「なし崩しにしていこう」「借金をはやくなし崩しにしたい!」そんな言葉をどこかで聞いたことはあるのではないでしょうか?
相手と会話をしている中で「なし崩し」という言葉が出てくるのであれば、その言葉がどのような意味合いで使われているのかはなんとなく把握することができますよね。
しかし、人によっては突然に「なし崩し」という言葉を使って何かを伝えてくることもあるので、相手が何を言っているのか把握できないこともあるでしょう。
しかし、そうはいっても「なし崩し」という言葉がどのような意味をしているのかなんてその言葉を言い出した人に尋ねるのは難しいものです。
人によっては、自分の恥になるような気がして相手が言っていることをただそのまま受け入れているだけの人もいるのではないでしょうか?
そのように“なんとなくのニュアンス”でその言葉を理解したような気持になっているからこそ、言葉の意味を取り違え、双方の間になにかしらの誤解を生んでしまうことも少なくありません。
つまり、あなたはそのままでいたらもしかしたら相手が本当にあなたに伝えたいことを理解できないことになってしまうかもしれないんですね。
ということで、この記事では「なし崩し」の意味についてお伝えしています!
ぜひ、この記事を参考にして「なし崩し」という言葉に対する疑問を解消し、あなたも胸を張ってこの言葉を使いこなせるようになってくださいね。
誤用される言葉「なし崩し」の使い方
「なし崩し」という言葉は、多くの場合で残念ながら“間違った意味”で使われることが多い言葉になります。
あなたもこの言葉を最初に耳にした時には「何を言ってるんだ!?」と疑問に感じたものの、相手の話しているニュアンス・文章から何となくの意味で「なし崩し」という言葉を理解してきたのではないでしょうか。
そのようになんとなくのニュアンスで理解し、そしてそのせいで間違った意味で理解し、その言葉を聞いた人までもが間違った意味で「なし崩し」という言葉を使うことになっているために、どんどんと間違った意味で「なし崩し」という言葉を使っている人が増えているんですね。
そのままいけば、数年後には「なし崩し」という言葉を正しく使える人はいなくなってしまいます。
それじゃあ、日本人としての恥ですし、これからの日本を担っていく世代に対して顔向けすることができないですよね。
また、誰かに「なし崩しの意味を教えて」といわれてもなかなか説明することができずにいやな思いをすることになるかもしれません。
そのようにならないように、この記事では「なし崩し」とはどのように使うのかを細かく説明しています。
今はまだ「なし崩し」という言葉がどのよな意味を持っているのかわからなくても大丈夫です!
この記事を読み終えるころには、これまでに間違って使っていたということ、そして本当の意味だけではなく使い方までもマスターできているはずです。
「なし崩し」の意味
あなたは「なし崩し」という言葉をきいて、どのような意味を思い浮かべるでしょうか?
“崩し”というような少しマイナスの要素を思わせる漢字が使われているので、なんとなくでも「悪い意味なのかな」「マイナスのイメージの意味を持っているものなのかな」と思うのではないでしょうか。
たしかに多くの人が“誤用”している意味には、ちょっと悪いイメージが多く含まれているんですよね。
それでは、多くの日本人が信じている「なし崩し」の意味、そして多くの日本人が誤用してしまっている「なし崩し」の意味にはどのようなものがあるのかを確認していきましょう!
うやむやにする
「なし崩し」には、“うやむやにする”という意味があると思っている人がとても多くいらっしゃいますね。
うやむやにするというのは、本来見えるはずのものを見えないようにする、ごまかす状態を指しています。
例えば、「お勘定をうやむやにする」「将来設計をうやむやにする」なんて言うように使います。
これは、お会計のお金の詳細をしっかりと示さずに高額なお勘定を求めるときに使われますし、将来設計をしっかり考えているふりをして本当は細かいところまで考えていないという意味になります。
「うやむやにする」というのは、プラスのイメージやニュアンスの言葉ではなく、マイナスのニュアンスをもっていてマイナスのイメージの文章に使われる言葉になります。
曖昧にする
「うやむやにする」という言葉は、本来見えるはずのものを見えないようにして“ごまかしている状態”とお伝えしましたよね。
つまり、見えるはずのものを曖昧にして見えにくくしている状況もさすことができるのです。
つまり、「なし崩し」という言葉は、「曖昧にする」という意味も持ってます。
「あなたは、その件についてなし崩しにしたよね!ありえない!」なんて使っている方をよく見かけます。
これはおそらく「あなたはその件について曖昧にしていたよね。
そんなのありえない!」という意味で、“あなた”と呼ばれる人が本当のことを示すはずがそうしないでごまかしていたのでしょう。
しかし、残念ながら「なし崩し」という言葉には「曖昧にする」というようなマイナスのイメージをもつ意味はありません。
勢いで物事を決める
あなたは、勢いで物事を決めたことはありますか?物事を決めるときってある程度、勢いが大切ですよね。
多くの人は、「なし崩し」という言葉には「勢いで物事を決める」という意味があると勘違いしています。
これまでにお伝えしてきた「曖昧にする」「うやむやにする」という言葉とはちがってどこかプラスのイメージを持っているように感じる言葉ですが、勢いで物事を決めるというプラスのイメージの意味合いももっています。
しかし、これまた「なし崩し」の本当の意味とはかけ離れているんですよね。
つまり、「なし崩し」という言葉には「勢いで物事を決める」というニュアンスの意味は本来含まれていないということになります。
「なし崩し」はネガティブな意味で使われがちだが誤り
これまでに「なし崩し」の意味だと思われている数個をご紹介してきました。
あなたもその中の意味でこれまでに「なし崩し」という言葉を使ってきたのではないでしょうか?
誰かがそのようなニュアンスで使っていたから、ウェブサイトで調べたらそのように出てきたなんていうこともあれば、先生がそのように教えてくれた!なんていう人もいるかもしれないですね。
残念ながら、それは“間違い”になります。
「なし崩し」という言葉の本当の意味についてはのちほど詳しくご紹介していきますが、「なし崩し」という言葉には本来“ネガティブな意味”というのが含まれないんですよね。
むしろポジティブ・プラスのイメージで使われる言葉なんです。
もうこの時点で驚きを隠せない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そりゃあこれまでマイナスのイメージでこの言葉を使ってきたのですから、そのように感じても仕方ないでしょう。
“なし崩しという言葉にはマイナスのニュアンスがない”なんていうと、さきほどお伝えした「なし崩し」の言葉の意味の「勢いできめる」という言葉は大丈夫なのではないか?それはプラスのイメージとして使われることが多いのではないかと反論したくなっている人もいるはずです。
たしかに「勢いで物事を決める」というとプラスの意味としてとらえることができますし、さきほどもそのような意味でお伝えしました。
しかし、場合によっては「悪い場面で悪い方向にいくのを勢いできめてしまう」=「冷静さがない」「冷静でいることができない」「落ち着きがない」と意味を返還することもできますよね。
つまり「勢いで物事を決める」という言葉は、完全にプラス・ポジティブのイメージを持った言葉とはいいがたいということになります。
ここで「なし崩し」という言葉を多くの人が間違って使っている意味を3つお伝えしてきましたね。
衝撃を受けた人もそうではない人も、次に気になるのは「本当の”なし崩し”という言葉の意味」なのではないでしょうか。
それについては次の章にて詳しく見ていきましょう。
「なし崩し」の本来の意味
あなたはさきほどご紹介してきた“なし崩しの間違った意味”で「なし崩し」という言葉を使ってきたでしょうか?
これまでに何度もその意味で使ってきたがために、急に「その意味は間違っている!」と言われたのであれば、びっくりしてしまいますよね。
それどころか「この記事がおかしいのではないか」「どうかしているのではないか」なんて思うのではないでしょうか。
いいえ。
あなたが間違っていたんですね。
それにあなたの周りの人もおそらく間違った意味で「なし崩し」という言葉を使っていたのではないでしょうか。
でも、本当の「なし崩し」という言葉の意味はどのようなものなのでしょうか?まったく想像もできないですよね。
「崩し」という言葉が使われているからマイナス要素を含んでいる意味を持っているんでしょと誰もが思っていることでしょう。
いいえ、実はそうじゃないんです。
これが日本語のいやぁ~なところですね。
実は、「なし崩し」という言葉には本来”プラス・ポジティブの意味あい”しかないんです。
では、どのような意味を持っているのか詳しく見ていきましょう!
これまでにネガティブ・マイナスなイメージで使ってきた人にとっては驚きの連続を感じることのできる意味がのっているはずですよ!
物事を少しずつ片づけていく
「なし崩し」という言葉には主に“物事を少しずつ片づけていく”という意味があります。
あなたは、物事をもしかしたら“一気に片付けたい”人かもしれないですね。
そのような人にとって、ちまちまと物事を片付けるのはあまり良い気がしないでしょう。
しかし、実際は着実に物事を少しずつ片づけることができるというのは、理想的でよいことなんです。
例えば、勉強にしても仕事にしても物事を少しずつ片づけることができれば、後になって焦ることもないですし、これまでに少しずつ進めてきたということで自信をもつこともできますよね。
つまり、コツコツと何かを続けていくのはプラスの意味を持つということになります。
「崩す」というのは、“やるべきことを片していく”という意味での“崩す”だったということになりますね。
コツコツと積み重ねて、最後に処理する
ひとつ前の項目でもお伝えしましたが、コツコツと物事を積み重ねることによって、最終的にその物事を処理するという意味を持っているのも“なし崩し”という言葉になります。
コツコツと何かに取り組んでいれば、だれでも次第に終わりが見えてくるものです。
一気に片付けるよりかは時間はかかってしまいますが、確実にその最終ゴールまで近づくことができますよね。
つまり、最後の処理までしっかりと向かうことができ、そこに確実にたどりつけるということになります。
「なし崩し」という言葉には、その最終ゴールに近づく・到達するだけではなく、「最終的に処理をする」という意味も持っているんです。
つまり、最後に処理をするということになります。
さきほどは、多くの人が誤用している”なし崩しの言葉の意味”をお伝えしましたね。
そこには「曖昧・うやむうや」という意味が含まれているとお伝えしていました。
つまり、本当の「なし崩し」という言葉の意味には、そのような曖昧にするどころか”何かを終わりにする”という意味が含まれているということになります。
「うやむや・曖昧」という意味で使うとどうしても”物事を中途半端に終わらせる”というニュアンスが強くなりますが、実際の「なし崩し」という言葉の意味はそうではないということになりますね。
それどころか目標としていたことを終わらすことのできるという”よい意味”になります。
じりじりと
コツコツと物事を終わらせる…というと目に見える形でなにかをしていることになります。
しかし、「なし崩し」という言葉には“こっそりと物事を進める”という意味も持っているんですね。
その意味として「じりじりと」という意味があります。
じりじり、じわじわと伝わっていく…そんなものってこの世の中にたくさんありますよね!まさにそれを示しているのが「なし崩し」であります。
形勢を徐々に傾け、その勢いで物事を進めようとするさま
さきほど多くの人が間違った意味で使っている「なし崩し」という言葉の意味についてお伝えしてきましたが、そのなかに“勢いでなにかをしようとしている”状態をお伝えしましたね。
この意味はその意味に似ているように感じる人がいるかもしれません。
ずばり、「形態を徐々にかたむけていき、その傾く勢いで物事を進める」という意味になります。
この場合の“形態を徐々に傾ける”というのは、悪い状態から良い状態への変換している状況をあらわしており、そのよくなる状況にのっとってさらに物事を良い方向へ進めていくさまを表しています。
勢いといっても“形態を傾ける”という意味もあるのでプラスのイメージで使うことができるということになりますね。
本来はポジティブな意味として使われる
これまでに「なし崩し」という言葉の本当の意味についてお伝えしてきました!なかには「本当にこっちが正しい意味なの?」なんてまだまだ信じることができない人もいるのではないでしょうか。
しかし、これが現実です。
こちらが本来の「なし崩し」という言葉の意味になります。
とはいえ、本来の「なし崩し」という言葉の意味を見て多くの方が「まさかこんなポジティブな意味があったなんて!」と思われたのではないでしょうか。
そりゃあ驚きますよね。
ずばり、今回特集していてさらに多くの人が間違った意味で使っている「なし崩し」という言葉の意味は、ポジティブな意味合いで使われる言葉なんです。
つまり、これまでにマイナスやネガティブの要素で使ってきた人にとっては、信じがたいことであり、どんなに自分がこの言葉を間違った意味で使ってきたかを理解することになったことでしょう。
これからは、この正しい意味で「なし崩し」という言葉を使うようにしていきましょうね!あなたから、正しい意味を広げていきましょう。
「なし崩し」の語源
どんな言葉にも必ず語源というのが存在しています。
つまり、今回特集をしている「なし崩し」という言葉にも必ず語源が存在していることになるんですね。
これまでに「なし崩し」にはネガティブではなくポジティブな意味合いの言葉が強いということでお伝えしてきました。
でもどうしてそのようなニュアンスの言葉になったというのでしょうか?どう考えてもパッとみでは「崩し」という言葉が入っているので、マイナス・ネガティブな要素をもっているように感じてしまいますよね。
どうしてそのようになったのか、ここでは語源を確認してさらに「なし崩し」という言葉についての理解を深めていきましょう。
「済し崩し」と本来は書き、「返済」することを意味する
あなたは「なし崩し」という言葉が本来はどのように記載されるのかを知っていますか?いやいや、「なし崩しはなし崩しでしょう?何を言ってるの?」なんて思われているかもしれませんね。
しかし、「なし崩し」という言葉は、本来「済し崩し」と書くことができるんです。
つまり、「済」にする状態に持っていくという意味であり、何を済んだ状態にするのかといいますと“借金の返済”なんですよね。
あなたは誰かからか借金をしたことがあるでしょうか?謝金をしたのであれば、その人からお金を借りているわけですから必ず“返済”をすることになりますし、その義務を発生させることになりますよね。
つまり、「借金を済んだ状態にする」という意味合いで「なし崩し」という言葉が使われていたということになります。
今でも「借金をなし崩しにする」なんて言う言葉でで使われているんですよ!
借金を少しずつ返していくイメージを持つ
しかし、「なし崩し」にするといってもただ単純に借金を返済するということではありません。
どのようなことかといいますと、借金を少しずつ“こつこつと”返済していくことを「なし崩し」といいます。
「なし崩し」という言葉には、良い方向にいくことにのっとってそちらに向かっていくという意味も含まれていました。
しかし、借金の返済に関しては一度に返済する、一気に返済するという状況ではなく、少しずつ返済していくイメージになります。
それに現実的に考えると借金額が多ければ大きいほどに、借金てすべてを一気に返すのってとても難しいですよね。
そのような状態でもしっかりと借金を返し、そして“最終地点である完済”に近づく意味として「なし崩し」という言葉が使われることになります。
もしもあなたが今借金を抱えているのである場合でも、毎月の返済額を支払うことによって“なし崩し”していっているのではないでしょうか?自分の上京に当てはめるとさらに言葉の意味を理解しやすくなりますよ!
なし崩しの間違った使い方・正しい使い方
これまでに本当の「なし崩し」という言葉の意味についてお伝えしてきました。
その意味を語源とともに納得して理解することができたでしょうか?おそらくほとんどの方ができたかと思います。
とはいっても、きちんとした「なし崩し」という言葉の意味を理解したとしても、それがどのように使うのかを知らないままでいると間違った使い方をしてしまうものですよね。
ということで、ここでは“なし崩し”の使い方についてお伝えしていきます。
多くの人がしてしまっている“間違った使い方”とはどのような方法なのか、また「なし崩し」という言葉を正しく使っていくにはどのようにしたらいいのか…ということまでもお伝えしていきます!
ぜひ、ここで使い方を確認してあなたはこれからその使い方を間違えないようにしましょう。
間違った使い方
まずは、間違った使い方を確認していこうと思います。
あなたはすでにこれまでに「なし崩し」という言葉を使用してきたかもしれないですね。
その使い方はおそらく間違っていたことでしょう。
でも自分がまさかその使い方を間違っていたなんてわかっていなかったはずです。
しかし、ここでその間違った使い方を確認することによって、あなたがどれだけの間違いを犯してきたかに気付いてください。
そのあとに正しい使い方を見ていきましょう。
口約束はなし崩しになってしまうよ
この文章はどのような意味を持っているでしょうか。
間違った意味の「なし崩し」で「口約束が曖昧になってしまう」という意味になりますよね。
おそらく、口約束をしたけれどもそれは曖昧なもので、本当の約束かどうかを判断することはできないという意味になるのでしょう。
しかし、これはマイナス・ネガティブ要素で「なし崩し」という言葉が使われているため、間違った使い方になります。
なしくずしに計画したものは意味がない
この文章は「勢いで計画したものは意味がないよ」という意味になります。
これも全体的に見れば“ネガティブな要素を含んでいる文章だな”と判断できますよね。
つまり、本来の意味であるポジティブな要素で使われていないので間違った使い方になります。
なし崩し全国運用へ
この文章は「勢いにのって全国運用へ!」という意味になります。
あれれ、ポジティブな意味合いで使われているように感じるのでこの使い方はあっているのではないか?と思われるかもしれないですね。
しかし、全国運用するには必ずリスクが伴うことになります。
また、全国運用することを勢いに乗って始めるということを知らせるときに「なし崩し」という言葉を使うのは妥当ではありません。
この場合には、普通に「勢いで全国運用にした」と伝えるべきです。
正しい使い方
では、次に「なし崩し」という言葉の正しい使い方についてみていきましょう!
正しい使い方を知っておくことによってあなたはもう二度と「なし崩し」という言葉の意味の使い方を間違えることはないでしょう。
現状維持しながら、事業計画をなし崩しに進めていこう
この文章は「現状維持をしながら、事業計画をこつこつと進めていこう」という意味になりますね。
現状維持という安定感のある言葉、そしてゆっくりとこつこつと進めていくということで“ポズティブ要素”を持っているのを確認できるかとおもいます。
つまり、これは正しい使い方になるんですね。
借金をなし崩しで減らしていった
さきほど「なし崩し」という言葉の語源の欄でもお伝えしましたが、これはよく使われる表現になります。
どのような意味かといいますと「借金をこつこつと減らしていった」という意味になります。
これは、語源でもありますし、さらにプラス・ポジティブな意味合いとして使われていますよね。
つまり、正しく使われていることになります。
借金を完済するまでこつこつと返済するという意味合いのことを誰かに伝えたいときには、「なし崩し」という言葉がぴったりだということも覚えておくといいでしょう。
会社の成績で、社長の発言権はなし崩し的に強大になっていった
この文章は「会社の成績において、社長の発言権はじわじわと強くなっていった」という意味になります。
つまり、社長の権限がどんどん強くなったということであり、前置きにて”会社の成績が良くなっているさま”が表現されていますよね。
つまり、文章全体をみてポジティブな意味合いで使われている言葉になります。
要するに、「なし崩し」という言葉を使うには正しい使い方だということになりますね!
このように少し誰かのことを皮肉をこめていうときにも、全体的な意味合いがポジティブであれば「なし崩し」という言葉を使うことができるようになるということも覚えておくといいでしょう。
「なし崩し」と同じような意味を持つ言葉
これまでに「なし崩し」という言葉についていろいろな角度から意味などをお伝えしてきました。
すでに「プラス・ポジティブな意味合いで使われる言葉」だということは、覚えることができたのではないでしょうか。
しかし、まだ「なし崩し」という言葉を理解できない!もっとわかりやすく説明してほしい!と感じてほしいと思っている人もいらっしゃることでしょう。
そのようなあなたは、ぜひとも“同じような意味合いを持つ言葉”を参考にしてみてください。
「なし崩し」というとどこか難しい印象を感じてしまうものですが、その言葉をいいかえるととても簡単な言葉で意味を表現することもできるんですね。
つまり、「なし崩し」という言葉の意味が分からないのであれば、それらの言葉に言い換えて文章を読み直せばいいということになります。
では、その「なし崩し」と同じような意味合いを持つ言葉を最後に確認しておきましょう。
少しずつ
「なし崩し」という言葉には「じわじわと、じりじりと」という意味合いがありましたね。
それってゆっくりとひそかに何かを進めている、何かが進行している意味合いを持っているかと思います。
「じわじわと」と言い換えることもできますがそれでも意味が理解できないというのであれば「少しずつ」という言葉で言い換えてみましょう!「借金をなし崩し返済した」という例文があるのであれば、「借金を少しずつ返済した」という意味になりますよね。
それだと意味が伝わりやすいのではないでしょうか?
徐々に
「なし崩し」という言葉には、なにかをじっくりゆっくりと進めていくニュアンスが含まれていました。
そのため、ひとつ前の項目でお伝えしたように「少しずつ」という言葉でもいいかえることが可能なんですよね。
その観点からいくと「徐々に」という言葉でもいいかえることができます。
さきほどの例文を使ってみましょう。
「借金をなし崩し返済した」というのであれば、「借金を徐々に返済した」という意味合いになります。
つまり、少しずつ返済していった、少しずつ借金を減らしていった…という意味になりますね!
メディアでも誤用されることが多いので注意!
今回は、多くの日本人が間違って使ってしまっている「なし崩し」という言葉について特集してきました。
いかがでしたか。
おそらく間違った意味合いで「なし崩し」という言葉を使ってしまっている人もいたのではないでしょうか。
そのような間違いがわかるとこれまで使ってきた自分が少し恥ずかしく感じてしまいますよね。
しかし、過去よりも未来に焦点をあてましょう。
これからは正しい意味・使い方で「なし崩し」という言葉を使っていけばいいのです。
それにこの言葉はメディアでも間違って使われていることが多いので、そのメディアに騙されないように気を付けてくださいね。
どんな報道番組でも話していることが正しいとは限らないのと同じことですね!