相手に優越感を抱かせて、心を掴むのが上手いのです。
ちゃっかりしている人は、職場やプライベートの人間関係の中で、損得で付き合う相手を選別しますので、自分にとって得になる人を見分ける『嗅覚』を備えています。
得になる人を見つけると、相手の警戒心を和らげるコトバを駆使しますので、他の人の心を掴むのが上手いのです。
ちゃっかりしている人の行動
ちゃっかりしている人は、『人間関係は損得勘定』という価値観で、相手を見定めながら行動します。
自分にとって『得をする人』を『嗅ぎ分ける』鋭い嗅覚が行動に表われてきます。
職場やプライベートで織り成される人間関係の中で、自分に利益をもたらしてくれる人を大切にします。
一方、自分にとってマイナスになる人とは距離を置きます。
ちゃっかりしている人の行動の特徴の1つは、損得で相手との距離感を決めるところです。
自分に利益をもたらしてくれる人とは親しい関係を築くために全力投球し、時には周りの人を利用することがあります。
自分に『利益を呼び込む』ための『道具』として、人間関係を利用するところが、ちゃっかりしている人の行動の特徴です。
1.平気で嘘をつく
ちゃっかりしている人の頭の中は『自分の利益』のことでイッパイになっています。
ですから、物事の良し悪しを冷静に判断する常識感覚が欠落していますので、平気で嘘をつくことに躊躇しません。
自分に利益を呼び込む手段として平気で嘘をつきますので、周りの人たちを困惑させる結果を招くことになります。
ちゃっかりしている人の心には、嘘をつくことへの罪悪感は微塵もありません。
自分が得をするために、『嘘を道具』として使いこなすことに罪悪感を感じません。
平気で嘘をつく度に、周りの人からの信用を失っていきます。
嘘をつくことで『得をした』つもりでいても、実は嘘をつく度に周りの人からの信用を失い、大きな『損をしている』ことに気づかないところが、ちゃっかりしている人の軽率さと言えます。
自分が得をするために
ちゃっかりしている人の人生観は、利益最優先ですので、自分が得をするためには手段を選ばない傾向があります。
自分が得をするためには、職場やプライベートの人間関係を利用することが上手です。
周りの人の中から自分にとって『得になる』相手を選び、油断させるような誉めコトバを多く使います。
誉めコトバを向けられた相手は、油断をして心を開いてきますので、油断した心の隙間に入り込んで、相手を利用するのです。
人生の価値観が利益第一主義ですので、自分が得をするための方法を見つけ出すことが上手です。
2.人を責める
ちゃっかりしている人は、様々な個性がぶつかり合う人間関係の中を損得判断で渡り歩くことが上手です。
周りの人との人間関係の中で、人を責めることで自分の立場を優位にしようとします。
自分が頼れる存在であることをアピールするために、他の人を責めてワル者にします。
周りの人は、ちゃっかりしている人の日頃の言動を冷静に観ていますので、善人ブル姿を観て偽善であることを観抜きます。
ちゃっかりしている人が他の人を責める姿を観ている周りの人は、『信用できない人』という印象を抱きます。
人を責める行為は、周りの人からの信頼を失うことになりますので、ちゃっかりしている人が周りの人から慕われるケースは皆無に等しいと言えます。
責められるのは苦手
ちゃっかりしている人は、物事の責任を被らないように逃げ道を探しますので、責められるのが苦手です。
職場の仕事がうまく進まない場面で、自分が責任を被らないように上手く振る舞います。
ですから、仕事を進めていく中で判断を求められたときは、明確な言い方を避けて曖昧な言い回しをします。
たとえば、「〇〇なら△△します」という明言をせずに「状況によっては〇〇なら△△するかも知れない」というような曖昧な表現をして、逃げ道をつくります。
逃げ道を用意することで物事が上手くいかないときに、責任逃れができて、周りから責められることの無いようにします。
ちゃっかりしている人は、責められるのは苦手なため、予め逃げ道を用意するのです。