CoCoSiA(ココシア)

嫌いから好きになる恋愛心理とは?5...(続き2)

それを見てから判断してもおかしくないのですが、第一印象で「好き、嫌い」を決めてしまうようです。

評価が低すぎた

第一印象で「嫌い!」と評価されてしまうということは、まだまだ相手の好きになる部分を公開していないということになります。

「好きになれる」部分も明らかにしてから、「嫌い」と「好き」のどちらが上に来るかということです。

第一印象で「嫌い」となった時には、「好きになれる要素」を見ていないわけで、その「好きになれる要素」が決定的な優れたものであれば、最初の評価が低すぎたということに気付くはずです。

その優れたところを知った時には、「えっ!そうだったの!」と低い評価をした自分を後悔するはずです。

「それなら、もう一度スタートラインに立とう」となります。

改めてお付き合いを始めると、これまで見せていなかった優れたものが次々と現れて、それに感動して「胸キュン」になってしまうのです。

最初の相手の評価が低すぎたと分かった時に起こる現象なのです。

少しでもいいところはどんどん加点になる

そのお相手の男性は、普段の生活では使い古しのようなダサい服装で過ごしていたけれど、いざデートとなると変貌して登場すると、その有様を見るだけで驚きを隠せません。

白いパンツにネイビーの靴、テーラージャケットをさりげなく羽織ってやって来ると、それだけで圧倒されてしまうようです。

「おまたせ!」などとさりげなく挨拶されて、「じゃあ、行きつけのバーで少しリラックスしましょう」などとリードされると、もう「胸キュン」になってしまいます。

嫌悪感のあった服装やスタイルは、見事にコーデされたスタイルに変貌してるし、言葉遣いも男らしくリードしてくれるし、わたしが好きそうなお店にも案内してくれそうだし、新しく発見したことはドンドン加点されていくのです。

改めての彼の印象は、全く異なった物となってしまいます。

最初の印象が低いと、少しでもいいところは加点されて「好き」になっていくようです。

2.嫌いな部分だけが記憶にあった

一般的に女性は、「好き」よりも「嫌い」の方が記憶に残りやすい脳の構造らしいです。

男性の場合は、嬉しいとか楽しいなどの前向きな感情が記憶に残りやすいのですが、女性の場合は悲しい、辛い、苦しいなどの後ろ向きの出来事が強く印象に残るようです。

だから、男性は嫌なこともあるけれども、それを超える楽しい出来事をすぐに記憶できるのです。

その楽しい思い出が嫌なことや辛いことも忘れさせるのです。

このように、男女では記憶に残り方が少し異なりますが、嫌いな部分というネガティブな記憶が残りやすいのは、女性の性格とも言えます。

そして、その嫌いな記憶というのが非常に根強くて、これまでの人生をも一瞬にして変えてしまう力も備えているようです。

久しぶりに行った中学校の同窓会で、仲の良い友人と再開して昔話に花を咲かせて楽しい気分になって騒いだのです。

久しぶりに再会した仲間は、体型も雰囲気も変わっていて誰だか分からなかった人もいたのですが、自己紹介をすると「あ~、あんただったの!わからなかった」などと旧交を深めるのです。

楽しい同窓会もお開きになって、帰る準備をしていた時に、出口で肩をぶつけて来た人がいました。

「よっ!おれだよ!」という声に聞き覚えがありました。

昔のいじめっ子なのでした。

学校の帰り道に待ち伏せしていて、足で蹴ったり肩を小突いたりして悪さをしていた男でした。

もう大人になっているので、さすがにそんなことはしませんが、雰囲気から当時の記憶が蘇ったのでした。

こんな男の子には関わらないようにしようと心に決めていたことも、それだけは記憶に残っていたのです。

もちろん挨拶だけで別れましたが、嫌いな部分だけが記憶に残っていたのでした。

いじめっ子だとしたら、当時はわたしに興味があって近づいてきていたので、照れくさくてそんな態度になったのかも知れなかったとも思いました。

もう少し、話をしてをしてみたら、彼のことがよく分かったかもしれないと反省もしたのです。

その人の一部しか見えていなかった

ある人を嫌いになるということは、何かの嫌いになる根拠があるはずです。

自分がこれだけは嫌だと思っていることをされた時には、当然その人を嫌いになります。

例えば、4~5人で鍋を囲んで鍋料理で食事をする時に、潔癖症の女性は鍋に直に自分の箸を突っ込んで取り分けることを嫌がります。

ちゃんと菜箸・お玉・トングを用意してそれで取り分けるのが好きなのです。

無神経な男性は、ナメナメしながら自分の箸で平気で取り分けるのを見ると、この人とは鍋料理は一緒に食べないと決心するようです。