例えば会社の同僚が「あの人って本当に仕事できないよね。」と他の同僚と話しているのを耳にすると、「ひょっとして自分のことを言われているんじゃあ・・」と不安になったり、また友人で集まっている時にトイレに立つと、「今もしかして自分の愚痴をみんなで零し合っているんじゃあ・・・」とあらぬ被害妄想を抱いたりします。
もしかしたらそれが事実かもしれませんが、もちろん事実ではない可能性もあります。
実際に話しているのを耳にしない限りは事実かどうかも分からないのに、被害妄想が激しい人は「きっと自分の悪口を言っているに違いない!」と思い込むことが多いです。
そんな被害妄想を四六時中していますので、一緒にいる人には「付き合いきれない」と疎まれてしまうことがあります。
16:おせっかいがすごい
おせっかいがすごい人も、周りから疎まれることが少なくはありません。
おせっかいな人は何にでも首を突っ込み、自分も関わりたがろうとします。
誰かが悩み相談を他のしているのを耳にすれば、「どうしたの?」と勝手にその中に入り、相手が求めてもいないのにベラベラと一方的なアドバイスを告げます。
また、結婚せずに独身を謳歌している人に対して、「そろそろいい歳なんだから結婚相手を見つけたら?何なら友達を紹介するよ。」と要らぬ世話を焼こうとします。
おせっかいはその言葉の通りに、個人が勝手に誰かの世話を焼こうとすることです。
相手の意思もよく確認せずに、強引におせっかいをやこうとすることも多いため、そんな有難迷惑な余計なおせっかいに嫌気を感じた人たちは、おせっかいな人を疎ましく感じることでしょう。
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17:スキルがないのに自信過剰
時々、何の根拠もないのに自信過剰な人がいます。
プライドが高くナルシストな人はとくにその傾向が強く、実際にはたいしたスキルを持っていないのに、さもできる人間のように振舞ったり、大きなことを言ったりします。
例えばパソコンを使って仕事をしている最中に、機械の調子が悪くなり、フリーズしてしまったとします。
自分では対処できないため、機械に詳しい人に助けを求めようとしたところ、まだ頼んでもいない内から「自分に任せておけ」と得意げに止まったパソコンの前に陣取り、あれこれと機械いじりを始めます。
しかしその人はパソコンのスキルや資格を何も持っておらず、また特別機械に強いわけでもありません。
そのため当然解決できずに、「このパソコンもうダメだね」と適当な判断を下します。
しかしその後で機械に詳しい人が、直ぐにパソコンを直してくれた場合には、「やっぱりあれが問題だったか~。自分もそうじゃないかと思っていたんだよね。」とさも自分も原因を理解していたかのように偉そうなことを言うでしょう。
このように、スキルがないのにやたらと自信過剰な人は、結局は本人が口にする内容よりも実力が劣っていることが多いため、そのはったりのような自信過剰がうっとうしいと感じる人には疎まれることがあるでしょう。
18:自分の意見がない人
大人しく引っ込み思案な人の中には、ただ自己主張が苦手という他に、自分の意見を何も持たない人がいます。
子どもの頃から親にすべてを決められて、自分では何ひとつ決めさせてもらえなかった人や、いつも周りの人たちの意見に合わせて生きてきた人は、いざという時に自分の意見を持てないことがあります。
あれがしたいこれがいいと、自己主張が強すぎるのも協調性に問題がありますが、自分の意見がなさ過ぎても周りからは鬱陶しがられてしまうことがあります。
自分の意見がない人は、それで他人に迷惑をかけるということはあまりないでしょう。
しかし、いざ個人の意見が求められた時には何も言葉が思いつかずに、その場でもじもじ、そわそわと落ち着きない様子で沈黙を保ってしまうこともあります。
そのさまは見ている側からすると「イライラする」「自分がないのか」と不愉快な気持ちにさせてしまうことがあるため、自分の意見をハッキリ言わなければならないような環境下では、疎まれてしまうことがあります。
19:極端に良い人すぎる
極端に良い人すぎる人も、時には人から疎まれてしまうことがあります。
極端に良い人は、他人から見れば「超」がついてしまうほどにお人好しな性格をしていたり、自分に余裕がなくても他人を優先させようとしたりする一面があります。
自分の身を犠牲にしてでも反射的に他人を助けたり、何度騙されても他人の言葉をまったく疑うことなく信じ込んだりと、とても社会で上手に立ちまわって生きていくことができないような性格をしている人が時々います。
そんな根っからのお人好しな性格をしている人は、社会に揉まれながらも純粋さを失っていないため、その精神面には敬意を払うべきものがあるでしょう。
しかし、世の中そんなに根っからの良い人ばかりではありません。
誰でもある程度のところで善悪を線引きして行動していますし、自分の身が危なければ他人を助けるような心の余裕もないでしょう。
極端に良い人すぎる人と一緒にいると、自分の心が汚れていると感じることもありますし、また一緒にいて「付き合いきれない」と思うこともあるでしょう。
騙されそうになるのをフォローするのも大変ですし、上手く社会に適応しているわけではないその生き方に、敬意は払っても共感はできずに、つい疎遠にしてしまう人は少なくはないでしょう。