人間関係のトラブルは『割れた茶碗は元に戻らない』と言われるように修復が難しいケースが多いです。
人間関係のトラブルに巻き込まれると、勝者は存在することはなく、両者ともに心に傷を負うことが多いです。
損得勘定を第一に考えるチャッカリしている人は、トラブルに巻き込まれて損をすることを避けるために、自分の周りの出来事を敏感に感じ取る鋭い観察眼をもっています。
観察眼の鋭さで、トラブルに巻き込まれて損をしないように『巧み』に振る舞うことのできる要領の良さを身に付けています。
ちゃっかりしている人は、見掛けとは裏腹に、トラブルに巻き込まれないように冷静沈着に状況を見極めて人間関係に距離を置き、『我関せず』に徹して、自分の利益にならないことには関わらないようにします。
常に保険をかけている
ちゃっかりしている人は、自分の立場が危うい場面では保険という『逃げ道』を密かに用意しています。
物事の先行きがハッキリ見えない状況のときは、周りの人にはハッキリした言い方をせずに曖昧さを含んだ表現をして、自分に責任が被さってこないように『保険』という名の『逃げ道』を用意します。
物事の状況の変化により、不利な立場に追い込まれないように『責任逃れ』を第一に考えます。
例えば、周りの人から物事を頼まれた際には、「時間があったらやるよ」とか「やれそうならやるよ」と明確な返答を避ける言い回しをします。
その後、自分に責任が降りかかる状況になりそうなときには、「時間が無くて出来なかった」と言って断ります。
頼まれごとを引き受けるかどうかは、自分にとって利益になるかどうかという損得勘定で判断しますので、周りの人の意向は『二の次』に考えています。
ですから、周りの人から信頼されることはありません。
ちゃっかりしている人は、物事が思い通りに進まないときに、責任を負わないようにする『逃げ道』という保険を掛けていることが多いです。
『逃げ道』を用意することで、周りの人に責任転嫁をすることが少なくありません。
ちゃっかりしている人は、抜け目がないのです。
2.世渡り上手
ちゃっかりしている人は、職場などで周りの人の性格や考え方には敏感に反応し、人間関係を築いていく中で摩擦や行き違いが起きないように振る舞うことが得意です。
周りの人と快い関係を維持していくための気遣いができるので世渡り上手と言えます。
自分を周りの人から『好感を持たれる存在』に変貌させることが出来るため、世渡り上手な『カメレオン人間』と言えます。
カメレオンが身の回りの木々や植物の色に合わせて体の表面の色を変えるように、ちゃっかりしている人は、目の前の人の考えや性格に合わせて『良き理解者』を演じます。
世渡り上手に振る舞うことで、『敵』をつくらないようにします。
本音を他の人に気付かれないように心の奥に隠します。
本音を隠して相手の話しに合わせることに専念し、誰からも好かれる『良き理解者』を演じます。
ちゃっかりしている人は、相手の話しや興味に合わせて相手を盛り上げることが得意ですので、世渡り上手といえます。
相手によって態度を変える
ちゃっかりしている人は、人間関係を築く際にも損得勘定で相手に接して、自分の利益を最優先に考えます。
このため、相手の社会的地位を第一に観て、接し方を使い分ける傾向が強いです。
相手の社会的地位に便乗して自分の利益に結び付けようと『策を練る』ことをします。
ちゃっかりしている人は、人間関係を築く際に自分が不利な立場にならないことを第一に考えて、相手の社会的地位により態度を変えます。
社会的地位の高い人と接するときは、相手に気に入られることを第一に考えて、自分の考えと異なっていても、相手の言葉や考えに低姿勢で同調する振る舞いをします。
感情と行動が伴わない場合が多い
ちゃっかりしている人は自分の利益を最優先に考えて行動しますので、意に反することがあっても利益に結び付く方を選択します。
人間関係は自分の利益を得るための手段として考えていますので、『人間関係=損得勘定』と割り切っています。
損得勘定を優先させるために、本音の感情を心の奥に閉じ込めて、自分が『得を得る』方を選択し行動しますので、感情と行動が伴わない人として映ります。
職場などの人間関係を築いていく中で、自分の感情を押し通すことが自分の利益に結び付かないときは、感情を抑えて表に出しません。
感情よりも自分の利益を優先させる行動をとりますので、感情と行動が伴わない場合が多いと言えます。
3.都合よく鈍感
ちゃっかりしている人は、周りの人からの頼まれごとが自分に不利益をもたらす物事かを嗅ぎ分ける敏感な『嗅覚』をもっています。
自分の利益に結び付くことには敏感に反応する一方、他の人に利益をもたらす物事には鈍感な反応を示します。