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ちなみにとはどういう意味?よくある...(続き2)

ここでは、主題の補足を役割としている「ちなみに」という言葉は合いませんよね。

また、目上の人やお客様、取引先の人などに、この「ついでに」という言葉は使わないほうがいいかもしれません。

場合によっては「何かのオマケ(ついで)でに仕事をしたってこと?」「うちとの仕事はついでなわけ?」と捉えられてしまうことがあります。

どんな言葉も、そんなつもりはなくても「使いどころ」というとのを間違えてしまうとマイナスに働いてしまうことがあります(汗)

自分より上の人やお客様、取引先に対しては「ちなみに」「ついでに」に限らず、言葉選びや使い方には注意するようにしましょうね。

間違えた使い方をしている人が多い


前の章でもご紹介したような意味を持っている「ちなみに」という言葉。

ちゃんとした意味があり、使い方がある「ちなみに」なのですが、多用している人の中には間違った使い方をしていることが多いです。

使いどころを考えずに、話題をうまく回す言葉として「ちなみに」を乱用しているといつか大恥をかいてしまいます。

テレビなどでも間違った「ちなみに」という言葉を使っている人は多く、影響されて同じように間違った使い方をしている人もいるでしょうが、今一度「ちなみに」という言葉の使い方を見直してみることをおすすめします。

補足ではなく主題に付けている

「ちなみに」という言葉は、主題の補足をするために使う言葉です。

なのに、何故か主題の方で「ちなみに」と使っている人が多いです。

「ちなみに」という言葉はあくまで「主題の補足をする」ものです。

それが主題についているとなると、もはや意味不明になってしまいます…(汗)

主題について自信のない意見を言う時に付けている

本筋である主題について自信がない意見を言うときに「ちなみにですが…」と付け加えてから述べる人がいますよね。

ある意味の「防御線」のようなかたちで「ちなみに」を使うのは間違えなので気をつけましょうね!

また、その自信のなさ具合から何となく「いいわけ」くさく感じてしまうことがあります。

話題を全く変える時に付けている

これまでしていた話から別の話題に移るときに「ちなみに●●のことなんだけど…」と使う人も多く見られます。

前の章でもお伝えしましたが「ちなみに」は「それまでの内容に補足をする時に使う」ものです。

主題を補うため関連することを伝えるために使う言葉なのに、話題転換に使われてしまいがちなのです。

この「ちなみに」の使われ方は特に若い人のテンポの速い会話によく見られます。

突然話が変わるもの何だし、ワンクッション置く意味でそれっぽいニュアンスの言葉として使われ出したのかもしれませんね。

口癖で何でもかんでも文頭に付けている

「ちなみになんだけど」「ちなみに言うと」など、どんな話にも頭に「ちなみに」という言葉を付けて話す人っていますよね。

何もちなんでにないのに、ひとまず「ちなみに」をつけてしまう口癖を持っている人は実は結構多いのです。

あまり「ちなみに」という言葉を使うと話しがわかりにくくなってしまいますし、相手に「この人、話す方下手くそだな」「要点をまとめられない人だな」という印象を与えてしまいますよ。

「ちなみに」という言葉が口癖のようになってしまっている人は、話をする前に一度落ち着き、「ちなみに」を使いすぎないように意識をしてみるようにしましょう。

ついでに関係ない話をする時

「ちなみに」という言葉は、本筋の話を補足するときなどに使われます。

そのため、「ちなみに」の後に続く話は本筋に関連した話をしなけれなばりません(というか、するものです)。

ですが、「ちなみに」という言葉を乱用しがちな人は、「ちなみに」という言葉を使っているのにも関わらず本筋を無視した関係のない話をしてしまうことがとても多いです。

人によっては「本筋の話に何にもちなんでないけど…」とちょっと引いてしまうかもしれません。

関係のない話をするときは「ちなみに」という言葉は使わずに「話しが変わるんだけど…」「別件の話なのですが…」と、一回仕切り直すようにしましょうね。

会話のテンポを掴むための間合い語として

文章のあいだに「ちなみに」という言葉があると、とてもテンポよく会話が滑らかに進むものです。

しかし、何かにつけて「ちなみに」という言葉が入ると、だんだん滑らかだった会話に違和感が生じます。

テンポに乗っていたつもりが、気がつくと「ちなみに」によってテンポが乱されてしまいますよ。