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明朗とはどういう意味?明朗な人の6...(続き5)

他人が不幸になるさまを愉快そうに見ているのは悪趣味ですが、そうではなく純粋に楽しい、気持ちいいという感情から愉快さを露にしている時には、自然と楽し気な雰囲気が表れることでしょう。

和やかな

和やかは「態度や物腰がやわらかなさま」です。

和やかな気質の人は、どんなに大変なことが起きても常に心にある程度の精神的な余裕を持っていますので、柔らかな笑顔を絶やさなかったり、周りに対しての物腰も穏やかだったりします。

自ら和やかであろうと努める人は、その場の忙しさや周りの意見などに流されずに、常に自分らしさを保とうとします。

そのため芯が強く、他の人たちよりも気持ちの持ち方が前向きなことが多いです。

喜ばしい

喜ばしいとは、「嬉しく愉快であること」や「満足すべきである」などの意味があります。

「こんなに良縁に恵まれて、何て喜ばしいことだろう。」などと表現することがあり、いかにも「喜ぶべきことだ」という気持ちを表す際には、「喜ばしい」と使います。

何かおめでたい出来事があった時には使うことが多く、時には全員で「喜ばしい」と手を合わせることもあれば、1人が個人的に「喜ばしいことだ」と嬉しがっていることもあるでしょう。

喜ばしい気持ちになっている時は、誰が見ても分かるほどに嬉しそうな素振りをしていることが多いです。

影のない

明朗には、明るく朗らかという意味と、嘘や不正がないという意味があります。

このどちらの意味にも通じるのが、「影のない」という関連語です。

「影」は気質の明るさや暗さを表わすだけでなく、後ろ暗いところや、やましいところといった意味でも使うことが出来ます。

「影のない人だ」という言葉で、「明るくて性格に一切の影がない人だ」という意味と、「嘘や不正といった後ろ暗さの全くない人だ」という意味のどちらの表現もすることができます。

「影のない」という言葉がどちらの意味を表わしているのかは、その場の状況や前後の会話から意味を想像することが出来るでしょう。

快適な

快適は、「心身に不快に感じられるところがなく、気持ちいいさま」です。

よく「快適な環境」「快適な職場」「快適な室内」などと使われることの多い言葉ですが、そのどれもが同じ意味として使われています。

環境という意味で使われることが多いため、「快適」と聞くと直ぐに健康的な問題がないことを想像する人は多いと思います。

しかし実際には、空間内の環境だけでなく、自身の心身に不快さがないかどうかということも深く関係しています。

心身に不快に感じられることがないということは、身体的な部分はもちろん、精神的にも一切の苦痛がない状態ということになります。

そのため本当に快適な環境にいる人というのは、精神的な余裕もあり、気持ちが朗らかで落ち着いていることが多いです。

「明朗」の反対語

明朗の反対語は「陰鬱(いんうつ)」です。

陰鬱には「暗く沈んで晴れ晴れしないさま。うっとうしいさま。」という意味があります。

「明朗」の英語表現

明朗は英語で「cheerful」=陽気な、「pollyannaish」=明るい、陽気な、晴れやかな、「upbeat」=明るい、と表すことができます。

明朗という言葉を正しく使おう

「明朗」は、単に明るいという意味だけではなく、物事にこだわらないというところや、嘘や不正などの隠し事がいっさいないといった意味もあります。

それらの意味を知らずに、ただ明るいという意味だけで使っていると、場合によっては間違った使い方をしてしまうこともあるかもしれません。

誤解や誤用を生まないためにも、明朗の正しい意味を知って、正しく使えるようになっておきましょう。