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嫌いから好きになる恋愛心理とは?5...(続き4)

恋愛も、「嫌い」が急に「好き」に変わってしまうところから、どちらに変わるかもわからないことから「紙一重」と言われるようなのです。

好きが嫌いになることもある

「嫌い」が「好き」に劇的に変わることがありますが、この逆もあるのです。

どこに行くのもずっと一緒で、時間があればふたりでイチャイチャしていた二人が、ある日から急に会わなくなったのです。

ポツンとひとりで寂しそうにしている彼女を見つけて、「今日は彼氏と一緒じゃないの?」と尋ねると、「あんな人は大嫌い!」と叫んで涙ぐんでしまうのです。

「大好き」が「大嫌い」になってしまったのは、何かのキッカケがあるはずです。

「嫌い」が「好き」になるのは、何か知らなかった事実を知ってしまって感動したとか、自分にとって大事なことを守っていてくれたとか、厚意や熱意を知って感動した時です。

「好き」から「嫌い」への変化もこれの逆バージョンで、自分にだけ好意を寄せていたと思っていたら、あちこちで隠れて浮気をしていたとか、裏切りの行為がわかった時などです。

女性がマイナス思考になった時には、「好き」から「嫌い」への転換が超速いことと、この記憶は生涯消えないものです。

5.嫌いな相手を自分の中で嫌な人にしていた

人を嫌いになる時には、その人の行動や容姿、話し方などが気に入らないと感じる「嫌悪感」を覚えた時が多いものです。

しかし、そんなことだけでなく、何かの期待をしていたけれども、まったくそれに答えてくれないなどの期待外れの場合です。

例えば、グループで集まってクリスマスパーティーの飾りつけをしようとした時に、彼は美的センスがあるから、いろんな飾り物をうまく部屋に配置してくれると期待していたけれども、まったくその気がなくていいかげんな態度でヘラヘラしているだけです。

そんな態度を見た時に、脳にスイッチが入って「嫌いな人」と記憶してしまったのです。

すると、どんな場面でも彼が登場すると、「嫌な奴が来た」と思い込んでしまい、その人を「嫌いだ!」と思い込んでしまうのです。

勝手に自分の期待に応えてくれなかったと認識するだけで、その人を嫌な人に位置づけていたのです。

「勝手な期待」が「勝手な失望」に変わったとでもいうのでしょうか。

自分の中でいつの間にか「嫌な人」に変えてしまっていたのです。

そこまで嫌う相手ではなかった

ところが、そんな人が自分が想像していなかったようなことをやってくれて、大いに助かることがあるのです。

「ええっ、あの人がこんなことをやってくれたの?」と感激なのです。

驚きが喜びに変わって、「そこまで嫌う理由がなかったわ」と再認識してしまうのです。

本当は優しくて気が利く人なんだということがわかったとたんに、「嫌な人」から「好きな人」に変わるようです。

そこまで嫌う相手ではなかったということなのです。

嫌いから好きになる5個のきっかけ

恋愛とは不思議な感覚が働くようです。

心理学の考え方では、「好意の獲得・損失効果」というものがあります。

これによると、最初の印象が悪い方が、何か良いところを見つけた時に好意の跳ね上がり方が大きくなるという心理のことです。

簡単に言うと、サッカーの試合でも、キックの上手な選手がゴールすることよりも、キックが下手でやっと試合に出れたような選手がゴールすると、応援団は嬉しくて割れんばかりの拍手をするものです。

期待していなかった選手の活躍は、期待した選手の活躍よりもより感動して心を揺さぶられるのです。

恋愛のシーンでも、まったく頭になかった男性から、優しくて勇気のある告白をしてくれると、頼もしく感じて心を揺さぶられることになるものです。

最初のうちはどん底の評価であっても、キッカケ次第では一気に大好きな人になれるところがおもしろいのです。

どんなきっかけがあるのか、ちょっと覗いてみたいと思います。

1.ギャップ

顔はよく知っているけれども、挨拶程度でゆっくりと話したこともない人がいました。

割と無口で堅ぐるしい雰囲気の人でした。

あるパーティーで、たまたま同じ円卓のテーブルにつきました。

隣り合わせになったのです。

そして、乾杯の後でテーブルに置かれた料理をバイキング形式で自分で取り分けて食べるようになっていました。

何を取ろうかなと考えていると、その様子を見てすかさず「美味しそうなものをお取りしましょう」といって、お皿に何品かの料理を取り分けてくれたのでした。