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問答無用の意味は?使い方や語源、類...(続き5)

ということは、そこに何か返事をしても無駄に終わってしまうということは本人が一番に理解していることになります。

そのため、ウンともスンともいわないで会話が終わってしまうということになりますね。

全く相手にしない

あなたは、誰かに全く相手にされなくて悲しい気持ちだけではなく、なんだかいらだつ気持ちを感じたことがあるのではないでしょうか?

「問答無用」という言葉には、相手の言葉を聞き入れない姿勢を示している意味合いがありましたね。

そのために議論をしても、あなたが主張してもむだにおわってしまいますよ、何も利益を生むことができませんよ…というものでした。

そのような点からいうと、「問答無用」という言葉を「まったく相手にしない」という言葉で言い表すこともできるんですよね。

類語をお伝えしているときにご紹介した例文で確認していきましょう。

「あなたが外出するなんて問答無用だ」というのであれば、「あなたが外出するのを禁止にしているし、その点について何か反論をしてきてもまったく相手にしないですよ」「主張すればするだけむだにおわりますよ」という意味合いになります。

つまり、これは言い換えることができるので関連語句としていうことができるんですね。

無謀

あなたの周りには、無謀なチャレンジをする人はいませんか?

無謀というのはどう考えても無理だし、それにそのようなことにチャレンジするのも時間の無駄に終わってしまうようなことを指しています。

つまり、「意味のないこと」になるんですね。

今回の記事で特集している「問答無用」という言葉も、そのような意味やニュアンスを持っていたのを覚えていますか?ずばり、話し合っても意味がないということでしたね。

つまり、それって無謀な話し合いになってしまいますよという意味になります。

その点から、例文で確認してみますと「あなたの主張は無謀です」となり、それは「あなたの主張は問答無用だ(意味がない・受け入れることができない)」という意味になります。

有無を言わさず

誰かと会話をしているときに自分の主張が通らないこともありますよね。

大体そのようなときって反論している相手があなたの意見をきいてくれていない、受け入れる姿勢がないという状態かと思います。

ずばり、「問答無用」という言葉にはそのように“有無を言わさない”という言葉の意味も含まれているんです。

あなたは、誰かと話していて相手の意見を全く聞き入れないようにしたことはありますか?そのときってだいたい、相手がどんなにこびてもどんなに良さそうなことを言っても、やりたいやりたくないといってもそれを受け入れないですよね。

それは有りも無しかも相手に選択権を与えない、こちら側が主張することをしてもらうという意味になるかと思います。

つまり「あの人が外出をするなんて問答無用だ」というのであれば、「あの人が外出をするなんてありえないし、したいといってもそんなの受け入れない」ということができます。

「問答無用」の使い方・例文

これまでに「問答無用」という言葉についてお伝えしてきました。

いかがでしたか?「問答無用」という言葉の意味を知っていてもその使い方を知ることができていなければ、間違った使い方をしてしまうものです。

ということで、ここでは「問答無用」という言葉の使い方を例文とともに確認しておきましょう。

良いとか悪いの問題ではなく問答無用でダメだ

この文章は「よいとか悪いとかの問題であなく、議論するまでもなくそれはむりなんだ」という意味になります。

あなたは子供に「犬を拾ってきたから飼いたい」といわれたらどのように感じるでしょうか?おそらくその犬を飼うことが正しいかも悪いかも議論するまでもなく、家庭状況からみて飼うことができないということになりますよね。

つまり、問答無用で受け入れることができないということになります。

このようにマイナス要素を含んだ文章でも「問答無用」という言葉が使われることになります。

ゲームに負ければ問答無用で兵士の数は激減する

この文章は「ゲームに負ければ、議論することなしにはむかうことなしに兵士の数はへってしまう」という意味になりますね。

ゲームで戦って負ければそりゃあ犠牲者が出ているからこそ負けているということもあり、必然的に負けになります。

そのように有無を言わさずに、そのような状況になってしまうというところでも「問答無用」という言葉を使うことができます。

普段の彼なら問答無用で一撃を浴びせているだろう

この文章では「普段の彼なら何も言うことなしに―話し合いなんてするまもなく―一撃をあびせているにちがいない」という意味になります。

おそらく「彼」はやり手なのでしょう。