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口さがないとは?意味や類語、使い方...(続き3)

単に言い方が悪いだけで、裏表がないというというわけではなく、言葉に悪意があり、さらには品のない汚い言い方をするような人が口汚い人でしょう。

そのため「口汚く罵る」などのように、罵倒や罵りなどの言葉と一緒に使われることも多いです。

連想される言葉

「口さがない」という言葉から連想される言葉には、どのようなものがあるのでしょうか?

一般的には口が悪いことや、噂好きなこと、あけすけな物言いをすることなど、口さがない人の性格からある程度の言葉が連想されます。

それらの連想される言葉にはどのようなものがあるか、以下にご紹介していきます。

ぶしつけな

「ぶしつけ」は漢字で書くと「不躾」で、礼を欠くことや不作法なさまを意味します。

「躾」という言葉が礼儀や作法を教え込むことですので、それが欠けている状態を示します。

初対面の人に会ったとき、まずは「初めまして」と互いに挨拶することから始めるでしょう。

しかしぶしつけな人は、会っていきなり「あなたの年収は?」や「兄弟とかいる?」などと、個人的なことを突っ込んで聞いてくることがあります。

このように、ごく当たり前のマナーや礼儀作法を身に着けておらず、段階を踏まずにいきなり相手の懐に入ってこようとするような人に対して、ぶしつけという言葉で表現することがあります。

どんなに心のおおらかな人であっても、礼儀作法をまともに身に着けていない人の相手は極力したいとは思わないでしょう。

【不躾の詳しい意味や使い方は、こちらの記事もチェック!】

くだけた物言い

口さがない人は、歯に衣着せぬ物言いをすることが多いです。

悪意のあるなしに関わらず、とても気やすい口調で話しかけてきますので、そのことからくだけた物言いが連想されます。

くだけた物言いをする人は、良くも悪くも他人との距離感を縮めるのが得意です。

普通は他人と親しくなるまでの間に、まずは互いに敬語で当たり障りのない世間話から入り、ある程度話せる仲になってから、ようやく打ち解けていきます。

しかし、くだけた物言いの人はそうした一連の流れを無視して、いきなり初対面の人とも近い距離で付き合おうとします。

最初からため口で話をする人もいれば、会って間もなく互いのプライベートな内容に踏み込もうとする人もいるでしょう。

礼儀作法を重んじる人からすればかなり失礼な態度に移りますが、そのくだけた物言いが場合によってはいい結果を生むこともあります。

とはいえ、悪意のある物言いや悪口などをくだけた口調で話していれば、それだけ周りからの印象は悪くなってしまうことでしょう。

とめどがない

「とめどがない」とは、「いつ終わるのか見当がつかないさま」という意味です。

口さがない人は、常に他人のことばかり気にして噂して回ったり、あれこれと口うるさく言ってきたりしますので、いつまでも話していてきりがないことも多いです。

そうしたきりがなく、いつまでも終わりがないところからとめどがないことが連想されます。

「とめどがない」は「とめどない」と表現されることも多く、例えば水の流れや雲の動きのように、決してとまることなくいつまでも動き続けている物質や現象に対しても使われることが多いです。

その一方でおしゃべりな人やべらべらと人の悪口ばかりをいつも話している人に対しても、とめどがないと表現することができるでしょう。

言いたい放題

口さがない人は、自分が見たものから勝手に想像したことを好き勝手に言いふらしたり、信ぴょう性もないことをいかにも現実のように言ったりと、他人の気持ちや迷惑を考えることなく好きなように悪口や噂話を言って回ります。

そのさまから言いたい放題という言葉が連想されることも多いです。

言いたい放題という言葉には、あまり良い意味は含まれていません。

人の気持ちも考えずに、自分勝手に言いたいことを好きなだけ一方的に言うというイメージが強いため、言いたい放題の人は、それだけ身勝手でわがままな人が多いです。

「放題」にはやりたい放題などの言葉もあり、際限なく好きなだけ言ったりやったりすることですので、本人は楽しいでしょうが、周りは迷惑することが多いです。

大っぴらな

「大っぴら」とは、「人目や人聞きを気にしないさま」や「公然としているさま」「人目に触れるよう表立つさま」などの意味があります。

人によって目立つことが好きな人もいれば嫌いな人もいるように、人前で目立つことや人目に触れることに抵抗がない人もいます。