があります。

しかしある意味では、裏表がなく正直でもありますので、口の悪さに慣れてしまえば付き合いやすいこともあるでしょう。

一方で悪意のある口の悪さの場合、言われる側は当然気分が悪いですし、また無関係であっても関りあいになりたいとは思わないでしょう。

毒舌だが

毒舌とは、辛辣な悪口や皮肉を言うことです。

通常の口の悪さよりも、さらに棘のある言い方をしたり、相手を攻撃するような鋭く冷たい言い方をしたりします。

「毒」という言葉が使われているだけあり、悪口の中でももっとも酷いのが「毒舌」でしょう。

例えば通常の悪口が「バカ」「間抜け」なら、毒舌は「死ね」「お前なんかいる意味がない」などと、相手の自尊心や尊厳を意図的に酷く傷つけるようなきつい発言です。

口さがない人の中には、悪口が酷い人もいますので、あまりに耐えがたい悪口を言ってくるような人に対しては、単なる「悪口」ではなく、「毒舌」と表現することがあるでしょう。

辛口だが


「辛口」には、辛辣で手厳しいといった意味があります。

よく「あの人は辛口だ。」などと言うことがありますが、それだけきつい物言いをする人に対して使うことがあります。

通常の悪口に比べると、辛口の場合は、その対象となるものが限定されていることが多いです。

例えば料理の出来栄えに対してや、頭の良し悪しに関してなど、特定の事柄や物事に対してのみ、限定的に辛口になる人は案外少なくはないでしょう。

「口さがない」人は噂話が好きだったり、他人のことにいちいち口を出したりしますが、そのうえ辛口ともなれば、それに巻き込まれる人たちは勘弁してほしいことでしょう。

口汚い

「口汚い」とは、「下品で乱暴な言葉を使うさま」や「聞く人が不快になるような言い方をするさま」などの意味があります。

口が汚いという言葉からも分かるように、それだけ聞く人が嫌な気持ちになるような物の言い方をするということです。

「毒舌」のように、相手の自尊心を傷つけるような発言ばかりする人や、人の容姿をけなすような酷い悪口を言う人に対して、「あの人は口汚い人だ」などと使うことがあります。

男性でも女性でも、口汚い人は下品で性格も悪い印象があります。