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明朗とはどういう意味?明朗な人の6...(続き3)

例えば一緒に食事をしていて、うっかり飲み物を零してしまった時に、その飲み物が色の濃いものだったにも関わらず、サッと自分のハンカチを出して使わせてくれる人がいたのなら、その人は気立ての良い人でしょう。

また、公共の場で体調が悪くなり、地面にしゃがみこんでしまった時に、「大丈夫ですか?」と声をかけてくれて、飲み物を差し出してくれたり、座れるところまで連れていき、休ませてくれたりする人がいれば、その人もとても気立ての良い人でしょう。

気立ての良い人は他人に対する思いやりに溢れています。

しかしそれだけでなく、さらに明朗な気質の持ち主であったなら、誰もが好感を抱くことでしょう。

気持ちは必ずしも明朗ではなかった

どんなに普段は明朗な人でも、時には落ち込むことがありますし、笑顔がなくなり心が沈んでしまう時もあるでしょう。

しかし人の良さから、他人と接する時にはいつものように笑顔で接しようと努める人は多いです。

しかし、表面上は笑顔を作りながらも、心の中は暗く沈んでしまっている時に、「気持ちは必ずしも明朗ではなかった」などと使うことがあるでしょう。

小説などを読んでいれば、時々目にする表現方法でもあります。

本来もっと明朗快活な人物だったはずだ

旧友と数年ぶりに再会した時に、旧友が自分の知っている性格ではなくなっており、驚いた経験のある人もいるでしょう。

自分の知っている限りでは、旧友は昔から明朗快活な性格をしていて、誰からも好かれる存在でした。

それが数年ぶりに再会したら、外見の変化だけでなく、性格までどことなくトゲトゲとして冷たくなっていた時に、「彼は本来もっと明朗快活な人物だったはずだ」と自身の中の記憶と照合させて戸惑ってしまうことがあるでしょう。

そのように、以前との変わりように驚いた時にも使うことがあります。

彼は、はきはきとした明朗な若者だ

明朗な人は、見るからに明るく爽やかで、周囲に与える印象がとても良いです。

何かを話す時にもはきはきとした話し方をするため、自分の意志を相手に伝えやすく、何を考えて行動しているのかが周囲から見た時にも分かりやすいです。

それは、明朗な人物が自分にやましいところや後ろ暗いところがないため、堂々と自分の意志を行動で示しているということでもあります。

そのように、誰から見ても分かりやすく、また明るくはきはきと行動している人は、周りの人たちから好かれる傾向にあります。

そんなはきはきとした明朗な人物を評価する際に、例文のように使うことがあります。

「明朗」の類語や関連語

明朗の類語には「にこやかさ」「快活さ」「陽気」「元気」「晴れ晴れしい」「晴れやか」などが挙げられます。

日常生活の中で「明朗」と使う代わりに類語を用いることがあったり、関連語を用いて明朗さを、より主張したりすることがあります。

明朗の持つ意味によって、類語や関連語をいくつかに分けて以下にご紹介していきます。

1.快活で陰気を追いやる性質


明朗には、「快活で陰気を追いやる性質」という意味があります。

にこにこと明るい笑顔でいる人のところには、自然と陰気な空気が寄ってこないように、明朗な人の周りにも、陰気や暗いものが寄ってくることはありません。

何事にも表と裏がありますが、性質自体は似たもの同士で結びつくことが多いです。

そのため、明るい人の周りには同じく明るい人が集まりますし、「元気」「快活」「積極的」などのポジティブな性質が寄ってきやすいでしょう。

にこやかさ

にこやかさは、明朗の持つ性質の1つです。

嬉しそうににこにこしているさまや、物腰の柔らかなさま、優美さを感じさせるさまは、柔和で周りの人に上品な印象を与えます。

げらげらと大声を上げて笑うような下品さはなく、にっこりと微笑む姿が朗らかさを感じさせます。

例えるなら、きちんとした身なりやぴしっと背筋の伸びた美しい姿勢で、口元を柔らかく持ち上げて微笑む女性のような姿をにこやかさから想像する人も少なくはないでしょう。

にこやかさの感じられる人は、同時に清潔感も感じさせ、話す内容もしっかりとしていれば、人からの信頼も得やすいでしょう。

快活さ

快活は、「気持ちや性質が明るく元気の良いさま」という意味です。

にこやかさの場合には、柔らかく上品で、落ち着いた印象がありますが、快活さの場合には、明るく突き抜けるような元気さといった印象があります。

恐らく「快活な人」と聞けば、誰もが明るくにこにこ笑顔で、口調もハキハキとした人を想像することでしょう。

そしてその想像の通りに、快活な人というのは、常に笑顔で明るい雰囲気をまとっています。