そうはいっても、「目を引く」という言葉を納得いくまでに理解できなかった、という方もいるのではないでしょうか。
そのような方は、「目を引く」という言葉の「同義語」を学ぶべきです。
同義語というのは、一つの言葉をほかの言葉とイコールで結べる、いわゆる”同じ意味”を持つ言葉になります。
そのため、「目を引く」という言葉では理解できなかった言葉でも、同義語では「目を引く」という言葉がどのようなことをいっているのかイメージしやすくなるんです!
さっそく「目を引く」の同義語を見ていきましょう。
人目に付く
あなたの周りには、なにかと「人目に付く」ような人っていませんか?
人目に付く人というのは、普通にしていてもなにをしていても目立ってしまう人のことですよね。
これって「目を引く」の意味の“目立つ”と“注目される”という点において同じ意味であるということになります。
“人”の“目”が“付く”んです。
それは、人がどうしても気になってしまう、視線(目)がそちらに持っていかれるような、ほかのところを見たいのに”視線”がその対象物に”くっついてしまう”くらいに注目してしまうということ。
例文で確認してみましょう。
「あの人は何かと人目に付くよね」という文章であれば、あの人はなにかにつけても目立っていて人の視線を奪っているよね、という意味になり、「あの人は何かと目を引くよね」と言い換えることが可能です。
目を奪う
ひとつ前の項目にて「人目に付く」という同義語をお伝えしました。
その言葉の説明でもお話ししましたが、対象としているものに“視線を注目せざるをえない”、“どうしてもそちらが気になってしまう”という意味になります。
そのため、「目を奪う」という言葉とも同義語であるといえると思いませんか?
「目を奪う」というのは、その“視線を奪う”=“目立っていてそちらに注目してしまう”“そちらに視線がどうしてもいってしまう”という意味になります。
例文で確認してみましょう。
「あの人の行動は、逐一目立っていて目を奪うよね」というのであれば、あの人の行動は、逐一目立っているので視線をどうしてもそちらに向けてしまうよねという意味になります。
これは視線を奪っている、どうしようもなくそちらが気になってしまうほどに目立っているという意味があるということから、「あの人の行動は、逐一目立っていて目を引くよね(釘付けになる、注目してしまう)」というように「目を引く」という言葉で言い換えることが可能なので“同義語”といえます。
必ずしも褒め言葉ではない
これまでに「目を引く」という言葉、そしてその言葉の同義語をお伝えしてきました。
それぞれに例文を交えてきましたが、どれも“良い意味”で使われているように感じた方がいるかもしれないですね。
たしかに「目立つ」とか「目線を奪う」、「注目されるような」なんて意味があるとどうしても“良い意味を持っている”ように感じてしまうものです。
しかし、そうじゃないということをお伝えします。
「目を引く」という言葉は、必ずしも褒め言葉として使われるだけではありません。
その言葉は使い方によって、さらには使っているシーンによってはマイナスの意味を持つ言葉に変化することがあります。
では、具体的にどのようなニュアンスで使われることがあるのかも確認しておきましょう。
奇抜だというニュアンスもある
「奇抜」というとあなたは、どのようなもの・人を思い浮かべるでしょうか?
おそらく、“普通の人とは違う”とか“ちょっと異質な好みを持っている/その傾向がある」というように想像するでしょうね。
奇抜な人というのは、まさしくその通りで普通の人のように普通に生活をしている/行動をしているように自身は感じているものの、ほかの人と”違う要素”を持っているのでどうしても目立ってしまう人のことを言います。
カジュアル系ファッションをしている人が大勢いる中で、きゃりーぱみゅぱみゅのような奇抜なファッションをしている人がいたら目立ちますよね。
人によっては「憧れのまなざし」でその人を見るかもしれませんが、人によっては「なんだよ、あの格好は」「おかしい」「普通じゃない」「いかれている」なんて感じますよね。
もしも「憧れのまなざし」でその対象を見つめているのであれば、「目を引く」という言葉はプラスのニュアンスで使われることになります。
反対に「いかれている」なんていうように対象物を見つめているのであれば、それはマイナスのニュアンスで使われていることになるんですね。
これは、それぞれ受け取り手によって変わります。
大げさすぎる
あなたの周りには、なにかにつけて大げさにふるまっているような人はいませんか?