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口さがないとは?意味や類語、使い方...(続き4)

口さがない人は、人目もはばからずに他人のことをべらべらと噂話したり、好き勝手に批評したりしますので、人目に触れることに対してまったく抵抗がない人も多いです。

そうした人目もはばからない態度が、大っぴらな態度を連想させることがあるでしょう。

大っぴらな態度の人は、それが原因で周りに迷惑をかけることもあれば、そのあけすけな物言いが周りから好かれることもあります。

決して人の悪口を言わず、明るい意味で大っぴらな態度をとっている人は周りから好かれる傾向にありますが、一方で他人の悪口を大っぴらに言って回る人は、周りからは嫌われてしまいやすいでしょう。

「口さがない」の使い方

「口さがない」とは、どのような使い方をするのでしょうか?

せっかく言葉の意味が理解できたところで、その使い方を身に着けていなければ、上手く使いこなすことはできないでしょう。

それどころか、使い方を間違えてしまうと、相手を怒らせてしまったり、失礼に当たってしまったりすることもあります。

例えば性格がよく、おしゃべりではあるものの人の悪口を言わない人に対して、「あなたって口さがない人だね。」などと言ってしまうと、相手は自分が悪く言われたと感じて、気分を害してしまうことでしょう。

このような使い間違いをしてしまわないためにも、きちんと使い方を身に着けておきましょう。

ネガティブなニュアンスで用いられる

「口さがない」は、ネガティブなニュアンスで用いられることが多いです。

それは「口さがない」という言葉の意味が、他人の噂や批評を無責任、無遠慮にするさま」や「他人のことをあれこれ口うるさく批評するのが好きである」ことから、どうしても悪い意味に捉えられてしまうことが多いです。

そのため「口さがない」という言葉をポジティブな意味で用いることは滅多になく、ほとんどがネガティブな意味として使われています。

たとえあえてポジティブな意味として使ったとしても、それを受け取る側は高確率でネガティブな意味として受け取ってしまうでしょう。

「口さがない」という言葉自体がネガティブな意味として使われるため、誰かのことを「あの人は口さがないな~」と言えば、それを言った人もまた、悪口を言っていると思われてしまうことがあるでしょう。

例文

「口さがない」を使った例文を以下にご紹介していきます。

「口さがない」という言葉自体、ネガティブなイメージがありますので、本来はあまり使わないほうがいいでしょう。

しかしもし使うことになった場合に、間違った使い方をしてしまわないためにも、ある程度使い方を身に着けておいたほうがいいでしょう。

口さがない他の人たちは、2人のことを噂した

ある会社に2人の男女がいるとします。

男性はまだ年若く、女性はシングルマザーでアラフォー手前といったところです。

2人は社内恋愛の中になり、関係を隠していましたが、それに勘づいたある1人の同僚が「付き合っているのではないか?」と周囲に噂して回ります。

その結果上司にまで話が伝わり、2人は呼び出されてしまいます。

2人が呼び出されたことで、周りの人たちは「2人ともクビになるのではないか。」「きっと注意されているのだろう。」などと口さがなく噂します。

このような場合に、口さがない人たちのことを指して例文のように使うことがあります。

人は基本的に他人の噂話には敏感です。

本心からまったく興味がないという人の方が珍しく、そうした人は意識的に他人のことには口や首を出さないようにしていることが多いでしょう。

周囲の状況を把握しておくことは、動物にとっては本能的な行動でもありますので、普通に生活していれば周囲の変化や様子が気になるのは当たり前のことです。

そのためある意味では野次馬精神は誰もが持っているものでしょう。

しかしそこにさらに、口さがなくあることないこと噂して回る人がいます。

そうした人はトラブルメーカーになりやすく、周囲を巻き込んで自分が好奇心を満たすのに夢中になっているのです。

口さがないものからは、いろいろ言われることもある

口さがない人は、信ぴょう性もないのにあれこれと人のことをとやかく言って回ります。

噂話や勝手な批評が好きで、事実かどうかも分からないのに「こうに違いない」と決めつけて勝手に噂をしたり、自分の想像をさも事実のことのように「こうだったんだよ」などと言ったりします。

そんな口さがない人は、本人の周りにも言い触らしますが、時には直接本人に対してあれこれとうるさく口を出してくることも珍しくはありません。

「あなたたちのところはいつ子どもができるの?」

「この前彼女と喧嘩していたけど、ちゃんと女の気持ちを考えた発言をしないと。」

など、こちらが一切求めてもいないのに余計な世話を焼こうとします。