たとえ、自分とは真逆な考え方であったとしても、聞くことによって自分では気づかなかったことに気がつくことができる好機かもしれません。
それは、自分と同じ考え方であったとしても、同じことが言えます。
人は様々な思考を巡らせ、様々な考え方を見出します。
雑談や世間話から難しい話しまで、どんな話しであっても、相手がいてこその行為です。
まずは、相手の話しを聞くことから始めましょう。
同意しながら話しを聞いてくれる
同意しながら話しを聞いてくれる、それによって話しに華が咲いていきます。
相手が自分の話しをきちんと聞いてくれていることがわかりますし、同意を得られることで自信にもなります。
多くの話しは、自分の話しを聞いてほしい気持ちから始まります。
適度な相槌(あいづち)を交えることによって、話しを深掘りしていくことになり、相手の真意をくみ取ることができるでしょう。
「うんうん。」「そうだね。」など、肯定の言葉はまさに魔法の言葉です。
相手に寄り添う気持ちを形としたものと言えますね。
ただし、相槌を通り越してダメ出しに発展してしまうと、相手の話しの腰を折ってしまうことになりかねないので、注意が必要です。
先にも書きましたが、ただ話しを聞いてほしいだけの場合は意見を求めていないことが多いです。
相手の話しを遮(さえぎ)ってまで、自分の中の正論を持ち出すことは控えましょう。
4.表裏がない性格
4個目は、「表裏がない性格」です。
人は、様々な考えや表情を持ち合わせている生きものです。
相手の意見に合わせることもありますし、見えないところで嫌な面が出てしまうこともあります。
二面性や多面性など、様々な顔を使い分けながら世渡りしていることもあるでしょう。
どれも自分であることは間違いないのですが、相手によって違う態度が出てしまったりした時、表裏がない性格からはかけ離れた印象を持たれてしまうでしょう。
とは言え、表裏がない性格と言うのは一言では言い表せないものです。
性格はそう簡単に変えることはできませんし、良くも悪くも自分を表す要素です。
だからこそ、下記に挙げる事を意識し、少しずつ自分の性格に取り入れていきたいですね。
人のことを悪く言わない
人のことを悪く言わない、これは当然のことです。
とは言え、喜怒哀楽の感情を持っている以上、些細なことで相手に複雑な感情を持ってしまうことがあることは否定できません。
自分よりも優れている、自分の好きな人と距離が近いなど、相手が自分よりも優位な立場にあったり、自分の意見を否定されたりした時、その相手を悪く思う感情が芽生えます。
しかし、人のことを悪く言っても、気持ちが晴れるどころか、更に相手に対する負の感情が増していくことも考えられます。
自分は自分、人は人、皆違って皆良いのです。
その違いを受け入れ、思いどおりにいかないこともあると割り切ることも必要です。
人のことを悪く言わないことは、引いては自分自身の価値を下げないことにもなります。
人のことを悪く言う人に対して、良い気持ちはしないことは言うまでもないでしょう。
自分が悪口を言ってしまうと、自分自身も誰かに悪口を言われることになってしまうので、何も良いことはありません。
隠し事などをしない
隠し事などをしない、これも人として当然と言えば当然ではないでしょうか?
「噓も方便」と言う言葉もあるにはありますが、隠し事をする理由によっては当てはまりません。
たとえ、相手のためを思っての隠し事であったとしても、隠し事をされた側にしたらどう思うでしょうか?
本当のことを知らずに、偽りの平穏を得ることが幸せなのでしょうか?
嫌なことであっても、本当のことを知ったうえでどうするかを決めるのは相手自身です。
本当に相手のためを思うのであれば、隠し事をしないで、正直に伝えることこそ優しさだと思います。
包み隠さず伝えることで、相手は自分を信じてくれていると自信が持てるでしょう。
嬉しいときなど素直に表現する
嬉しいときなどに素直に表現する、これは癒されますね。
何かをしてもらった時などに限らず、ほんのささやかなことにも嬉しさを感じたのであれば、それを素直に表現することは良いことです。
相手の嬉しい顔や雰囲気を見ていたら、見ている側も嬉しい気持ちなれるでしょう。
人の感情は、周りの人々にも伝わっていきます。
同じ伝わるなら、嬉しい感情の方が周りの人も一緒に幸せな気持ちになれるでしょう。
そうやって、「嬉しい」の連鎖で満ち溢(あふ)れ、自分にも相手にも周りにも更なる幸せが舞い込むと良いですね。
時には厳しくアドバイスをする
時には厳しくアドバイスをする、これも欠かせないことです。