陰湿な人の性質を性悪と一言で表現することもありますから、性悪の意味の一つと考えると良いかもしれません。
特に、女性の持っている陰湿なところを表現するのに、性悪と言う言葉が使われることが良くあります。
陰湿な男性に対してはあまり使われているところを見たことがないのですが、女性に対しては割と頻繁に見かけますので覚えておくと良いでしょう。
陰湿ないたずらをする人、意地悪をする人、いじめをする人を性悪と呼ぶというのは有名なので、性悪と胃言葉のイメージ自体が陰湿になってしまっている人もいるかもしれませんね。
もちろん、性悪と言う言葉はもっと広い意味の言葉ではありますが、こういったイメージを持っている人が多いとしても不思議はありません。
誰かを嫌うにしてもねちねちとしてそうな、そんな性格の悪さのようなものが見え隠れする性質を性悪と呼ぶことは多々あります。
腹黒い
腹黒いというイメージを持っている人もいるでしょう。
こちらに関しても、やはり女性に対して使われることが多く、何となく陰で色々悪いことをしていそうな人というイメージが大きいはずです。
表面上は良い人のように見えていても、実は性質が悪ということを表現するために、性悪と言う言葉が使われるのです。
性悪と言う言葉自体には性質が悪いという意味が込められているだけなので、外見からして「悪い」と分かってしまっている人に対しても使われることがあります。
ただし、この場合には、明らかに悪いということが分かっている状態で使うので、わざわざ「性質が」悪いと強調して使うような性悪と言う言葉が使われることはあまりありません。
どちらかというと、表面上は美しいけれど性質は…というような、性質にフォーカスするような場合に性悪が選ばれます。
だからこそ、関連語として腹黒いと言う言葉が当てはまるのです。
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陰険な
陰湿と言う言葉とよく似ていますが、陰湿と言う言葉よりも悪意にフォーカスが当たっているような言葉が陰険です。
腹黒く、裏で嫌らしいことをしているというようなイメージなのが陰険ですね。
さらに言えば、人に悪意をぶつけようと思ってぶつけている存在と言うこともできるかもしれません。
性悪と言う言葉で表現するときには、こうした悪意の塊のような意味合いも含んでいます。
陰険で、陰で相手に対しての悪意をいやらしくぶつけているような性質を表現するのに、簡潔に「性悪」というのです。
もちろん、引見という単語でそのまま表現することも可能ではありますが、それでは直接的になってしまうので、もう少し広い意味を含んだ「性悪」で誤魔化しているようなイメージですね。
性悪の使い方
ここまで性悪と言う言葉について調べてきましたが、それでは、具体的には性悪と言う言葉はどのような文脈の中で使われるのでしょうか。
実際に性格が悪い人に対して「性格が悪い」ということはあっても、性悪だという表現を使って見たことはないかもしれません。
それほど文脈にこだわらなけばいけない言葉ではないのですが、口語の中で使われるのは珍しいように感じる方もいるでしょう。
実際に使ってみるととても便利な言葉の一つなので、まずは例文を見て、具体的にどのような場所で、どのような意味合いで使われているのかについて見てみてください。
例文をいくつか見て覚えることができれば、いつか自分でも便利に使うことができるはずです。
犯人はひどく性悪で危険な人間なのだろう
まず一つ目の例文は「犯人はひどく性悪で危険な人間なのだろう」というものです。
犯人というからには、何かの犯罪を犯した者のことを示していますが、そんな相手のことを表現するのですから、この場合の性悪にはかなり悪いという意味が込められていますね。
隠逸や腹黒と言ったような軽い意味ではなく、質の悪い、悪質という意味の方が大きいようです。
もっと広く言えば「性格が破たんしている」というような意味も込められているかもしれません。
危険視されるほどに性格が悪いと捉えることもできるでしょう。
実際に、犯罪の程度によっては「性悪」と言う言葉くらいでは表すことのできないようなサイコパスが犯人である可能性も高いです。
ですが、それほどの大事件ではないような場合、警察沙汰になるようなものではなく、日常生活の中で起こる事件の「犯人」の性質について言及するときには、性悪と言う言葉を使って表現することもできるのです。
彼女は私が考えていた以上に性悪だった
「彼女は私が考えていた以上に性悪だった」という例文についても見てみることにしましょう。