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なし崩しの意味は?使い方や語源を解...(続き2)

あなたは、勢いで物事を決めたことはありますか?物事を決めるときってある程度、勢いが大切ですよね。

多くの人は、「なし崩し」という言葉には「勢いで物事を決める」という意味があると勘違いしています。

これまでにお伝えしてきた「曖昧にする」「うやむやにする」という言葉とはちがってどこかプラスのイメージを持っているように感じる言葉ですが、勢いで物事を決めるというプラスのイメージの意味合いももっています。

しかし、これまた「なし崩し」の本当の意味とはかけ離れているんですよね。

つまり、「なし崩し」という言葉には「勢いで物事を決める」というニュアンスの意味は本来含まれていないということになります。

「なし崩し」はネガティブな意味で使われがちだが誤り

これまでに「なし崩し」の意味だと思われている数個をご紹介してきました。

あなたもその中の意味でこれまでに「なし崩し」という言葉を使ってきたのではないでしょうか?

誰かがそのようなニュアンスで使っていたから、ウェブサイトで調べたらそのように出てきたなんていうこともあれば、先生がそのように教えてくれた!なんていう人もいるかもしれないですね。

残念ながら、それは“間違い”になります。

「なし崩し」という言葉の本当の意味についてはのちほど詳しくご紹介していきますが、「なし崩し」という言葉には本来“ネガティブな意味”というのが含まれないんですよね。

むしろポジティブ・プラスのイメージで使われる言葉なんです。

もうこの時点で驚きを隠せない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そりゃあこれまでマイナスのイメージでこの言葉を使ってきたのですから、そのように感じても仕方ないでしょう。

“なし崩しという言葉にはマイナスのニュアンスがない”なんていうと、さきほどお伝えした「なし崩し」の言葉の意味の「勢いできめる」という言葉は大丈夫なのではないか?それはプラスのイメージとして使われることが多いのではないかと反論したくなっている人もいるはずです。

たしかに「勢いで物事を決める」というとプラスの意味としてとらえることができますし、さきほどもそのような意味でお伝えしました。

しかし、場合によっては「悪い場面で悪い方向にいくのを勢いできめてしまう」=「冷静さがない」「冷静でいることができない」「落ち着きがない」と意味を返還することもできますよね。

つまり「勢いで物事を決める」という言葉は、完全にプラス・ポジティブのイメージを持った言葉とはいいがたいということになります。

ここで「なし崩し」という言葉を多くの人が間違って使っている意味を3つお伝えしてきましたね。

衝撃を受けた人もそうではない人も、次に気になるのは「本当の”なし崩し”という言葉の意味」なのではないでしょうか。

それについては次の章にて詳しく見ていきましょう。

「なし崩し」の本来の意味


あなたはさきほどご紹介してきた“なし崩しの間違った意味”で「なし崩し」という言葉を使ってきたでしょうか?

これまでに何度もその意味で使ってきたがために、急に「その意味は間違っている!」と言われたのであれば、びっくりしてしまいますよね。

それどころか「この記事がおかしいのではないか」「どうかしているのではないか」なんて思うのではないでしょうか。

いいえ。

あなたが間違っていたんですね。

それにあなたの周りの人もおそらく間違った意味で「なし崩し」という言葉を使っていたのではないでしょうか。

でも、本当の「なし崩し」という言葉の意味はどのようなものなのでしょうか?まったく想像もできないですよね。

「崩し」という言葉が使われているからマイナス要素を含んでいる意味を持っているんでしょと誰もが思っていることでしょう。

いいえ、実はそうじゃないんです。

これが日本語のいやぁ~なところですね。

実は、「なし崩し」という言葉には本来”プラス・ポジティブの意味あい”しかないんです。

では、どのような意味を持っているのか詳しく見ていきましょう!

これまでにネガティブ・マイナスなイメージで使ってきた人にとっては驚きの連続を感じることのできる意味がのっているはずですよ!

物事を少しずつ片づけていく

「なし崩し」という言葉には主に“物事を少しずつ片づけていく”という意味があります。

あなたは、物事をもしかしたら“一気に片付けたい”人かもしれないですね。

そのような人にとって、ちまちまと物事を片付けるのはあまり良い気がしないでしょう。

しかし、実際は着実に物事を少しずつ片づけることができるというのは、理想的でよいことなんです。