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口さがないとは?意味や類語、使い方を解説!


あなたの周りに、口さがない人はいますか?

野次馬よろしく他人のことにあれこれと口を出したり、好き勝手に他人を批評、批判したり・・・。

口さがない人とはあまり深く関りあいにはなりたくないものですよね。

そんな口さがない人とはどんな人を指すのか、言葉の意味や正しい使い方などをご紹介していきます。

この記事の目次

口さがないとは?

「口さがない」という言葉をあなたは知っていますか?

聞き覚えのない人は、その言葉がどんな意味を持つのか分からないことでしょう。

しかし、なんとなくその言葉の響きから、あまりよくない意味の言葉ではないかと想像することはできると思います。

口さがないは、口という言葉が使われているように、人に対してのみ使う言葉です。

例えば野次馬のように、何か事件があれば信ぴょう性もないのにあれこれと想像で噂話を周りに流したり、自分の勝手な価値観で他人のことを批評したりと、口さがない人は周りの人たちからはあまり好かれることはなく、どちらかといえば嫌煙されがちな傾向にあります。

誰だって自分のことを他人にとやかく言われるのは嫌ですし、面白おかしく噂話をされるのは気分が悪いですよね。

口さがない人は、そうした人の気持ちを逆なでするような言動や行動をいつもとっています。

そんな口さがないという言葉の本来の意味は、どのようなものなのでしょうか?言葉の意味や由来をご紹介していきます。

語源

「口さがない」という言葉は、あまり現代らしからぬ言葉の形をしています。

それもそのはずで、この言葉が生まれたのは、今よりももっと古い時代、古語が使われていた時代なのです。

元は「さがない」という古語であり、これは「性格が悪い」「意地が悪い」「やんちゃである」などの意味があります。

この「さがない」を形容詞で表したものが「さがなし」であり、「口さがない」という言葉は「さがない(さがなし)」に由来しているとされています。

「性格が悪い、意地が悪い」という意味の「さがない」に口を付け足して「口さがない」とすることで、その意味も「口が悪い」といったものに変化しています。

意味

現在では「口さがない」の意味は、「他人の噂や批評を無責任、無遠慮にする様子」や「他人のことをあれこれ口うるさく批評するのが好きである」などです。

いつだって自分のことだけしか考えない人もいれば、いつだって自分のことは棚に上げて、他人のことにばかりあれこれと口を出す人もいます。

そうした他人のことにばかり目を向ける人の中には、口さがない人もいます。

あれこれとうるさく口を出される他人からすれば、「放っておいて」「大きなお世話」ですが、野次馬根性の強さから、他人の迷惑などお構いなしに、どんどん無責任に首や口を突っ込んでいくのが好きなのです。

そして他人に盛大に迷惑をかけておきながら、自らはその収拾を収めようとはしません。

事がややこしくなってしまった後は、「自分には関係ないことだし」とどこ吹く風でさっさとその場からいなくなってしまう、まさに台風のような存在でしょう。

台風は生態系を維持していく上で重要な役割を持っていますが、口さがない人の存在は、益があるどころか人災以外のなにものでもないでしょう。

他人をあれこれ批評するのが好きである


口さがないとは、他人をあれこれ批評するのが好きという意味です。

あなたの周りにも、噂話や他人の批評が好きな人はいませんか?

噂話が好きな人ほど、常に周りの変化には敏感なのに、自分のことはおいそれと話そうとはしません。

「あなたはどうなの?」と他人から突っ込まれれば、「自分のことはいいから」とさておいて、他人のことばかり話そうとします。

口さがない人もそのように、他人のことにはしつこく口を出してくるわりに、自分のことになるとやけに素性や事情を隠そうとしたり、他人から追及されたりするのを嫌う傾向があります。

自分はよくて他人はダメなんて、この上ない矛盾ですが、当人はそれが当たり前だと思っているため、少しも悪いとは思ってはいないのです。

口うるさい

「口さがない」には、「口うるさい」という意味もあります。

口うるさいとは、あれこれとなんにでも口をうるさく出してくることです。

単に口うるさいということであれば、自分のことに対して口うるさい人もいます。

しかし「口さがない」の意味としては、自分のことではなく他人に対して口うるさいという意味になります。