ずばり、そのようにもう二度と同じ失敗が許されないというときに「肝に銘じる」という言葉を使うことができます。
では、このようなシーンにおいてどのように「肝に銘じる」という言葉を使っていけばいいというのでしょうか?その例文を確認していきましょう。
例文
「肝に銘じる」…それを使ってもう二度とと同じ失敗をしないようにすることを伝えたい場合には、どのような言い方をしたらいいのでしょうか?
少し想像してみてください!想像できましたか?
どのように表現すればいいのか、文章のどこのあたりに「肝に銘じる」という言葉を入れていけばいいのかについてみていきましょう。
この失敗を繰り返さないよう肝に銘じます
この文章の意味を考えてみましょう。
「この失敗を繰り返さないように心にとめておきます」という意味になりますね。
ここでは“心にとめておきます”なんて、ちょっと軽いニュアンスに感じてしまうかと思いますが「肝に銘じる」という言葉を使うということは、強く心に決心するという意味も含んでいるということになります。
二度と同じ過ちを犯さないように肝に銘じます
さらに例文を見ていきましょう。
この文章では「二度と同じ失敗をおかさないように、心にとめておきます」となりますね。
ひとつ前でもマイナスのことを改善するため、もう二度と同じ悪いことをしないようにするために肝に銘じる=心に強く決心するという意味になっています。
つまり、良い意味のものを決心するためにはあまり使われない言葉だということになりますね。
いただいたアドバイスを肝に銘じて精進します
この文章は「いただいたアドバイスを心にとめて、精進します」という意味になります。
おそらくこの文章を話した人はなにか失敗をしたのでしょう。
その失敗に対して誰かがアドバイスをくれ、そのアドバイスにのっとってこれからはもうそのような失敗をしないようにし、自分自身を改善していくことを決意した意味になります。
このように誰かにもらったアドバイスを心に留めておく、心にとめてこれからの人生をいきていくということを伝えるときにも使うことができます。
上司などからアドバイスをもらったときに使うことができる文章になりますね!
この経験を教訓として成長できるよう肝に銘じます
この文章は「この経験を教訓にして、成長できるように心に入れておきます」というようなニュアンスの意味を持っていますね。
この文章の話し手の人はおそらく何かを経験したのでしょう。
その経験をすることによって学ぶことがあり、そしてその学んだことをこれからの生活もしくはビジネスの中で生かしていくという決心について語っていることになります。
あなたも何かを経験した際に「この経験を軸にがんばりたい」なんて考えたことがあるのではないでしょうか?ずばり、そのようなときにも「肝に銘じる」という言葉を使うことができるんですね!
今回の出来事を肝に銘じて、仕事に励みます
この文章は「今回の出来事を心にとめて、仕事に励みます」という意味になります。
この文章の話し手の人が体験した“今回の出来事”というのは、これまでの考え方をくつがえすようなことだったのでしょう。
もしくは、その経験があったことにより、ひとつ前にお伝えした例文と同じように何か教訓を得ることができたのかも知れませんね。
それを頭に入れておくこと、そして心にとめておくことによって仕事の励みにしようとしているんです。
例えば、あなたが参加しているプロジェクトが思ったよりも成功したとしましょう。
その成功体験というのは、その後のビジネス人生に大きな影響を与えると思いませんか?ずばり、仕事の励みになりますよね。
人は、成功したこと、いいことがあるとまたそのような気持ちを体験したいがためにもっと頑張ることができるんです。
そのために、“肝に銘じて”おくんですね。
ご助言を肝に銘じ、努力します
この文章は「アドバイスを心にとめて、努力します」という意味になります。
助言をしてもらったりすると、それを活かしておこう!活かしていきたい!と誰もが感じるものです。
あなたも誰かから助言をもらった時には、そのように感じるのではないでしょうか。
また“ご助言”という言葉からわかるようにこの文章の話し手は「目上の人」に対してこの言葉を話していることがわかるかと思います。