それはあくまで自分の意見になり、つまり主観的な意見であるということになります。
自分ひとりのものの見方・感じ方によっているさま
主観的という言葉にはその他にも意味が存在しており「自分ひとりのものの見方・感じ方によっているさま」という意味も含まれています。
これはどういうことかと言いますと、簡単に言えば自分だけの感じ方で物事を見ているかどうかということです。
この世界に存在している多くの人が、どちらかといえば主観的な考え方で行動を行っているといえます。
例えば、動物が大好きだったとして目の前に可愛い犬がいればその犬に触りたいと思って行動したりするのが当たり前ですよね。
可愛い犬を見た時に、客観的に見るとこの犬が本当に可愛いかどうかは分からないと考えてその犬に対して興味を示さないようにしたりする人はいないと思います。
このように私たちは日常生活を過ごしながら主観的な目線で様々な物事を見たり、感じたりしているということになります。
しかしながら、これが正しい場合もあれば正しくない場合に繋がったりすることもあります。
具体的にはビジネスの場面においては、自分だけの目線で物事を判断してしまったりすると、視野が狭まってしまい、間違った判断に繋がってしまう可能性があるということです。
客観的・主観的どちらがいいの?
ここまでは客観的に自分を見るための方法についてご紹介していきました。
いつも自分が主観的な意見に凝り固まりすぎてしまっているのであれば、客観的な目線を身につけるためにまずは自分を客観的に見つめ直すことが必要だと言えます。
では、ここで疑問に思うのが結局、客観的な目線と主観的な目線、どの目線を持つべきなのかということです。
ここまでの内容を振り返ってみると、どちらかといえば客観的な目線を持つことが正しいという印象を受けがちですが、それは間違っています。
では、どのような目線やどのようなバランスで物事を見るのが良いのか具体的にご紹介していきたいと思います。
偏るのが好ましくない
客観的な目線や主観的な目線を持つ場合、一番理想のバランスとしてはどちらにも偏らないようにすることが重要だと言えます。
どういうことかと言いますと、物事を客観的に見過ぎても、主観的に見過ぎてもどちらにせよ魅力的な意見にはならないということです。
客観的に見た時はこうで、主観的に見たときはこうだということを理解し、その上で新しい考え方などを導き出すことが重要だということです。
これを日常的に癖付けることによって、より視野を広げることができるようになるはずです。
客観的視点と主観的視点を使い分けよう
客観的な目線と主観的な目線をバランスよく併せ持つことが重要だとお伝えしました。
どちらか片方に寄りかかってしまうと、一方的な意見しか生まれなくなってしまい、魅力的なアイデアは生まれない可能性もあります。
それよりも、客観的な視点や主観的な視点を使い分けながら、どんどん自分の視野を広げていき、問題の根本を理解できるようにすることが重要だと言えます。
なぜならば、問題の根本を正しく把握することによって、本当の意味でその問題を解決する策を導き出すことができるようになります。
根本的な問題を解決できないうわべだけの意見を導き出したところで、根本的な解決にはなりませんので、全くもって意味がない意見になってしまいます。
広い視野を持つことによって、物事の本質などは見抜けるようになるはずです。
これは様々なシーンで活用することができる非常に魅力的な能力だと言えるので、どちらか片方の視点に寄りかかっている人は、バランスを保つことから初めてみてください。
より広い視野で円滑な人間関係を築いていくために
今回は客観的という言葉をテーマにして、客観的という言葉の意味は主観的という言葉の意味、そして自分を客観的に見る方法などをご紹介していました。
どうしても人間は主観的な意見に偏ってしまいがちになり、狭い視野の中で物事を判断してしまいがちになります。
しかしながら、言い換えてみるとこれは非常に大きなチャンスであると言えます。
なぜならば、幅広い視野で物事を見ることができるようになれば、他の人と比べて大きな力の差を生み出すチャンスが存在しているということになるからです。
また、広い視野を持つことによって優れた人間だと思ってもらえるだけではなく、魅力的な人間だと思って次第に人が集まってくるようになります。
そうすることによって円滑な人間関係を形成することも出来ますし、魅力的な人間関係が増えれば人生が豊かになっていきます。
人生が豊かになれば幸せな時間を過ごすことができるようになりますので、客観的な目線を身につけるということは非常に大きなメリットがあるといえます。
この機会に客観的な目線を身につけて、魅力的な人間関係を形成できるように工夫してみてください。
きっと人生が大きく変化していくはずです。