みなさん、こんにちは。
テレビなどでも「ゴミ屋敷」って以前はよく紹介されていましたが、今でもあるんですかね?さすがに、あそこまではなかなか無いでしょうが、一人暮らしで忙しくて掃除出来ない。
引っ越したが荷物の整理が出来ていなくて、いつまで経っても段ボール生活なんて人は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、汚い部屋、すなわち「汚部屋」と題し、その脱し方をみなさんにプレゼンしていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。
テレビでも紹介されている汚部屋って?
テレビではやはり、「ゴミ屋敷」が有名ですよね?
自治体が仲介し、ゴミを片付けるように言っても、住人の方は「これはゴミではない、資源だ」と言い、頑なに片づけようとしない。
また、敷地から道路に飛び出すゴミもテレビで写されたりと、昔には多く取りあげられていた時期があり、一種の「社会問題」されていました。
現在でもこういった方はいらっしゃるのではないかと思いますが、自治体の方も、住人の意見に耳を傾け、「ゴミを資源と捉えて業者に売る」とかを考えればいいのにと思ったりもしています。
具体的なゴミ屋敷の解決方法は別の機会にするとして、今巷で増えている「汚部屋」について次より順番に見ていきたいと思います。
ただの『汚い部屋』じゃない
「汚部屋(おべや、おへや)」とはそもそも、単に汚い部屋を言う訳ではなく、「汚すぎて足の踏み場もないような部屋」と言う意味です。
なかには「何カ月もゴミを捨てない」、「虫が湧く」、「掃除道具自体がゴミの下」などの完全に現実離れした状況も意味的に含まれるときもあり、その家全体がこのような状況の場合、「汚宅(おたく)」と言う事もあるそうです。
虫が湧くような汚い部屋で、ごはんを食べたり、横になったり、修行が足りない私には無理です…。
本人は自覚していない
もし住人が、本当に「汚い」と思っているならば、正直汚い所で飯は食えません。
横になってぐっすりも出来ません。
ですから「自覚症状がない」と言う側面も実際にはあると思います。
人様に見せた時、「汚ねぇ、汚部屋」と初めて認識すると言う事もあるかも知れません。
こうなって来ると、今のあなたの部屋も、自分では「快適」と思っていても、他者からみれば「汚部屋」とされてしまうかも知れません。
人間関係に支障が出てはもったいないので、是非とも治したいところですね?
例えば、汚部屋の人はこんなブログも見ると様子がわかります(汗)
では、自分の部屋がそもそも「汚部屋」かどうかは、どう判断すればいいのでしょうか?そんなときに便利なのが、現代人の頼み綱「インターネット」、その中でも「ブログ」です。
これより以下に、いくつか「汚部屋」のためになる「ブログ」をご紹介していきますので、今後のご参考にしてみて下さい。
『汚部屋じゃなくてお部屋と呼びたいのッ!』
本ブログは、ごくごく普通で、少しずぼらな「主婦」の方が、「どうして汚部屋になってしまうのか?」、「どうしたら改善されるのか?」を、日常生活に沿って、わかりやすく解説してくれるブログです。
そもそもこのブログ主さんも片付けが苦手な方のようで、ブログを始めれば片付けるようになるのでは?と始めたそうです。
「今日はここを片付けました」といったように、ご自宅の画像や、その日にやったお掃除などを、毎日紹介して下さいます。
ブログの中で、「汚部屋の掃除道具」とカテゴライズされた、気になる項目を見つけたので「なんだぁ、ちゃんと掃除してんじゃん」と、観てみたところ、カテゴライズされているにも関わらず総数は「わずか1件」で、しかも普段から使っているものを紹介していると思いきや、「コレ欲しい」となっているだけで、単なる、お母さまの「希望」が書いてあるだけでした。
正直、不意をつかれて笑ってしまいました。
なんだか読んでいるとホッコリする、等身大のやさしいお母さんが日々の暮らしを楽しく伝えてくれる、面白い「汚部屋撃退ブログ」です。
『汚部屋お片付けブログ』
「ぬしさん」という女性の方が書かれているブログで、妹さんが急に家へ来られる回はちょっとよかったです。
しきりに万能洗剤と題して、「エコポポラ」という過信され過ぎている超万能洗剤がまるで「出オチ」のように出てきて、ちょっと笑ってしまいます。
何個か投稿を読んでいると、「エコポポラまだかな?」と、待ってしまっている自分に気づきました。
はっ、まただ。
ひとつひとつの投稿も長めで読みごたえがあります。
共感できるところも多々あると思いますので、是非一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
※URL:http://oheya.onrainshop.com/
『シンプル大作戦~汚部屋からの脱出~』
カワイらしいイラストと、大きく読みやすい文章で書かれるブログです。
この方も「主婦の方」がブログを書いており、「汚部屋」はもちろん、事後的に「○○は××日に片付けておくべきだった」とか、「後悔やこれからの対策」などもいろいろとまとめてくれています。
また、何をどれだけ捨てたかなどを細かくリスト化してくれているので、観ている方もキレイになった実感が違うような気もします。
同じ「ずぼら人間」の方からすると、共感できるところが多いと思われるので、このブログを読めば、自分も頑張ろうと思えるかも知れません。
※URL:http://uminoie.link/
『やっこさんの断捨離ブログ 片付けビフォーアフター』
そもそも「断捨離(だんしゃり)」とは、不必要なものを捨てて解き放たれると言う意味で、「断」は、余計なものを買う・貰う、この意思を断つ、「捨」は、不必要なものを捨てる、最後に「離」は、物を溜めこむ・執着する心理から離れるというところから、「汚部屋脱却」の旗印として多くの方がこの言葉を使っています。
このブログ主も「一日一捨」を掲げて、家の中のゴミを次々と片付け、某リフォーム番組を文字って、投稿を展開する、「コツコツ系・汚部屋対策ブログ」。
毎日クローゼットや、棚のひとつを取りあげ、内部のいらないものをごっそり片付け、最後はゴミ袋に入った大量のゴミと共に、すっきりした収納スペースを画像で見せてくれます。
毎日コツコツ掃除とゴミ捨て、でもたまに思い入れある品が出てきて、思わず立ち往生。
前途多難なゴミ捨て計画ですが、ブログ主の努力と苦悩が同時に見られます。
※URL:http://katadukeyakko.blog.jp/
なぜ片付けられないのか
ここまで、いろいろな方の生活に沿った実際の体験に基づいた「汚部屋」について観てきましたので、何となくの「汚部屋」の様子は分かったかも知れません。
では、どうして「汚部屋」になってしまうのか?どうして人は部屋を片付けられないのか?
次からはいよいよ「汚部屋」になってしまうメカニズムを皆さんと一緒に探っていきたいと思います。
溜め込もうとする心理
まずは何と言っても、「もったいない」、「いつか使う」、「面倒臭い」などから来るゴミや使わないものへの「溜めこみ心理」、いわゆる「溜めこみ癖」です。
掃除は好きな人もいますが、そもそも「汚部屋」になってしまう人はこの「掃除が非常に下手」であることは言えると思います。
というよりも、掃除に行くまでに「いろいろと理由をつけて、結局やらない」と言う事もあるかと思います。
「面倒臭い」、「今日は止めて明日しよう」、「明日は止めて週末しよう…」、とこういった面倒臭い心理から徐々に「溜めこみ癖」がついていき、それを大義名分に次は、「掃除が面倒臭い訳ではなく、これはいつか使うから…」、「これはゴミじゃなくて、便利なモノ…」などと変わっていき、今のどうしようもない「汚部屋」の姿になっているのではないでしょうか?
何かと体のいい理由をつけて、厄介な「溜めこみ癖」が付いてしまうその前に、毎日少しずつでもいいので、要らないものはすぐに捨てて、スッキリとした毎日を送りたいですね。
「損したくない」という不安を持っている
そして、一つこの「溜めこみ癖」に付け加えるなら、まだ「面倒臭い」から来る「溜めこみ癖」は良いと思うのですが、「もったいない」から来る「溜めこみ癖」は結構厄介と言えます。
まだ前者の場合なら、自分が悪いことが分かっていると思われるので、自分の怠惰な習慣を正す力や、きっかけがあればまだ治ると思います。
しかし後者の場合、「もったいない」からこそ、何処かから新たに物を持ってきてしまうという心理なので結果、どんどんどんどん家に物が増えてしまいます。
しかも、その「何か」を家に持ちこまない事が「損な事」、強いて言えば「悪い事」と認識しているので、これまた厄介です。
「家に持って帰らないこと」が、逆に「悪い事」と思っているからです。
ですから「もったいない・溜めこみ症候群」の方は、自覚症状もない方が結構いらっしゃるかも知れませんね。
たしかに、ポケットティッシュ、100円ライターや、コンビニ・飛行機等で貰えるおしぼり、ホテルに泊まった時の歯ブラシや、ヒゲソリ、化粧品等のアメニティグッズなどなど、世の中には意外と「タダ」で貰えるものが結構あります。
しかしそれを家に持ち帰って使った試しがありますか?ほとんどが、「いつか使う」と一向に陽の目を見ないまま、棚や物置の奥の奥にしまわれ、冷蔵庫や電子レンジなどの上に無残に置かれ、あなたの部屋の景観を無駄に損ねてはいないでしょうか?
いつか使うと言って、1年もそれらを使わなかったら、もうそれは永遠に使わないものではないでしょうか?使うとしても一つや二つで十分です。
また欲しくなったら貰ってこればいいのですから…。
いらないものは捨てましょう、今日から捨てましょう。
そうすればあなたの部屋も晴れて「汚部屋」卒業です。
物が捨てられないという心理
溜めこみ癖を治せたら、次に「処分をする癖」を付けましょう。
重要な書類などは給与明細や、領収書なども含めて「確定申告」等で用いますから、「1年」は原本を持っておいた方が良いですが、その役目も終わったら徐々に捨てていかなければなりません。
そうしなければ当り前ですが「どんどんどんどん物が溜まって、部屋が汚部屋になってしまう」という訳です。
こういった心理に入ってしまうのはいくつか原因があるかとは思いますが、次にその一例を出してみました。
心の”穴”を埋めようとしている
人は寂しさや、ストレスなどの心の隙間を物で埋めようとする心理があるそうです。
一人で居る孤独感から、部屋を物で満たして安心する一種の「精神安定剤」として捉えている人もいらっしゃるようです。
また、医学の世界でもこの問題を病気として捉えてる一面もあり、近年、強迫性障害の一種である「強迫的溜め込み」として問題視されています。
この「強迫」とは、無駄に強過ぎるという意味で、「物が捨てられない」、「いらない物を買ってしまう」、「物を無性に集めたくなる」といった気持が異常に強くなってしまい、最後にはこの気持ちが自分では収拾が付かなくなってしまう「病気」につながります。
この病気は、通院することで改善されるようですが、放っておいても治る可能性はとても低いので、自覚症状がないとなかなか完治には厳しい障害がいくつもあるかも知れません。
「おかしいな?」と思ったら、まず専門家の方の話だけでも聞きに病院へ行きましょう。
何もなければそれでラッキーだと思います。
また、認知症や、不安障害、統合失調症など他のさまざまな病気が原因で「溜め込み心理」になっている場合もあるみたいですので、どちらにしても「思い込み」は禁物です。
酷い場合は通院をお勧めします。
取捨選択ができない心理
そもそも目の前にある物が「いるのか?」、「いらないのか?」、これを判断できないということから、「溜め込み癖」が出てしまう事も考えられます。
以前テレビなどで良く取り上げられていましたが、近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」という著書が全米で週間書籍販売ランキングで一位になったというのは皆さんもどこかで聞いた事があるのではないでしょうか。
この著書によると、物の整理は「ときめくもの」だけ残し、あとは「捨てる」だそうです。
ときめかないものは、残しておいても使わないものと割り切ってどんどん捨てていくということですね。
これなら分かりやすいので、「物が捨てられない方」にとってはこの本が救世主になってくれるかも知れません。
しかし、この「取捨選択ができない」ことも自分ではどうしようも出来ない「病気」が絡んでいる場合があります。
うつ病の初期症状の可能性あり
うつ病は、いろいろな病気と合わさって「合併症」を引き起こしてしまう危険性もあるそうですが、うつ病の初期症状として体力や気力が著しく下がり、「何もやる気が出ない」、「掃除しなくてはいけないけど、やりたくない」などから、結果的に「溜め込み癖」が生じている場合もあります。
物が捨てられない以外にも何か倦怠感や、喪失感などはありませんか?自分で判断が付かない場合は、余り一人で悩まずに病院へ通院して問題を解決しましょう。
【片付けられない人の特徴については、こちらの記事もチェック!】
汚部屋住人から脱出する方法
ここまでいかがでしょうか?「物が捨てられない」、「物が溜まってしまう」などの原因が病気にあるのではと、少し脅してしまう面もあったかも知れませんが、それだけ現代人は多方面からさまざまなストレスを感じていると言う事だとも言えると思いますので、何も言い過ぎではないとも思います。
病気の場合は、お医者様に任せるとして、そうでない方は次に「汚部屋脱却の方法」をまとめていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
1、片付けの協力者を得る
一人で片付けが出来ない場合、ズバリ「協力者」を募りましょう。
汚い部屋を人に見られてしまうという羞恥心はあるかも知れませんが、そのままにしていても勝手に片付く訳ではないので、意を決して、素直に誰か周りの人に助けを求めることも必要だと思います。
特に女性の協力者が良い
片付けの協力者を集める場合、女性を一人でも呼ぶ事が出来たら「汚部屋脱却」がより捗ると思います。
これは単純に男性よりも女性の方が掃除などの方法を熟知している場合が多いと言う事と、その後の整理整頓の仕方も情報交換が出来ると言ったところが利点と考えられるからです。
単に断捨離、掃除といっても、それまで「汚部屋」に住んでいた人がやる気を出したからと言って急に出来る訳がありません。
やり始めても、きっとすぐに諦めてしまうでしょう。
なので断捨離は「的確かつスピーディーに」行うことが重要だと思います。
汚部屋が汚ければ一日では終わらないかもしれません。
徐々に片付けていき、その後の「リバウンド」にならない為の整理整頓術も同時に教えてもらい、「普段から掃除をする癖を付ける」事と、定期的に言えに来てもらい部屋の状態を観てもらえば、掃除や断捨離への意識も自然と高まると思います。
2、必要な道具をそろえる
物を捨てる為に物を買う?と思うと矛盾しているようにも思われるかも知れませんが、厄介な汚部屋を打ち砕くためにはさまざまな武器が必要になります。
「ゴミ袋」・「軍手」・「マスク」・「殺虫スプレー」・「雑巾」・「段ボール」・「マジック」などです。
仮にコレらを「断捨離七つ道具」としておきましょう。
まず「ゴミ袋」。
これは当り前と思うでしょうが、コレが無いとゴミは捨てられません。
可燃ゴミ・不燃ごみなど考えられるゴミの種類の袋は一式用意しておいた方が良いでしょう。
「軍手・マスク」は、汚部屋はどんな汚いものがあるか分かりません。
埃や髪の毛ならまだしも、生前の容姿が全く想像できない「腐った何か」を発見してしまう事もあるかも知れません。
完全防備でいきたいですね。
殺虫スプレーは、わかりますね?そんな汚い部屋で鬼が出るか蛇が出るか、何が出るのか分かったものではありません。
十分に使い方を熟知した上で、一応用意しておきましょう。
しかし、可燃性のものにスプレーした際、火事の原因にもなりますので注意は必要です。
つづいて「雑巾」ですが、片付けが終わり次第、すぐにその場をキレイに拭いて、「そこには物を置かない決意」を自分自身に叩き込みましょう。
徐々に浄化エリアを増やしていき、汚部屋からだ客したいですね?
次に「段ボール・マジック」です。
汚部屋の中に「いるもの」を見つけた場合、一度この「段ボール」へと避難しておきましょう。
またその段ボールに何を入れたか書きこんでおくために、「マジック」もあった方が良いと思います。
ですがくれぐれも「取捨選択はきびしく」ですよ?
その他にも、足元が危険な場合、「靴」を履いて作業を行う事も必要になるかも知れません。
目が痛くなる場合は「水泳ゴーグル」なども必要かもしれませんね。
状況を考え、他のものも必要になるかも知れません。
汚部屋の掃除は換気を行いながら進める
汚部屋撲滅運動をする際、「必ず換気をしながら」行って下さい。
異臭が漂うものもあるかも知れませんし、第一、多量の埃が舞うでしょう。
また害虫が出た際は、殺虫スプレーに頼ると思いますが、これも換気が必要になります。
騒音や、度を越した異臭などの問題から窓を開けたり出来ない場合は、定期的に外に出て新鮮な空気を吸って、休憩もしながら作業を進めていって下さい。
3、、片付けなくてはいけない場所と物量を確かめる
汚部屋脱却には「計画的に作業を進める」のが結構重要になります。
一日一日で出来る作業量には限界があります。
その日に何をどれだけ片付けるかという、ゴミの「場所・量」を見定めておく事が必要になります。
また明日は何ゴミの日かなども重要かも知れません。
計画的に行わないと、ゴミを部屋の隅から隅へと「移動させただけ」になってしまう事もあります。
タダいたずらに部屋を散らかしただけになってしまうかも知れません。
ある程度計画を練って、無理のない所から始めていきましょう。
片付けが楽そうな部分から始めることがコツ
とにかく作業効率を考えるなら、「楽なところから片付ける」のが重要です。
学生時代のテストでも「自分の確実に出来そうな問題から解く」ということをしていたと思います。
難しいものから取り組んでしまうとそれ一つだけで時間がかかり、体力もやる気も使い切り、中途半端に終わってしまうかも知れません。
何度も言いますが、これまで「片付けられなかったから汚部屋になった」訳ですから、急に骨の折れそうな部分から着手しても未来は目に見えています。
自分でもできそうな「楽な部分」から、整理を行っていく。
これをする事により、徐々に整理の方法も分かっていき、作業効率が上がっていくと思います。
初めからラスボス倒しに行く勇者はタダのおバカちゃんでしょう?是非ともスライムからやっつけて、ご自身のレベルアップを図って下さい。
4、不用品・粗大ごみを仕分ける
ゴミを捨てた事のない方は考えもしないかもしれませんが、ゴミの分別は結構面倒臭いです。
自治体によっては本当に何十種類にも分別させる地方もあり、汚部屋の住人でなくともこれは面倒臭いです。
しかもこの「分別」を行わなければ当然にそのゴミは持っていってはくれません。
またあなたの家に舞い戻って来ます。
一度別れを告げたゴミ達に「ただいま」と言われたくない場合は、事前にご自身の住む自治体のホームページなどから「ゴミの捨て方」をざっくりは頭に入れておいた方が良いでしょう。
粗大ごみなどの大きくて、燃やすことのできないゴミに関しては引き取ってもらうのにお金が掛る場合がありますのでご注意を。
とにかく仕分けていく
断捨離する場合、ゴミ袋を数種類開けた状態で、とにかく分別しながら捨てていくのが効率が良いと思います。
一番多いのは「可燃ゴミ」でしょうが、年季の入った汚部屋の場合は何が顔を出すか分かりませんからその他のゴミ袋なども必要になって来るでしょう。
また、要求される分別が多い場合は、まずざっくりを分けるのも一つの手だと思います。
まず「可燃ゴミ」か「不燃ごみ」かくらいはすぐに見分けがつくでしょうから、部屋の北側には「可燃ゴミらしきもの」、部屋の南側には「不燃ごみらしきもの」とざっくり分けて、何となく2種類に分けたゴミが溜まったら、更に細分化していくといったように段階分けして分別していくのも、作業効率を上げる為には良い方法かもしれません。
どうしても自分じゃ片付けられない!
ここまで対処法をみてきましたが、「自分じゃ出来ない・自信が無い・面倒臭い」、そんな方には最終手段です。
諦めるのはまだ早いです。
最後の手段、「金にものを言わせる」というものです。
金さえあれば何でも手に入る、そう「汚部屋」から脱却した快適なお部屋も。
片付けのプロに依頼する
業者。
それはその道のプロの人々を指します。
その業界で、技を磨き、他者を救い、その対価として報酬を獲得する、それが業者です。
「業者に頼む」、これが最もシンプルで確実な汚部屋脱却の方法です。
プロに頼むと随分メリットがある
業者といってもさまざまありますが、中には引き取ったものに価値がある場合、「お金が貰える」場合があるのが、業者に頼むメリットでしょう。
よく空き缶を売って生計を立てている人が世間にはいらっしゃるようですが、「ゴミ」は売れるんです。
嘘のような話ですが、「売れるゴミ」はあるんですね?ですから、記事冒頭のゴミ屋敷の話ですが、自治体はゴミ屋敷の主人に「ゴミは捨てろ」と言うのではなく、「資源を回収してもらってはいかがですか?」と言えば、ゴミ屋敷の主人も気分良くそれに応じるのではないでしょうか。
とまあゴミ屋敷の話はこれくらいにして。
業者に頼む場合は、引き取ってもらえるものがあるかどうかもポイントになります。
業者選びのポイント
前項でプロに任せる最終手段を紹介しましたが、では実際にゴミ捨て業者を選ぶ際はどんなことに気を付けたらいいのでしょうか?
このゴミ捨て業者は世間では「不用品回収業者」と言われておりますが、選ぶ際にテキトーに選ぶと「トラブル」に巻き込まれる事もあるので、注意が必要です。
まず良くあるのが「料金のトラブル」です。
よく高齢者を狙ったヤリ口で、見積を見せて断っても作業を強行、多額の料金を要求するといったものです。
また、見積りとかけ離れるような追加料金を支払わせるといったようなこともあり、注意が必要です。
あとは作業中に部屋の中を荒して掃除していかない、部屋の壁や床を傷つけていくような横柄な業者もいます。
また回収物をどこかに不法投棄する業者もいるようですね。
こんな悪徳業者に引っかからないためにはどうしましょうか?まずはインターネットなどで業者を検索し良いものが見つかったら、きちんと市や国の「許可を得ている」業者かどうかをきちんと確認しましょう。
そして、メールで当日作業の状況を送り、見積りを出してもらいましょう。
これを複数の業者について行えば、「何となくの相場」が見てとれます。
中には「無料でやります」なんて業者もあるかも知れませんが、「この世にタダよりも高いものはありません」、物には適正金額と言うものがあります。
大人しく有料の業者に頼んだ方が、のちのちのトラブルのリスクも考えると、そちらの方が良いと思います。
少なくとも3社くらいには見積りを出してもらいたいですね。
なかには見積りを発行するだけで料金をとられる場合もあるので注意が必要です。
またその時に「領収書」を発行できるかどうかを必ず聞きましょう。
領収書は「証拠」になります。
その業者が悪徳業者なら何らかの理由をつけて、領収書の発行を断るかも知れません。
依頼する際のコツ
また、作業を依頼する際は、当日の作業についてなるべく詳細に話し合っておくことも必要でと思います。
必要があるならば、一度視察してもらう事も良いと思います。
「聞いていた話と違った」などと言われ、多額の追加料金を作業後に請求されたのではどうしようもありません。
なるべく詳細な打ち合わせの後に作業に入ってもらいましょう。
必要料金と相場
あなたの「汚部屋」がワンルームの場合、多くの業者が「30,000円~60,000円」くらいが相場になっています。
単純な「ゴミ処分」だけでなく、「不用品の買い取り」や、貴重品等の「選別」などなどのさまざまなサービスが付随している場合、料金も高くなっている印象です。
いかがでしたでしょうか。
世にも恐ろしい「汚部屋」の世界。
その世界への境目は定義が難しく、「これがあると汚部屋」という具体的な線引きは特にはありません。
それだけにあなたの部屋はこの「汚部屋」かも知れないのです。
あなたの部屋がもし「汚部屋」と疑われる場合、今回ご紹介したブログ等で、まずその実態を探っていきましょう。
ご自身の目で見て、「これは汚部屋だ」と確信を持ってしまった場合、一人で出来るか?それとも他者の協力が必要か?良く吟味して決めて下さい。
中にはご自身のご病気のせいで、「片付けが出来ない」状況に陥ってるかも知れません。
余り悩まずに、病院で専門家の判断を煽って下さい。
そして、もしご自分で「汚部屋脱却」が望めない場合、素直に業者へと依頼をし、一日でも早い「汚部屋脱却」を試みて下さい。
ある程度散らかった部屋の方が落ち着くといった人がいますが、余りに度が過ぎた「汚部屋」では、不衛生から病気になったり、火事が起きたりと、さまざまな弊害があるはずです。
手遅れになるその前に、一度ご自分の部屋を落ち着いて見直してみる機会が必要かも知れません。
快適な生活と人生の為に、皆で悩みを共有してお互い頑張っていきましょう。