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「お申し付けください」とはどういう...(続き3)

なので、それぞれを分解し、どのような表現の言葉なのか、どういう風に組み合わさっているのかということまで正しく判断できると、より言葉の意味を理解できるはずです。

ビジネスで使える丁寧な言葉

お申し付け下さいという言葉は主にビジネスの場面において用いることができる丁寧な言語表現として知られています。

なかなかプライベートの場面でお申し付け下さいという言葉を使ったりすることがないと思いますが、上下関係がはっきりしているビジネスの場面では全く別です。

自分よりも上の立場の人間の命令などを常に伺ったり、従ったりする必要がありますので、この言葉を使うことによってそれを理解していることを相手に印象づけられます。

そうすることで、相手も自分の立場を理解してくれているという安心感や、指示を出しやすい空気を感じてくれるようになるので、非常に便利な言葉の一つです。

覚えておけば、ビジネス全般のシーンにおいて使用することができますので、必ずこの機会にマスターし、日常的なビジネスのシーンで活用できるようにしてください。

️「お申し付けください」を使う場面


ここまではお申し付け下さいという言葉の根本的な組み合わせや、言葉の種類などについてご紹介してきました。

ある程度お申し付け下さいという言葉の意味や、種類などが理解いただけたところで、ここからはお申し付けくださいという言葉を使う場面について触れていきたいと思います。

先ほどもお伝えした通りお申し付け下さいという言葉はどちらかといえばプライベートの場面よりもビジネスをすぐにおいて用いられるべき言葉です。

社会人として活躍している人であれば一度くらいは人生に聞いたことがある言葉だと思いますし、プライベートで用いたりすることはまずないと思います。

しかしながら、ビジネスのシーンと一言に言っても、細かく考えてみると非常に様々な場面が存在していますので、どのような場面で使えばいいのかわからなくなりがちです。

なのでビジネスのシーンの中でも、具体的にどのような場面で用いられるのかということについてご紹介しますので参考にしてください。

相手に要求をするとき

まず初めにご紹介するお申し付け下さいという言葉を使う場面としては「相手に要求をするとき」が該当しています。

これはどういうことかと言いますと、具体的には相手に対して何かしらの要求を伺う際、もしくは相手がこちらに対して要求をするときを意味しています。

そもそも要求という言葉の意味としては「必要だとして、また当然の権利として強く求めること」を意味しています。

つまり、下の立場の人間である自分が上の立場の人間である相手に対して命令を聞き入れることは当然であるということを相手に求めるという解釈ができます。

もしくは、上の立場の人間が下の立場の人間に対して指示をすることも意味しています。

なので、あくまで自分が相手に対して何らかの命令を要求したりするという意味合いではなく、相手の要求を伺う、仰ぐという意味合いで用いられています。

ビジネスのシーンにおいては様々な場面で自分よりも上の立場の人間の命令や指示を受けたりすることがあるはずですよね。

そのような場面に関しては上の立場の人間に対して自分自身に何かしらの命令や指示をお申し付けくださいという意味合いでこの言葉が用いられてます。

あえて言葉にしなくても命令や指示を受けたりして、指示に従うということは社会人であれば当然のことでもあります。

しかしながら、上の立場とは自分自身が在籍している会社の人間だけではなく、外部の人間である可能性もあります。

例えば、取引先の企業の人間であったり、自社の顧客、つまりお客様である可能性なども十分考えられます。

そのような人たちに対してはあえてこのような言葉を使うことによって、立場の違いを認識している点、そして気軽に何かを申し上げても良いという安心感を与えることができます。

なので、お申し付け下さいという言葉は相手に安心感を与えることができる非常に大切なことの一つであると考えられます。

お客様に対応するとき

次にご紹介するお申し付け下さいという言葉を使う場面としては「お客様に対応するとき」が該当しています。

これはどういうことかと言いますと、一般的にお客様と対応する際はお客様の方が立場が上という考え方が存在しています。

例えば、飲食店なのでお客様が入店した際にはお客様の方が立場が上であり、お客様の要望などは極力対応するように考えるのが一般的であるということになります。

具体的な例を挙げるとすれば、飲食店でお客様が水が欲しいと店員に対して要求したりすることは当たり前のことであり、日本においてはサービスの一環として考えられています。

このような場面においては言い換えてみればお客様が店員などに対して要求を行う、つまり指示をするという言葉に言い換えることができます。

なので、店員はお客様に対してお申し付け下さいという言葉を使って接客をするようになります。

その他にも、飲食店以外でも様々なサービス業などに関しては共通する場面として存在しています。

具体的には、服やものなどを販売しているショップなどもそうですし、それ以外には美容室や理容室なども同じように該当しています。

つまり、お客様に対応する際には、ほとんどの場面でお申し付けくださいという言葉を扱える状況であると考えることができます。

何かを引き受けるとき

次にご紹介するお申し付け下さいという言葉を使う場面としては「何かを引き受けるとき」が該当しています。